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空自航空救難団 創設60周年記念式典
(2018年6月2日)
2018年6月6日更新
小川司令「悲しみ乗り越え精強な部隊に」
空自航空救難団(司令・小川能道将補)の創設60周年記念式典が6月2日、埼玉・入間基地の格納庫で行われ、前原弘昭総隊司令官、金古真一中空司令官、齊藤治和元空幕長ら歴代救難団司令をはじめとする約200人が参列した。
国歌斉唱の後、小川団司令が登壇。昨年10月17日に発生したUH60J救難ヘリの墜落事故で浜松救難隊の4隊員が殉職したことに触れ、「式典実施に迷いもあったが、悲しみを乗り越え、新たな決意をもってさらなる精強化を図ることが4人だけでなく、職に殉ぜられた55柱の御霊の遺志に応えることになる」と話し、「『他を生かすために』という・・・
防衛関連ニュース
「せとぎり」とP1 海と空でインド軍と共同訓練
梶元CTF司令官も訪印
2018年6月6日更新
日印共同で洋上訓練を行う海自の護衛艦「せとぎり」(左手前)と印海軍の駆逐艦「ランジット」(左奥)、同国の潜水艦(右)=5月14日、ベンガル湾で)
インド・ムンバイを訪れ、同国海軍のミサイル駆逐艦「コチ」の艦橋で乗員から説明を受けるCTF151司令官の梶元海将補(左)=5月14日
海賊対処の「せとぎり」と欧州から帰国のP1 対潜戦、戦術運動など
ソマリア沖・アデン湾での活動を終えて帰国途中の海賊対処水上部隊29次隊(指揮官・森山進1佐=7護衛隊司令)の護衛艦「せとぎり」(艦長・舎川武2佐)は5月11日から13日まで、インド東部のビシャカパトナム港に寄港した。
出港後の13、14の両日、同港沖のベンガル湾でインド海軍艦艇などとの共同訓練が行われ、同海軍から駆逐艦「ランジット」、潜水艦、哨戒ヘリなどが参加。対潜戦、対空戦、戦術運動などの各種訓練を実施し、日印部隊の連携を強化した。
これに先立ち、ドイツの「ベルリン国際航空宇宙ショー」に参加した海自51航空隊(厚木)のP1哨戒機2機が・・・
防衛関連ニュース
横須賀で小野寺防衛相「ちよだ」乗員を激励
(2018年5月21日)
2018年6月6日更新
潜水艦救難艦「ちよだ」の医務室を視察し、布田艦長(右手前)から最新の医療機器の説明を受ける小野寺大臣(5月21日)
小野寺防衛相は5月21日、横須賀基地で潜水艦救難艦「ちよだ」(5600トン、艦長・布田英二1佐)を視察し、乗員たちを激励した。
「ちよだ」は老朽化した先代の潜水艦救難母艦「ちよだ」の後継として、3月20日付で2潜群(横須賀)に就役した。艦内の医務室に手術台2台と病床10床が設置され、また搭載する深海救難艇(DSRV)の救難人数が増加するなど救難機能が大幅にアップしている。大規模災害時には、被災者生活支援などの拠点としても活用される。5月1日には静岡・伊東港沖で海難救助にも当たった。
小野寺大臣は・・・
防衛関連ニュース
長野北部地震で陸海空情報収集
(2018年5月25日)
2018年6月6日更新
5月25日午後9時13分ごろ、長野県北部を震源とするマグニチュード5.2の地震が発生し、陸海空各自衛隊が情報収集に当たった。
地震の発生を受け、長野地本のLO(連絡要員)1人が長野県庁へ。陸自13普連(松本)のLO2人も続いた。空自新潟救難隊のUH60J救難ヘリ1機と、海自4空群(厚木)のP1哨戒機1機は上空から情報収集を行った。この地震で長野県栄村では最大震度5強を観測した。
防衛関連ニュース
格闘道場を開設 東北方指揮所訓練センター
2018年6月6日更新
【仙台】東北方面指揮所訓練センターはこのほど、ICE訓練時に指揮所などを開設するシートハウスに専用マットを備え付け、屋内で軽易に格闘訓練などを行える基盤を整備した。
格闘訓練を行える場所は・・・
防衛関連ニュース
朝霞駐屯地りっくんランド 遊んで学ぼう陸自の魅力
2018年6月6日更新
2階フロアの吹き抜けからのぞく1階フロアは平日でも多くの団体客でにぎわっていた=いずれも5月16日、陸上自衛隊広報センターで
館内には戦闘服なども展示され、防弾チョッキや重さ15キロの背のうなども試着できる
ゲーム感覚で戦車や戦闘ヘリを操作できる「射撃シミュレータ」を体験する団体客
陸上自衛隊広報センター 本物の戦車やヘリがずらり
屋外にずらりと並べられた戦車や装甲車、そして建物の内に一歩踏み入れば、本物の対戦車ヘリが来場者を驚かせ、天井からはパラシュートで降下する空挺隊員(人形)の姿も――。こうした陸自の全容を楽しみながら学ぶことができる施設、それが朝霞駐屯地に併設された陸上自衛隊の広報センター「りっくんランド」だ。今年3月末、陸自は創隊以来となる大改革を行い、新たに陸上総隊、水陸機動団が新設されるなど、体制は大きく変わった。ここでは陸自のこれまでの活躍を振り返ることができるほか、定期的に陸自車両やヘリの体験試乗会なども行われているので、〝新しい陸自〟を学ぶには格好の場所だ。休日に家族連れで訪れてみてはいかが?(写真・文古川勝平)
「りっくんランド」では、陸自の最新の情報と、これまでの活動を広く国民にPRするため、さまざまな工夫を凝らして陸自の魅力を発信している。5月16日、朝霞駐屯地の正門横にある同センターを訪れると、玄関で陸上自衛隊広報センター長の安井健3佐が出迎えてくれた。
一緒にエレベーターに乗って2階へ移動すると、目の前にガラス張りの円形スペースがあった。これは陸自飛行部隊にある管制塔を模したもの。窓ガラス越しに1階のフロアに展示されたAH1S対戦車ヘリや90式戦車を目視でき、その迫力にますます期待感が高まる。
同じ2階には〝陸上自衛隊のあゆみ〟を紹介するコーナーがあり、年表や各種展示品を通じて、海外派遣活動や災害派遣実績を学べる。展示品の中には、イラクのサマーワに置かれていた陸自宿営地の看板や派遣部隊の隊旗なども飾られ、当時の雰囲気が再現されている。
2階から階段で1階のフロアに下りると、目の前にAH1Sと90式戦車の巨体が現れた。これらの装備品は実際の訓練で使用されたもの。AH1Sは機体の側面に「ⅣATH」と描かれ、これは・・・
夏休みにピッタリ!見学ツアー
りっくんランドでは6月30日、「朝霞駐屯地見学ツアー」の開催を予定している。(1)午前コース(午前9時~午後1時)と(2)午後コース(午後1時30分~同5時)に分かれており、(1)では自衛隊体育学校が見学コースに含まれる。
体校見学ではオリンピック出場選手のトレーニングも見学予定となっており、トップアスリートの活躍を間近で見るチャンス。参加費は(1)500円(昼食費・保険費)、(2)100円(保険費)とリーズナブルだ。
このほかにも「りっくんランド」では次のイベントを開催予定だ。▽6月17日、父の日特別イベント▽7月6、7両日、七夕特別イベント▽7月7日、サマーコンサート(東部方面音楽隊)▽7月15、16両日、南極の氷展示▽7月21、22両日、サマーフェア。
7月中旬以降は、陸自車両やヘリの体験搭乗を開催予定のため、興味を持った方は夏休みの思い出作りに家族で訪れてみるといいだろう。詳しくはホームページでチェックを。