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米陸軍参謀総長が来日 首相、防衛相と相次ぎ会談
日米韓で対北圧力を継続
(2018年2月19日)
2018年2月22日更新
安倍首相は2月19日、来日した米陸軍参謀総長のマーク・ミリー大将の表敬を受けて首相官邸で会談し、日米同盟の一層の強化で一致した。これに先立ち、ミリー参謀総長は防衛省を訪れ、小野寺防衛相と会談。両氏は核・ミサイル開発を強行する北朝鮮に対し、日米韓3カ国が連携して最大限の圧力をかけ続けていく方針を改めて確認した。さらに、今年3月末の「陸上総隊」の新編など陸自の大規模な組織改編を踏まえ、日米の陸軍種が共同訓練や防衛交流などを通じて引き続き協力関係を発展させていくことでも一致した。
日米同盟の対処力強化も確認
安倍首相は会談の冒頭、「北朝鮮情勢が緊迫の度合いを高めている。トランプ米大統領とも電話会談などを通じて現状を分析し、認識は完全に一致している」と説明。トランプ大統領やペンス副大統領とのこれまでの会談の成果に触れ、「日米が歩調をそろえて北朝鮮問題に対応し、日米同盟が揺るぎないことを世界に示すことができた。今後も同盟の対処力、抑止力を高めていきたい」と述べた。
これに対し、ミリー参謀総長は「・・・
防衛関連ニュース
PAC3部隊加え日米で防空・ミサイル防衛訓練
(2018年2月16日~23日)
2018年2月22日更新
飛来した弾道ミサイルへの対処要領などを日米共同で演練する「平成29年度日米共同統合防空・ミサイル防衛訓練」が2月16日、空自横田、春日、那覇、米海軍横須賀の各基地で始まった。23日まで。海自と米海軍が平成22年度から行っているシミュレーションでの「BMD(弾道ミサイル防衛)特別訓練」に、今年度から統幕と空自の地対空誘導弾「PAC3」部隊などが加わり、統合化された。
訓練は自衛隊が山下万喜自衛艦隊司令官を統制官に、・・・
防衛関連ニュース
米海軍大学校で日米指揮所演習
(2018年2月12日~22日)
2018年2月22日更新
海自と米海軍による平成29年度日米共同指揮所演習が2月12日から米ロードアイランド州ニューポートの米海軍大学校で始まった。22日まで。
海自からは山下万喜自衛艦隊司令官以下、海幕、自艦隊、幹校などの約40人、米海軍からはフィリップ・ソーヤー第7艦隊司令官以下、・・・
防衛関連ニュース
平昌五輪クロカン 体校・吉田1尉 悲願のメダルへ全力
2018年2月22日更新
最後の50キロにかける
平昌(ピョンチャン)冬季五輪は2月16日、ノルディックスキー・クロスカントリーの男子15キロフリーが行われ、自衛隊体育学校(朝霞)冬季特別体育教育室の吉田圭伸1陸尉(31)が健闘し、13位で終えた。「ノルディックで唯一メダルを獲得していないクロスカントリーに、初のメダルをもたらしたい」と意気込む吉田1尉。24日に行われる最後の50キロクラシカルで悲願達成に挑む。
悔しさバネに個人〝初出場〟
「いいレースだった。力を出し切れたことには満足している」――。平昌五輪での2種目のレースとなる15キロフリーを吉田1尉はこう振り返った。
吉田1尉は北海道出身で、中央大学を経て陸自へ入隊。冬季戦技教育隊(真駒内、平成28年3月体校隷下へ)に配属された。
五輪出場は2度目。前回ソチ大会ではリレー(4人×10キロ)に臨んだが、悔いを残した。
日本チームは第1走者が遅れ、16チーム中16位で第2走者の吉田1尉へ。すでに大きな差を付けられ、「・・・
◇スキー競技概要
冬季五輪のスキーは山地で行うアルペン(滑降)や平坦地で距離や飛躍を競うノルディックのクロスカントリー、ジャンプ、複合など6競技。
クロスカントリーの走法は、クラシカル(スキー板を平行にし左右交互に前後させる)と、フリー(板の前部を開き左右に蹴り出す=スケーティング)。種目には15キロフリー、50キロクラシカル、30キロ複合(前半はクラシカル、後半はフリー)などがある。
防衛関連ニュース
平昌五輪でバイアスロン選手健闘
2018年2月22日更新
バイアスロンには立崎幹人2陸曹、立崎芙由子3陸曹、田中友理恵2陸曹、古谷沙理2陸曹、三橋李奈3陸曹、蜂須賀明香陸士長の男女6人が出場している。
各種目のうちコース周回間に2回の射撃(伏・立射、各5発)を行うスプリントの女子(7.5キロ)は立崎3曹が42位、古谷2曹は49位、田中2曹は68位、三橋3曹は85位。男子(10キロ)は立崎2曹が84位だった。
スプリントの60位以内までが対象のパシュートには立崎3曹と古谷2曹の女子2人のみ出場。10キロの走行間に4回の射撃(伏・伏・立・立射)を行い古谷2曹が54位、立崎3曹は56位だった。