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ハイチで「絆プロジェクト」始動
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南スーダン 2次隊、近く出発 真駒内で 施設部隊の壮行行事 南スーダンPKOへの派遣を前に、壮行行事で渡辺副大臣の訓示を受ける12施群、13施隊など施設隊2次隊の隊員(5月25日、真駒内駐屯地で)
6月に国連南スーダン共和国ミッション(UNMISS)に派遣される南スーダン派遣施設隊2次隊の壮行行事が5月25日、真駒内駐屯地で行われた。 駐屯地の総合グラウンドに整列した施設隊2次隊長の松木信孝2陸佐以下327人の派遣隊員に対し、渡辺副大臣が「自衛隊の活動は南スーダンの人々から大変期待されている。諸官は南スーダンの国づくりへの貢献を通じて日本国の強さと優しさを人々に伝えてくれるものと期待している」と訓示、激励した。 続いて有吉登聖11旅団長が、田中大臣が派遣した調査団報告に基づき、任務遂行上、現地の治安に問題のないことが確認されているとした上で、「安心して任務に就くとともに、訓練成果を遺憾なく発揮し、日本隊の本格的活動の先駆け部隊として11旅団をはじめとする原所属部隊の精強さを知らしめてもらいたい。称賛される成果を上げ、一人も欠くことなく無事の帰還を祈る」と訓示した。 最後に松木隊長が「隊員一丸となって国連のミッションに最大限に寄与し、南スーダンの国民の心に残る日本部隊らしい支援を行い、任務完遂に努めます」と力強く決意を表明した。 南スーダン派遣施設隊2次隊は、11旅団(真駒内)をはじめ、12施設群(岩見沢)、13施設隊(幌別)などの北部方面施設隊、北部方面後方支援隊(島松)など北方主力で編成され、6月上旬から先発隊や第1波が順次現地入りを開始する。現在ジュバに展開する1次隊とは、6月下旬までに完全に入れ替わる予定。 |
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1次支援要員が帰国 2次要員現地入り 司令部も順次交代 国連南スーダン共和国ミッション(UNMISS)に派遣されている隊員の交代に伴い、現地支援調整所1次要員(ジュバ本部およびウガンダ班)の藤本昭基3陸佐以下12人が5月26日、帰国した。同調整所2次要員の松岡誠一郎1陸尉以下16人はすでにジュバ入りしている。 司令部要員についても交代が始まり、第2次要員の兵站幕僚を務める古満裕一郎3陸佐と情報幕僚の田中孝明3陸佐の2人が同日、成田空港を出発した。2人は南スーダンの隣国ウガンダで数日間の研修を受けた後、ジュバに入る。 一方、主力を担う施設隊1次隊は、隊長の坂間輝男2陸佐以下約210人が、UNMISS敷地内の陸自宿営地で引き続き生活基盤の整備を進める傍ら、ジュバ市内で道路工事などを行っている。 |
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沖ノ鳥島沖約700キロ 中国艦3隻を確認 無人機の飛行訓練も 「ジャンカイⅡ」級フリゲートと、同艦から飛び立った無人機(右)
5月14日午後11時から同15日午前零時ごろにかけて、宮古島の北東約110キロの海域を太平洋から東シナ海に向けて北西進する中国海軍の「ジャンカイⅡ」級フリゲート(満載排水量3900トン)2隻、「ドンディアオ」級情報収集艦1隻の計3隻を、海自5空群(那覇)のP3C哨戒機が確認した。 この3隻は4月29日、鹿児島県屋久島の西約430キロの海域を東シナ海から太平洋に向けて東進し、その後、沖ノ鳥島東約700キロの海域で無人機の飛行訓練を行っていた。 |
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アデン湾 海賊対処水上部隊 船団護衛350回超に 2009年の1次隊から通算で「333回」目の船団護衛を達成、護衛艦「むらさめ」のヘリ甲板で記念写真に収まる乗員たち(2月25日、アデン湾で)
24時間体制で目光らす 11次隊 各国部隊と親善交流も アジアとヨーロッパを結ぶアラビア半島沖の航路帯アデン湾の安全を守るため、2009年4月から船団護衛任務を行っている海自の「海賊対処水上部隊」は現在、1護隊司令の山本克也1佐を指揮官に、護衛艦「むらさめ」(4550トン、艦長・松野征治2佐)と「はるさめ」(同、艦長・佐藤誠2佐)で編成された第11次隊が現地で活動している。
11次隊は年明けの1月21日に横須賀を出発。アデン湾に向かう途中、海賊対処を想定した洋上監視、ヘリコプターの緊急発艦、機関銃射撃、機動艇による船舶への近接などの訓練を続け、2月13日に海自P3C哨戒機部隊「海賊対処航空隊」が拠点とする東アフリカのジブチに入港した。ここで10次隊(護衛艦「たかなみ」「おおなみ」、6護隊司令・水間貴勝1佐以下約370人)から任務を引き継ぎ、11次隊は民間船舶の護衛活動を開始した。 2月25日には1次隊からの通算で「船団護衛333回」を無事達成、「むらさめ」ヘリ甲板に関係者が集合して記念写真の撮影などを行った。ちなみに船団護衛は5月27日現在、通算358回に達している。 乗員たちはアラビア半島からの砂塵が舞う灼熱の洋上で、昼夜を問わず神経を張り詰めた作業を続けるため、課業外に艦上体育などを行い、それぞれリフレッシュしながら任務を継続。 部隊は中東のバーレーンに置かれたCMF(有志連合水上部隊)司令部や、海自P3Cなど各国航空部隊からの海賊に関する情報提供を受けながら24時間体制で不審船に対処、海賊行為の予防に努めてきた。 4月には海自P3Cが長梯子を積んだ不審船を上空から発見、直ちにCMF司令部に通報し、各国連携でこれに対処している。 こうした中、燃料や糧食の補給と乗員の休養のため、部隊は定期的にジブチに寄港。乗員は日本大使館主催の東日本大震災追悼式に出席したり、米軍など関係部隊と交流するなど、親善活動も実施。また、港内では護衛艦乗り組みの水中処分員らが潜水訓練などを行い、技量の維持を図っている。 ジブチ港には2009年、2次隊として派遣された「はるさめ」乗員が描いた浮世絵風の壁画が残っており、3年ぶりにジブチを訪れた同艦乗員は傷んだ壁画の修復作業も行った。 同隊の任務を引き継ぐ12次隊(護衛艦「いかづち」「さわぎり」、5護隊司令・山崎浩一1佐以下約400人)は5月11、12日に日本を発っており、6月上旬にも現地に到着の予定。11次隊は任務を引き継ぎ、同月下旬以降には帰国の予定だ。 民間商船で編成された船団を護衛中、異常はないか艦上から双眼鏡で洋上をくまなく監視する11次隊の隊員
ソマリア沖アデン湾の強い西日を浴びながら、艦橋で周囲に目を光らせ、不審船などを警戒する護衛艦の乗員
寄港先のジブチ湾内で、練度維持のためゴムボートを使って潜水訓練などを行う11次隊の水中処分員ら
3年前に「はるさめ」乗員がジブチ港に残した浮世絵風の壁画を、今回の再訪で修復した乗員たち
単調な洋上勤務での楽しみの一つは食事。任務を終え、名物の「金曜カレー」に舌鼓を打つ11次隊の隊員 |
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「自由の女神」をバックにNYの海自「しらね」 ニューヨークの「自由の女神」像の前を航行する護衛艦「しらね」(5月23日=米海軍のHPから)
米英戦200周年の記念行事に参加 海自護衛艦「しらね」(7200トン、艦長・竹内修1佐)は5月23日、米ニューヨークで開催された米英戦争200周年記念行事に参加した。 米海軍や参加国海軍等の友好親善と相互理解の増進を図るため派遣されたもので、米海軍のほか、海自、仏、メキシコ、スペイン海軍など11カ国の艦艇約20隻がニューヨークのマンハッタン島とブルックリンを結ぶベラゾノ橋をくぐり、自由の女神がそびえ立つニューヨーク湾をパレードした。 「しらね」は同26、27の両日に艦内を一般公開した後、30日にニューヨークを出港。6月下旬にハワイ周辺海域で行われる米海軍主催の環太平洋合同演習(リムパック)に参加する予定。 |