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ASEAN創立50周年記念国際観艦式
南シナ海では豪、比海軍と訓練
2017年12月11日更新
護衛艦「おおなみ」が参加
海自2護群6護隊(横須賀)の護衛艦「おおなみ」(艦長・奥村博隆2佐以下約180人)は11月3日から12月5日まで東南アジア方面に派遣され、タイで行われた「東南アジア諸国連合(ASEAN)創立50周年記念国際観艦式」に参加したほか、南シナ海でオーストラリア、フィリピン海軍の艦艇と共同訓練を実施した。
国際観艦式のイベントは11月19、20の両日、タイのパタヤ市とその沖合で挙行され、ホスト国のタイ海軍艦艇12隻と、内陸国ラオスを除くASEAN加盟8カ国、さらに日米豪韓印露中、バングラデシュ、スリランカの計18カ国25隻が参加した。
また、村川海幕長を含め18カ国から海軍首脳が出席、イスラエル、イラン、パキスタンなど22カ国からは代表が参列した。
式典の初日は、オープニングセレモニーに続いて、パタヤ市の「ビーチロード」で参加各国によるパレードが行われ、前日の雨と満潮の影響で浸水した道を海自部隊を含む各国のセーラーたちが行進した。
翌20日の観艦式では、・・・
防衛関連ニュース
1音響測定隊にクルー制を導入 海自艦艇で初
(2017年11月1日~)
2017年12月11日更新
第1音響測定隊が運用する音響測定艦「ひびき」。外国軍潜水艦のスクリュー音「音紋」を収集するため、長期間洋上で任務に就く(海自提供)
【1音隊=呉】海自海洋業務・対潜支援群隷下の第1音響測定隊は11月1日、呉基地で「クルー編成式」を実施した。海自の艦艇で乗員を固定しない「クルー制」に移行した部隊は、1音隊が初めて。
「クルー制」は乗員を固定せず、複数の乗員グループが組織され、これを交代させながら艦艇を運用していく制度。
1音隊では音響測定艦「ひびき」と「はりま」(共に2850トン、乗員約40人)の2隻を装備しており、・・・
防衛関連ニュース
海賊対処航空28次隊 P3C哨戒機2機目が帰国
同僚隊員ら出迎え
(2017年11月2日、12日)
2017年12月11日更新
航空隊28次隊の指揮官を務めた鎌倉2佐(左端)に出迎えられる隊員たち(11月12日、八戸航空基地で)
【海八戸】海自八戸航空基地は11月2、12日、ソマリア沖・アデン湾で海賊対処任務に当たった航空部隊28次隊(鎌倉正幸2佐以下隊員63人)の帰国行事を行った。
28次隊は7月25日にジブチへ出発。約3カ月間で56回(約407時間)の任務飛行を完遂した。
派遣されたP3C哨戒機2機のうち、1機は整備のため現地に残り、1機のみが先に帰投。隊員45人が家族らに出迎えられた。
帰国行事では山下万喜自衛艦隊司令官が小野寺防衛大臣の訓示を代読。「諸君の海賊対処への情熱、・・・
防衛関連ニュース
中国軍艦艇3隻 宮古海峡を北西進
(2017年11月28日)
2017年12月11日更新
11月28日午前6時ごろ、中国海軍の「ジャンカイⅡ」級フリゲート2隻(3900トン、577「黄岡」、578「揚州」)など計3隻が沖縄・宮古島の東方約100キロの海域を北西に向かって航行するのを海自2護群6護隊(横須賀)の護衛艦「たかなみ」と5空群(那覇)のP3C哨戒機が確認した。
艦艇はほかに、「フチ」級補給艦(2万3000トン、966「高郵湖」)1隻が随伴していた。
中国艦3隻はその後、宮古海峡を北西進し、太平洋から東シナ海に入った。