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英海軍参謀長が来日 小野寺防衛相、村川海幕長と会談
(2018年2月27日)
2018年3月6日更新
小野寺防衛相は2月27日、村川海幕長の公式招待を受けて来日した英国第1海軍卿兼海軍参謀長のフィリップ・ジョーンズ大将と防衛省で会談し、日英防衛協力のさらなる推進で一致した。
会談の冒頭、小野寺大臣は昨年8月のメイ首相の訪日や、同12月にロンドンで開かれた日英外務・防衛担当閣僚協議「2プラス2」の成功に触れた上で、「今年は英海軍フリゲート『サザーランド』『アーガイル』のアジア太平洋地域への派遣や、日本で初実施となる陸軍種の共同訓練が予定されており、両国の協力は着実に進んでいる」と述べ、さらなる関係強化に期待感を示した。
これに対し、ジョーンズ参謀長は「英海軍として海自との関係を強化していく意志を示すことができてうれしく思う。両国間では・・・
防衛関連ニュース
<厳寒に耐え訓練>
機甲師団の戦闘力発揮 陸自7師団
(2018年2月6日~9日)
2018年3月6日更新
120ミリ主砲の行進間射撃を行う73戦連1中隊の90式戦車(2月7日、北海道大演習場で)
訓練検閲に先立ち、小火器を使用した至近距離射撃を行う73戦連の隊員(2月6日)
北海道・東北方面の陸自部隊
記録的な寒波と豪雪が日本列島を襲ったこの冬、北海道・東北方面の陸自部隊は厳しい環境の中で積雪・寒冷地訓練に挑んだ。機甲師団の7師団(東千歳)は大雪原を舞台に諸職種協同で技量を磨き、5普連(青森)は伝統の「八甲田雪中行軍」で深雪の山中での行動能力を高めた。
【7師団=東千歳】7師団は北海道大演習場で2月6日から9日まで、73戦連(東千歳)を基幹とした73戦闘団(戦闘団長・中村智志1佐)と7施大(東千歳、大隊長・山本慎太郎2佐)に対する訓練検閲を実施した。
検閲に先立ち、73戦闘団と7施大は無作為に隊員約90人を抽出。個人装備火器の至近距離射撃を実施し、隊員の練度を評価した。
73戦闘団は・・・
防衛関連ニュース
<厳寒に耐え訓練>
陸自12施群がスキー行進
(2018年2月1日)
2018年3月6日更新
激しい降雪の中、スキー機動で前進する12施群の隊員(2月1日、孫別演習場で)
【12施群=岩見沢】12施群は2月1日、孫別演習場や岩見沢、三笠両市内などでスキー行進訓練を実施した。
隊員170人はスキーを装着すると先行班、各中隊、群本部、新補職者の順番で駐屯地を出発。孫別演習場を経て市来知川、幾春別川沿いの経路約15キロを行進した。出発時に降っていた雪も演習場を通過するころには止み、絶好の行進日和の中で参加者全員が完走した。
初めてスキー行進訓練に参加した寺島達彦1士は「完走できるかとても不安でしたが、積雪地集合訓練で得た技術と、積み重ねた練成の成果を発揮し、脱落することなく完走できました」と話していた。
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<厳寒に耐え訓練>
吹雪く岩手山演習場で冬季訓練検閲 陸自21普連
(2018年1月30日~2月2日)
2018年3月6日更新
雄大な岩手山を前にした雪上で機関銃射撃を行う21普連の隊員(2月2日、岩手山演習場で)
【21普連=秋田】21普連は1月30日から2月2日まで、岩手山演習場で冬季訓練検閲を実施した。検閲は、攻撃側(4中隊、情報小隊)と、防御側(3中隊、施設作業小隊)に分かれ、対抗方式で行われた。
1月30日朝、横殴りの吹雪の中での隊容検査から始まり、約12時間に及ぶスキー行進を終えた各部隊は、集結地を占領して地域を安全化し、準備に取り掛かった。3中隊は31日早朝から防御線を構築し、施設作業小隊と綿密な調整をしつつ、夜間を通して工事と警戒に当たった。
2月1日早朝、・・・
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<厳寒に耐え訓練>
八甲田演習「八甲田」の遺訓を学ぶ 陸自5普連
(2018年2月14日)
2018年3月6日更新
【5普連=青森】5普連(連隊長・古賀博彦1佐以下隊員629人)は2月14日、酷寒の八甲田山系で「旧陸軍歩兵第五聯隊の遺訓を学ぶ」ことなどを目的に、恒例の「八甲田演習」を実施した。
演習に先立ち、古賀連隊長は「全隊員が一丸となって無事任務を完遂しよう」と訓示。各中隊は午前6時から幸畑陸軍墓地を訪れ、明治35年1月の遭難事故で犠牲になった210人の英霊に対して、精強化への決意を表すとともに、安全を祈念した。
演習は・・・
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<厳寒に耐え訓練>
北海道に初勤務の指揮官鍛える 陸自北方混成団
(2018年1月17日、18日)
2018年3月6日更新
スキー機動訓練に挑む北海道初勤務の指揮官ら(2月18日、ニセコ演習場で)
【北方混成団=東千歳】北方混成団はニセコ訓練場で1月17、18の両日、北海道に初めて勤務する将官や1佐職の指揮官を対象とした「新渡道訓練」を実施した。訓練には野澤真2師団長、小野塚貴之7師団長、竹本竜司11旅団長、宮本久徳1高特団長ら13人が参加し、スキー技術や冬季の作戦戦闘について教育を受けた。
現地での実習は冬季戦技教育隊(隊長・山口尚2佐)が担任し、スキー教練や雪崩遭難者救出研修などを・・・
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<厳寒に耐え訓練>
冬季連隊演習 陸自10普連が雪中露営
(2018年2月6日~8日)
2018年3月6日更新
【10普連=滝川】10普連は2月6日から8日まで、芦別市の「カナディアンワールド公園」を利用した冬季連隊演習を行った。
連隊はスキー機動で山中の訓練地域へ前進し、マイナス18度を下回る厳寒の中、天幕を使用せず2夜3日にわたって雪中露営を実施。受閲部隊の2中隊は1月から駐屯地で準備していた1600個のアイスクリートを使い、強固な陣地を公園入り口一帯に構築した=写真。
訓練は地域住民などに対しても公開され、自衛隊への理解促進を図った。
防衛関連ニュース
旧海軍の艦上偵察機「彩雲」垂直尾翼を展示
青森県立三沢航空科学館
(~2018年3月31日)
2018年3月6日更新
空自三沢基地の近くに建つ青森県立三沢航空科学館では現在、旧海軍の艦上偵察機「彩雲(さいうん)」の垂直尾翼を展示している=写真。3月31日まで。
「彩雲」は3人乗りで、昭和18年に試作機が完成し、翌19年に運用が開始され、398機が生産された。最高速度約639キロと旧海軍最速を誇り、千早猛彦少佐がニューギニア島近くを偵察飛行中に米グラマン社のF6F戦闘機と遭遇し、追撃を振り切って帰還、「我に追いつくグラマン(敵戦闘機)なし」と発信し、その実力を誇示した話は有名だ。
この垂直尾翼は、・・・