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防衛医科大学校で卒業式 防衛相が訓示
「隊員や患者に寄り添い、精励を」
(2018年3月3日)
2018年3月16日更新
【防医大】防衛医科大学校(埼玉県所沢市)の卒業式が3月3日、同校体育館兼講堂で行われ、医学科39期生77人と看護学科1期生103人に卒業証書と学位記が授与された。
看護学科からも1期生103人
今年は平成26年度に開設された看護学科から初の卒業生が誕生する節目の年となり、式には小野寺防衛相、豊田事務次官、河野統、山崎陸、村川海、丸茂空の各幕僚長をはじめ、来賓や卒業生の家族ら約620人が出席した。
式では長谷和生学校長が卒業生一人一人に卒業証書を手渡し、福田秀樹大学改革支援・学位授与機構長が学位記を授与した。
その後、医学科卒業生が「・・・
防衛関連ニュース
内閣府世論調査「戦争巻き込まれる危険」85%
2018年3月16日更新
内閣府が3月10日に発表した「自衛隊・防衛問題に関する世論調査」で、日本が戦争に巻き込まれる危険が「ある」と答えた人は85.5%に上った。3年前の前回調査から10.0ポイント増加し、質問に対する選択肢が現行と同じになった09年以来、最多となった。
その理由(複数回答)で最も多かったのは「国際的な緊張や対立」で84.5%を占めた。核・ミサイルなど北朝鮮情勢の緊迫化が背景にあるとみられる。
一方、自衛隊に対して「・・・
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米軍機タンク回収で米副司令官 海自大湊地方隊に謝意
(2018年3月7日)
2018年3月16日更新
底引き網を使用して燃料タンクの破片回収を行う米空軍三沢基地の隊員(右)と大湊警備隊の隊員(左)=3月6日、小川原湖で
感謝の横断幕を掲げて、災派部隊を見送る漁業関係者(3月7日、東北町で)
【大湊】米空軍三沢基地のF16戦闘機が2月20日、青森県東北町の小川原湖に燃料タンクを投棄した問題で、翌21日から破片の捜索や回収作業に当たってきた海自大湊地方隊を中心とする災派部隊は3月7日、三村申吾県知事からの撤収要請を受けて15日間にわたる活動を終了した。
大湊警備隊を中心とする災派部隊は小川原湖漁協を拠点に、水中処分艇3隻を使用して、浅海用音響測深装置による湖底の音波探査や、潜水員による水中捜索を実施した。
隊員たちは、・・・
防衛関連ニュース
「絆」「輝」テーマに募集ポスター
入隊者と同世代に制作依頼 徳島地本
2018年3月16日更新
最優秀の「県知事賞」に輝いた一森さんの作品
優秀作品に選ばれた宮さんの作品(上)と(くわ)村さんの作品(下)
飯泉徳島県知事(前列中央)から表彰された受賞者たち。知事の左が最優秀の一森さん、右が優秀賞の宮さん。前列右端が優秀賞の(くわ)村さん、その左が尾畑地本長(1月29日、徳島県庁で)
【徳島】地本は「自衛官募集啓発ポスター」を若者たちの目線で描いてもらおうと、作品を徳島県内の学生に公募し、デザインコンクールを実施した。
公募は徳島県と連携し、最優秀作品は「県知事賞」として表彰。他に優秀作品「徳島地本長賞」に2点、「審査員賞」6点を選んだ。
尾畑地本長「力強く熱意あふれる作品」
同コンクールでは「絆」と「輝」をテーマに作品を募集。80点の応募があり、厳正な審査の結果、徳島県立名西高校1年の一森星南さん(15)の作品が「県知事賞」に選ばれた。
任務中の3自衛隊の隊員だけでなく、航空機や護衛艦、戦車の絵などをダイナミックに描いた一森さんは、「自衛官の仕事をアピールできるように頑張って描いた。最優秀に選ばれてとてもうれしい」と語った。
表彰式は1月29日、県庁で行われ、飯泉嘉門知事があいさつ、「(どの作品も)陸海空の自衛官の男女が強い絆で連携し、輝いて働く姿が伝わる素晴らしい作品ばかりだ」と絶賛し、「国土防衛、災害派遣に尽力し、徳島でも南海トラフ地震などに対して自衛隊に期待する中、優秀な人材を集めるには自衛官募集啓発ポスターが大事。(受賞作品の効果を)大いに期待している」と述べた。
地本長の尾畑典生1海佐も「力強く、熱意あふれる応募作品が多かった。これらのポスターを見た若い世代が、職業選択の一つとして自衛官を目指す契機となればうれしく思う」と語った。
受賞作品は2月中、県庁1階のホールに展示された。一森さんの最優秀作品は今後、ポスターとして印刷され、各自治体の庁舎や地本案内所などに掲示される。