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空幕長、空自ビジョンをスピーチ
比で各国参謀長と意見交換
(2018年6月7日)
2018年7月3日更新
【空幕】丸茂空幕長は6月6日から9日まで、フィリピン空軍司令官のジェラルド・リオ・キンタナー中将の招きで同国を訪れ、ケソン市で開かれた同軍主催のエア・フォース・シンポジウムに出席した。
7日のシンポジウムは「新たな安全保障課題への対応のためのエア・パワーの利用―平和と強靭な発展のために」をテーマに開かれ、丸茂空幕長は「航空自衛隊のビジョン―俊敏性、適応性及び・・・
防衛関連ニュース
「海軍作戦計画作成教育プログラム」開催
9カ国33人参加 海幹校
(2018年6月18日~29日)
2018年7月3日更新
「海軍作戦計画作成手順教育プログラム」の開講式であいさつする湯浅学校長(壇上)。右側の列は米海軍大学の教授たち(6月18日、東京・目黒の海自幹部学校で)
海自幹部学校(目黒)は6月18日、アジア太平洋地域8カ国の士官ら17人を迎え、人道支援・災害救援(HA/DR)分野に関する「海軍作戦計画作成手順教育プログラム(APNIC)」を開催した。同29日まで行われる。
APNICは、米海軍大学が設ける「海軍作戦計画作成手順(NPP)」の教育をアジア太平洋地域の若手士官に対して行うことで、大規模災害時に多国間が連携し、円滑にHA/DR活動を行うためのもの。米太平洋艦隊司令部が主催し、米海軍大学の教授陣が教育を担当、海自の幹部学校で開催されている。
3回目となった今回は、・・・
防衛関連ニュース
日本の防衛を支える<9>
多摩川精機株式会社 小池弘晃部長に聞く
2018年7月3日更新
平成29年度「防衛基盤整備協会賞」を受賞した多摩川精機の(前列左から)川尻秀寛氏、熊谷隆志スペーストロニックス研究所理事、池上幸紀氏と、(後列左から)小池弘晃・多摩川精機販売特機営業部長、関重夫・多摩川精機社長、山本浩スペーストロニックス研究所所長付=昨年11月24日、ホテルグランドヒル市ヶ谷で
長野県飯田市の多摩川精機本社・第1営業所。他の国内営業所や海外拠点も含め、内外にネットワークを築き、製品を届けている
防衛装備品の〝心臓部〟を製造
地対艦ミサイルから16式機動戦闘車まで――。陸海空自衛隊の多くの防衛装備品に各種精密機器製品を供給する多摩川精機は、「技術を育て、技術を売る」をモットーに製作・開発を続け、防衛基盤を下支えしている。
◇ ◇
多摩川精機は長野県飯田市に本社を置き、国内外に工場や営業所を展開、今年で創業から80周年を迎える。戦時中は97式艦上攻撃機に搭載する「油量計」を製造し、防衛装備品を社の出発点としている。
社名の由来は、青雲の志を抱いて長野県から東京・蒲田に上京した創業者の故萩本博市会長が1938年(昭和13年)3月に会社を創立する際、近くに多摩川が流れていたことから。
現在は工場設備関連から遊戯関連まで五つのマーケットに数千種類もの製品を供給。このうち航空・宇宙・防衛関連製品群では、陸海空自の防衛装備品の〝心臓部〟とも言える重要な製品を提供している。
主要製品のモーター、センサー、ジャイロの三つを〝三種の神器〟とし、付加価値を付けて発展させ、ミサイルの発射制御器、航空機用の計器、慣性計測装置などを製品化し納入。例えば・・・
◇多摩川精機株式会社
1938年3月創立。代表者は萩本博幸会長、関重夫社長。社員数約750人。長野県飯田市に本社、青森県八戸市などに工場を置く。直系子会社は海外法人も含め計14社。
防衛関連ニュース
豪国際射撃競技会 拳銃各個射撃応用
陸自7師団初の快挙 角谷3曹が1位
(2018年4月27日~5月11日)
2018年7月3日更新
豪国際射撃競技会で訓練成果を発揮、陸自選抜チームの国際マッチ3位入賞に貢献した11普連の角谷3曹(右)と杉山3曹(左)=東千歳駐屯地で
【11普連=東千歳】豪州で4月27~5月11日に行われた国際射撃競技会「AASAM2018」に11普連から選抜された角谷俊3曹(4中)、杉山和樹3曹(本管中)の2人が出場。成果を上げ、駐屯地に凱旋した。
豪州・パッカパンニャル訓練場で行われた競技会には18カ国から180人を超える選手が出場。角谷3曹、杉山3曹は富士学校で実施された最終選考を勝ち抜き、・・・
防衛関連ニュース
空自体験飛行 参加者募集 入間でのC2体験飛行は初
(2018年10月20日)
2018年7月3日更新
空自は平成30年度自衛隊記念日行事の一環として、10月20日(土)に全国の4基地で体験飛行を行う。現在、参加者を募集しており、締め切りは7月25日(必着)。
今回、入間基地での体験飛行では最新鋭機のC2輸送機が初めて使われる。他はCH47輸送ヘリで、三沢、入間、芦屋、那覇の4基地で行われる。定員は三沢、芦屋、那覇が120人で、入間はC2が200人、CH47Jが180人。小学生以上が対象で、小学生は保護者同伴、未成年者は親の同意が必要。
応募は往復はがきで、往信面表面に〒162―8804東京都新宿区市谷本村町5の1航空幕僚監部広報室「体験飛行朝雲係」、同裏面に①搭乗希望者(全員)の(1)郵便番号(2)住所(3)電話番号(4)氏名(ふりがな)(5)年齢(6)職業(学年)②搭乗希望基地名(1カ所、入間は希望機種も)――を記入。返信面表面に応募者の郵便番号、住所、代表者の名前を記入し、同裏面には何も記入しない。
1通で応募できる人数は成人が最大2人、小学生以上の未成年を含む家族(成人は2人まで)、中学生以上19歳までのグループなどは最大5人まで。
抽選結果は9月中旬に返信はがきで通知される。問い合わせは空幕広報室「体験飛行朝雲係」、電話03-3268-3111(内線60092~93)まで。詳しくは空自HPへ。
防衛関連ニュース
露軍艦4隻が宗谷海峡を東航
(2018年6月16日)
2018年7月3日更新
6月16日午前3時ごろ、北海道・宗谷岬の北西約35キロの海域を東に向かって進むロシア海軍の「グリシャV」級小型フリゲート2隻(満載排水量1200トン、艦番号332、375)を海自1ミサイル艇隊(余市)のミサイル艇「くまたか」が確認した。
また、同日午後6時半ごろにも宗谷岬の北西約50キロの海域を東進する露海軍の同型艦2隻(艦番号354、362)を「くまたか」と2空群(八戸)のP3C哨戒機が確認した。
4隻は宗谷海峡を東航し、オホーツク海に入った。
防衛関連ニュース
中国軍艦が宮古海峡通過
(2018年6月17日、23日)
2018年7月3日更新
6月17日午後6時ごろ、中国海軍の「ジャンカイⅡ」級フリゲート1隻(満載排水量3963トン、548「益陽」)が沖縄・久米島の西約80キロの海域を南東に向け航行するのを海自5空群(那覇)のP3C哨戒機と14護衛隊(舞鶴)の護衛艦「あさぎり」が確認した。
中国艦はその後、沖縄本島と宮古島間の宮古海峡を通過し、太平洋に出た。
23日午後4時ごろには、沖縄本島の南約70キロの海域を西進した後、宮古海峡を北進して東シナ海に入った。