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中東最大「ドバイ・エアショー」
空自C2輸送機 初出展 防衛装備庁
(2017年11月12、13日)
2017年11月30日更新
「日本の高い技術」アピール
ペルシャ湾岸に位置するアラブ首長国連邦(UAE)の最大都市ドバイで11月12日から16日まで、中東最大の「ドバイ・エアショー2017」が開かれ、日本から空自の新型国産輸送機「C2」1機が初出展された。防衛省からは大野敬太郎政務官が防衛装備庁や空自関係者と共に現地を訪れ、各国政府や軍の要人らにC2の優れた能力と我が国が誇る高い技術力をアピールした。
「ドバイ・エアショー」はUAEで隔年開催される中東最大の航空ショーで、今回で15回目。今年も世界各国から約1100社が出展、航空機160機以上が展示され、政府や軍関係者、航空機メーカーなどの企業関係者らでにぎわった。
川崎重工業が開発したC2は、現有の国産輸送機C1の後継機として、今年3月に鳥取県の空自第3輸送航空隊(美保)に初配備されたばかり。
今回初めてとなった国外運航訓練に合わせ、203号機(403飛行隊長・吉田哲也2佐以下約20人)がジブチ経由でUAE入りし、12、13の両日、同エアショーで地上展示を行った。防衛装備庁も初参加し、C2をPRするブースを設けた。
C2は・・・
防衛関連ニュース
タイで国際装備品展示会
「日本パビリオン」展開 防衛装備庁
(2017年11月6日~9日)
2017年11月30日更新
防衛装備庁のブースで各国の関係者を前にスピーチし、日本の高い技術力をアピールする山本副大臣(11月7日、タイの首都バンコクで)=防衛装備庁提供
防衛装備庁は11月6日から9日まで、タイの首都バンコクで開かれた「国際防衛装備品展示会」に初出展し、日本企業7社と連携して「日本パビリオン」を展開した。2003年から同国で隔年開催されている東南アジア有数の展示会で、今回で8回目を迎えた。
防衛省からは山本朋広副大臣が6、7の両日、視察に訪れ、装備庁ブースで行われた歓迎レセプションでスピーチ。各国の参加者に「品質の高さや納期の順守など、製造に対するひたむきな日本企業の姿勢は我が国の誇るべき特徴だ」として「日本パビリオン」への・・・
防衛関連ニュース
ジブチの海賊対処活動拠点 隣接地借り上げ、拡大
防衛相「警備上の観点から」
(2017年11月20日)
2017年11月30日更新
統幕は11月22日、東アフリカのジブチ共和国に置かれている自衛隊海賊対処部隊の活動拠点について、20日に東側隣接地3ヘクタールを同国政府から新たに追加で借り上げたと発表した。
自衛隊の活動拠点は2011年、ジブチ国際空港の北側の土地12ヘクタールを日本政府が借り上げ、以後、司令部庁舎や隊舎、P3C哨戒機の格納庫などが整備されてきた。
小野寺防衛相は・・・
防衛関連ニュース
海賊対処29次隊「せとぎり」3日に出港
(2017年12月3日)
2017年11月30日更新
ソマリア沖・アデン湾で海賊対処任務に当たっている海自水上部隊の交代のため、12月3日、29次隊の護衛艦「せとぎり」(指揮官・森山進1佐=7護隊司令=以下約210人)が大湊基地を出港する。
「せとぎり」(艦長・舎川武2佐)には海上保安官8人も乗り組み、来年1月上旬に現地で28次隊(指揮官・齊藤浩司1佐=2護隊司令=以下約210人)の護衛艦「あまぎり」と交代する。
防衛関連ニュース
全日本実業団空手道・団体戦
自衛隊体育学校チーム3位入賞
(2017年11月12日)
2017年11月30日更新
笹川堯全空連会長(中央)から激励された体校空手基幹要員集合訓練の選手と、深山延暁全自空連会長(左から2人目)、石坂紀夫全自空連OB会会長(右端)ら関係者=11月12日、日本武道館で
全日本実業団空手道選手権大会が11月12日、東京都千代田区の日本武道館で行われ、2020年の東京五輪を目指して6月に始まった自衛隊体育学校(朝霞)空手基幹要員集合訓練に参加する選手11人(うち女子3人)が出場、男子組手団体戦(5人制)で3位に入賞した。
目指せ五輪! 笹川全空連会長から激励
集合訓練には陸空各部隊から精鋭が参加。訓練隊長の西尾佳竜1陸尉(原隊・補統)以下5人のスタッフの指導の下、約5カ月間の錬成を積み、強豪選手が集う大会に臨んだ。
体校チームは初戦~4回戦をいずれも先鋒からの3人で勝利(3―0)を決め、準決勝へ。「かわでん」との準決勝も副将本田光陸士長(46普連)が右中段回し蹴りで技ありを奪い勝利するなど好試合を見せ、2―3の小差で・・・
防衛関連ニュース
SH60Jヘリ墜落事故で殉職3隊員の
部隊葬に500人 海自大湊基地
(2017年11月11日)
2017年11月30日更新
殉職した隊員へ黙とうを捧げる(前列左から)福田政務官、村川海幕長をはじめとする出席者 (11月11日、大湊基地で)
8月に青森県の竜飛崎沖で発生した海自25航空隊(大湊)のSH60J哨戒ヘリ8282号機の墜落事故で殉職した隊員3人の部隊葬が11月11日、大湊航空基地で執り行われた。
21空群司令の益田徹也海将補を執行者に行われ、福田達夫政務官、村川豊海幕長、中西正人大湊地方総監、隊員、遺族ら約500人が出席した。
殉職した機長の佐藤佑樹2佐(36)、副操縦士の田島裕顕2尉(24)、航空士の内野博紀1曹(36)=それぞれ8月26日付で特別昇任=の3人の遺影を前に、政務官、海幕長、21空群司令らがそれぞれ弔辞を述べた。続いて参列者が白菊を献花台に捧げ、儀仗隊が弔銃を斉射した。
祭壇の・・・
防衛関連ニュース
UH60J墜落、乗員捜索続く 原因究明へFDR回収
(2017年11月26日)
2017年11月30日更新
空自浜松救難隊所属のUH60J救難ヘリが10月17日に浜松沖で消息を絶ち、乗員4人が行方不明となっている事故で、空自は11月26日、浜松基地の南約31キロ付近の海底から同機の機体の床部と後部を引き揚げ、機内からフライトデータレコーダー(FDR)を回収した。乗員4人は発見されなかった。
引き揚げ作業は空自の依頼を受けた民間のサルベージ会社が11月17日から実施しているが、・・・