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<CRFから陸上総隊へ> CRF11年間の業績を礎に  《特別寄稿》CRF第7代司令官 川又弘道(元陸将)

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<CRFから陸上総隊へ> CRF11年間の業績を礎に 
《特別寄稿》CRF第7代司令官 川又弘道(元陸将)

2018年5月7日更新

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 中央即応集団(CRF)司令官当時、陸自の南スーダンPKO活動を視察した川又元陸将(中央)=2014年10月、南スーダンのジュバで
 全国の陸自部隊を一元的に指揮・運用できる「陸上総隊」の新編に伴い、これまで11年間にわたり機動運用部隊や専門部隊の指揮に当たってきた「中央即応集団(CRF)」は、廃止された。
 平成19年3月の新編以来、CRFは国内の各種災害に27回出動、東日本大震災では福島第1原発の原子力災害にも対処した。また海外では、ゴラン高原や南スーダンなど世界6カ所で国連平和維持活動(PKO)に従事、日本の平和構築活動で大きな役割を担った。ここに「陸上総隊の礎」となったCRFの11年間を年表と写真で振り返るとともに、第7代司令官を務めた川又弘道元陸将にCRFの歴史的な意義とその業績について寄稿してもらった。

はじめに

 中央即応集団(CRF)は「16防衛大綱」(平成16年12月閣議決定)に基づいて(1)機動運用部隊や専門部隊を一元的に管理・運用するとともに、(2)国際平和協力活動に関する研究及び教育訓練並びに指揮を行うことを目的として平成19年3月に新編された。
 CRFは特定の管轄地域を持たずに隷下の部隊を国内外に運用することから、司令部には2人の副司令官が置かれるなど、他に見られない編成となった。
 そのCRFも平成30年3月、厳しさを増す安全保障環境に対応するための陸上自衛隊創隊以来となる大改革の一環として「25防衛大綱」に基づいて「陸上総隊」が新編されるにあたり、その歴史に幕を閉じた。
 そこで「CRFの11年間の業績」を振り返ってみたいと思う。・・・





 防衛関連ニュース

<CRFから陸上総隊へ> 大きな役割担い続け

2018年5月7日更新

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 陸上総隊のエンブレム

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 CRFの廃止行事で隊旗を返還するCRF司令部付隊長(壇上)。奥のCRFの建物は陸上総隊「日米共同部」の庁舎となった(3月26日、座間駐屯地で)

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 陸上総隊司令部の看板除幕を行う(左から)河野統幕長、小野寺防衛相、小林陸上総隊司令官、山崎陸幕長(4月4日、朝霞駐屯地で)

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 大地震で大きな被害を出した中米・ハイチに国際緊急援助隊員として派遣され、治療活動に当たる自衛隊の女性医官(2010年1月)
・・・ほか
 





 防衛関連ニュース

防衛省シンポジウム 北朝鮮問題めぐりパネル討議
(2018年3月19日)

2018年5月7日更新

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 北朝鮮の核・ミサイル脅威をめぐり討議する(左から)宮崎、秋田、金田、平岩、道下、森本の各氏(3月19日、東京都千代田区のイイノホールで)=防衛省提供
核・ミサイルの脅威にどう対処
 平成29年度「防衛省シンポジウム」が3月19日、都内で開催され、防衛産業の関係者や研究者、学生など約400人が聴講した。
 今年のテーマは「北朝鮮の核・ミサイルの脅威にどう対処するか~北朝鮮の核・ミサイル開発の動向と日本の弾道ミサイル防衛体制」。小野寺防衛相は開会あいさつで「防衛省・自衛隊はいかなる事態にも対応できるよう、我が国の平和と安全の確保に万全を期していく」と述べた。
 続いて、前田哲防衛政策局長が基調講演し・・・





 防衛関連ニュース

陸自フォーラムを開催 大改革への理解促進図る 
佐世保で岩田元陸幕長ら議論 北熊本、相浦も研修
(2018年4月6、7日)

2018年5月7日更新

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 陸自フォーラムのパネルディスカッションで意見を交わす岩田元陸幕長(正面左)ら(4月6日、長崎県佐世保市で)
 【陸幕】陸幕防衛部主催の「第13回陸上自衛隊フォーラム」が4月6、7の両日、北熊本、相浦両駐屯地と佐世保市内で行われた。
 同フォーラムは平成26年から始まり、13回目となる今回は「創隊以来の大改革」に向けた陸自の取り組みの理解促進を図る目的で実施した。
 出席者は岩田清文・元陸幕長、金田秀昭・元海自護衛艦隊司令官、伊東寛・元陸自システム防護隊長など軍事、外交、安全保障に携わる有識者26人で、隊員の活動現場などの研修や議論を通じ、陸自への理解を深めた。
 一行は3月27日付で「機動師団」に改編された8師団(北熊本)をはじめ、新編された42即応機動連隊(同)、水陸機動団(相浦)を研修。
 このほか4月6日に、佐世保市内のホテルで「陸上自衛隊の体制整備の方向性」をテーマにパネルディスカッションが行われ、パネリストの岩田元陸幕長らが陸上防衛力の今後のあり方について参加者と活発な意見交換をした。





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