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日豪初「官民防衛産業フォーラム」
30企業、100人が参加 防衛装備庁
(2018年3月6日)
2018年3月15日更新
「平和活動」「災害救援」技術力アピール
防衛装備庁は3月6日、豪国防省と日豪間で初めてとなる官民一体型の2国間「官民防衛産業フォーラム」を都内で開き、日本企業20社、豪企業10社を含む計約100人が参加した。参加者は互いの調達制度について理解を深めるとともに、各企業は平和活動や災害救援に資する分野でそれぞれの製品や技術力をアピールし、防衛装備・技術協力の可能性を模索した。装備庁の鈴木良之長官は開会あいさつで「日豪の防衛産業は互いに『特別なパートナー』となり得る存在だ」と述べ、今後の関係強化に期待感を示した。
「官民防衛産業フォーラム」は、防衛装備・技術協力の推進を目的に、日本と相手国が官民一体となって協力案件を探り、ビジネスチャンスの拡大を目指す装備庁の新たな取り組みとして昨年8月にスタートした。日本はこれまでインドネシア、インド、ベトナムとの間で開催している。
今回は、(1)平和活動(2)海上・航空の安全確保(3)人道支援・災害救援(HA/DR)――に関する分野で日豪の各社がそれぞれ得意とする技術力や製品を紹介し合った。
フォーラムには日本から装備庁、経済産業省をはじめ、IHI、JMUディフェンスシステムズ、三菱重工業、双日、東芝インフラシステムズなどの企業のほか、日本防衛装備工業会、日本航空宇宙工業会、日本造船工業会の関係者が出席。
豪側は豪国防省、豪国防軍、・・・
防衛関連ニュース
海自初のハイブリッド護衛艦「あさひ」就役
(2018年3月7日)
2018年3月15日更新
2護群2護隊に編入され、佐世保港に入港する海自初のハイブリッド護衛艦「あさひ」(3月8日、佐世保港で)
海自初のハイブリッド護衛艦として建造された平成25年度計画汎用護衛艦「あさひ」(5100トン)の引渡式・自衛艦旗授与式が3月7日、長崎市の三菱重工業長崎造船所で行われ、同艦は同日付で2護群2護隊(佐世保)に配備された。
「あさひ」は、主機関にガスタービンエンジンと電動推進を組み合わせたハイブリッド推進機を搭載。従来艦よりも燃費と維持整備費を抑えているほか、センサー類では対潜能力を強化するため、海自艦として初めて「潜望鏡探知レーダー」を装備した。
式では・・・
防衛関連ニュース
空自CH47からカーゴドア落下
沖永良部島分屯基地 南東200メートル
(2018年3月6日)
2018年3月15日更新
落下したCH47J輸送ヘリのカーゴドア(左下)=航空自衛隊提供
3月6日午後6時48分ごろ、練成訓練で鹿児島・沖永良部島分屯基地のヘリポートに着陸しようとしていた空自那覇ヘリコプター空輸隊のCH47J輸送ヘリ4493号機(乗員4人)から、後部カーゴドアが地上に落下した。翌7日の午前6時55分ごろ、落下物を捜索中の空自ヘリが同基地ヘリポートの南東約200メートルの草地でカーゴドアを発見し、その後、分屯基地内に回収した。民間への被害はなかった。
カーゴドアは・・・