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第2回「日米女性フォーラム」に50人
「女性自衛官を9%以上に」
(2018年6月27日)
2018年7月5日更新
防衛省は6月27日、女性隊員の活躍を推進するため、女性自衛官と在日米軍の女性軍人による第2回「女性フォーラム」を省内で開催し、キャリア・マネジメントや男性側の意識改革について意見交換した。福田政務官は開会のあいさつで「防衛省では女性自衛官の割合を現在の6.5%(約1万5000人)から2030年までに9%以上にする目標を立てている。世界有数の先進的な存在である米軍の経験を参考にさせていただき、日本でも意志と能力のある女性自衛官が持てる力を発揮できる組織を作り上げたい」と述べた。
キャリア形成、意識改革など議論
昨年2月に続き2回目となる「女性フォーラム」には、日本側から統幕首席後方補給官の近藤奈津枝海将補を筆頭に、陸海空自の幹部と准曹計15人が出席。
米側からは第5空軍(横田)幕僚長で日系4世のジーン・喜恵子・アイゼンハット大佐以下、戦闘機パイロットや潜水艦乗りを含む陸海空海兵隊の幹部と下士官計19人が参加し、意見交換した。近藤将補がファシリテーター(進行役)を務めた。
会場には防衛省の武田博史人教局長、人事計画・補任課の廣律子課長をはじめ、陸幕人教部長の森下泰臣将補、海幕人教部長の園田直紀将補、空幕人教部長の鈴木康彦将補のほか、人事担当者ら計約50人が参加して聴講した。
米軍の女性軍人の比率は現在約15%で、4軍種の全職域と全配置が女性に開放されている。今回は、防衛省が昨年4月に発表した「女性自衛官活躍推進イニシアチブ」により、全自衛隊で女性自衛官の配置制限が実質的に撤廃されたことを踏まえ、(1)・・・
防衛関連ニュース
大阪北部地震 災派部隊が撤収 高槻、茨木市長から謝意
(2018年6月27日)
2018年7月5日更新
大阪府北部で6月18日に発生した震度6弱の地震の被災地で入浴支援などに当たってきた陸自部隊は26日午後9時半、府知事からの撤収要請を受けて災害派遣活動を終了した。
36普連(伊丹)と中部方面後方支援隊101補給大隊(桂)が入浴支援を行った高槻市の古曽部防災公園では27日、濱田剛史高槻市長が現地を訪れ、隊員らに直接、謝意を述べた。
市長は「自衛隊の皆さまには発災後、連絡幹部や給水車などを派遣しての迅速な給水活動や入浴支援に加え、損壊家屋への応急対策など、さまざまな支援をいただき、感謝申し上げます」と述べ、撤収する隊員たち・・・
防衛関連ニュース
大阪北部地震 住民と触れ合う
〝自由ノート〟に感謝の言葉
2018年7月5日更新
入浴支援の災害派遣活動を終え、帰隊する中方後支101補給大隊の隊員を見送る濱田剛史高槻市長(左端)ら地域住民(6月27日、大阪府高槻市の古曽部防災公園で)
陸自の野外風呂を訪れ、隊員と交流する地元の子供たち(6月21日、高槻市の古曽部防災公園で)
・・・他
6月18日に発生した大阪北部地震の被災地で住民の生活支援に当たっていた陸自の災害派遣部隊は、同26日、大阪府知事からの撤収要請を受け、9日間に及んだ活動を終えた。
今回の給水・入浴支援を中心とした災害派遣では、隊員と地域住民が触れ合う機会が多く、活動する隊員に被災者が感謝の言葉をかける場面も多く見られた。
3後支連(千僧)が展開した茨木市若園公園と101補給大隊(桂)が拠点とした高槻市古曽部防災公園の陸自野外風呂の待合所には、・・・
防衛関連ニュース
北朝鮮タンカーまた「瀬取り」東シナ海で
(2018年6月21日、22日)
2018年7月5日更新
接舷しホースを接続する北朝鮮船籍タンカー「YUPHYONG5号」(左)と船籍不明の小型船舶(6月21日午前9時10分ごろ、東シナ海の公海上で)=補給艦「はまな」が撮影
国連の制裁対象となっている北朝鮮船籍タンカー「YU PHYONG 5号」が6月21、22の両日、東シナ海の公海上で船籍不明の小型船舶に横付けし、制裁逃れの密輸目的で物資を積み替える「瀬取り」を行った疑いがあることを防衛省が27日、発表した。
両日とも同じ船舶同士が中国・上海の南南東約400~450キロの沖合でホースを接続しているのを、海自第1海上補給隊の補給艦「はまな」(佐世保)が確認。22日には両船舶の分離後、小型船舶が・・・
防衛関連ニュース
陸自13、14旅団が協同転地演習
2018年7月5日更新
陸自13旅団(海田市)は北部方面区で、14旅団(善通寺)は東部方面区でそれぞれ「協同転地演習」を実施している。
13旅団は6月15日から陸・海・空路を使用して北方の矢臼別、上富良野演習場などに展開、一方、14旅団は7月4日から東方の沼津海浜訓練場に向けて進出し、各種射撃訓練などを行っている。ともに岸川公彦中方総監が担任官を務め、13旅団は約2400人、車両約900両が参加、民間船「はくおう」を・・・
防衛関連ニュース
「英気を養い良い仕事を」
荒木空幕副長「ゆう活」呼びかけ
(2018年6月26日)
2018年7月5日更新
空幕各部署で隊員に「ゆう活」の実施を呼びかける荒木空幕副長(右)=6月26日、防衛省で
【空幕】荒木文博空幕副長は6月26日、平成30年度ワークライフバランス(WLB)推進強化月間の取り組みの一環として防衛省の航空幕僚監部内を巡回、「ゆう活(ゆうやけ時間活動推進)」の積極的な活用を呼び掛けた。
荒木副長は空幕基地対策室を皮切りに、全ての執務室を訪れた。
副長は「組織が精強性を保つためには、まず心身から健康でなくてはならない。仕事と私生活の調和を図れる環境づくりは管理者の責務だ」と強調。「『ゆう活』を含めた働き方改革は、・・・