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日マレーシア防衛相会談 初の防衛協力覚書
軍種間交流、装備・技術で具体化
(2018年9月11日)
2018年9月25日更新
小野寺防衛相は9月11日、来日したマレーシアのモハマド・ビン・サブ国防相と防衛省で会談し、両国間で初となる「防衛協力・交流に関する覚書」に署名した。両氏はこれに基づき、軍種間交流や装備・技術分野など幅広い分野で協力を具体化させていくことで一致した。
モハマド氏は今年5月、マレーシアで15年ぶりに首相に返り咲いた親日家のマハティール氏(93)率いる新政権の発足に伴い、国防相に就任。小野寺大臣とは今年6月にシンガポールで開かれたシャングリラ会合(アジア安全保障会議)以来の再会となった。
会談の冒頭、小野寺大臣は2014年3月に起きた「マレーシア航空370便」の消息不明事案に触れ、「当時、防衛大臣だった私は直ちに自衛隊の航空機を(国際緊急援助隊として)派遣し、捜索協力を指示した。私自身も捜索拠点となった貴国のスバン空軍基地を訪問し、両国の緊密な協力を今でもよく覚えている。今回の『覚書』はその時、私から『署名に向けて共に努力していきたい』とお願いしたものであり、・・・
防衛関連ニュース
小野寺大臣と豪の新国防相が電話会談
(2018年9月3日)
2018年9月25日更新
小野寺防衛相は9月3日、オーストラリアの新内閣発足で国防相に就任したクリストファー・パイン氏と電話会談し、日豪両国が「特別な戦略的パートナーシップ」の強化に向けて引き続き協力していくことを確認した。
小野寺大臣は就任への祝意を伝えるとともに、「日本の同盟国である米国以外で豪州ほど緊密かつ高いレベルで協力している国はない」と発言。
これに対し、・・・
防衛関連ニュース
日本・ASEANの防衛次官級が会合
「法の支配」推進で一致
(2018年9月9日、10日)
2018年9月25日更新
日本とASEANの連携をアピールする各国の防衛当局次官級の参加者。左から6人目は真部朗防衛審議官(9月10日、名古屋市のホテルナゴヤキャッスルで)=防衛省提供
防衛省主催の第10回「日ASEAN防衛当局次官級会合」が9月9、10の両日、名古屋市内のホテルで開かれ、日本と東南アジア諸国連合(ASEAN)が緊密に連携し、「法の支配」を中心とする普遍的価値の共有を進めていくことで一致した。
会合には日本をはじめ、ASEAN加盟全10カ国と同事務局から次官クラスが参加。真部朗防衛審議官が議長を務めた。
歓迎あいさつを行った大野防衛大臣政務官は、同会合が10周年を迎えたことへの祝意を表した上で、ASEANの「一体性の強化」に向けた関係者の尽力に謝意を示し、「今後も・・・
防衛関連ニュース
陸自と英陸軍 国内で初の実動訓練
北富士などで統合火力誘導を演練
(2018年9月30日~10月12日)
2018年9月25日更新
陸自と英陸軍は9月30日から10月12日まで、北富士、王城寺原両演習場などで日英共同の実動訓練「ヴィジラント・アイルズ(用心深い島々)」を行う。陸自が国内で英陸軍と訓練を実施するのは初めて。
陸自は富士学校長の田祐一陸将を担任官に、富士教導団などから隊員約60人、英軍は野戦軍司令官のパトリック・サンダース中将を担任官に、第1情報・監視・偵察旅団(ロンドン)の約50人が参加する。
訓練は・・・
防衛関連ニュース
USO顕彰式 3自衛隊6人を表彰 日米関係強化に貢献
(2018年9月8日)
2018年9月25日更新
記念の盾を手にする(左から)中瀬2曹、リード3曹、松下1曹、前田曹長、川村2曹、藤元准尉(9月8日、東京都港区のニュー山王ホテルで)
世界中に駐留する米軍人とその家族の福利厚生サービスを提供している米国の非営利団体「米国慰問協会(USO)」の日本支部が毎年開催する顕彰式「サービス・サルート・ゲーラ」が9月8日、東京都港区のニュー山王ホテルで行われ、陸海空自隊員6人が表彰された。
式には、在日米軍兼第5空軍司令部のテレンス・グリーン最先任上級曹長をはじめ、自衛隊からは統幕の荻野浩幸最先任、海自の関秀之先任伍長、空自の横田雅宏准曹士先任など日米の関係者約200人が出席した。
今年の自衛隊の受賞者は、中央業務支援隊(市ヶ谷)の藤元春光准陸尉、22普連(多賀城)の川村竜也2陸曹、4空群4整備補給隊(厚木)の中瀬さつき2海曹、自衛艦隊(横須賀)のリード・優里子3海曹、作戦システム運用隊(横田)の前田誠空曹長、岐阜病院の松下典生1空曹。6人は日米関係の強化やボランティア活動などの功績が評価された。
グリーン最先任上級曹長は受賞者に対し「・・・