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トランプ大統領が初来日 日米首脳が会談
「北への圧力、最大限まで高める」
(2017年11月5日、6日)
2017年11月9日更新
安倍首相は11月6日、大統領就任後初めて来日した米国のトランプ大統領と東京・元赤坂の迎賓館で首脳会談を行い、核・ミサイル開発を強行する北朝鮮に対し「あらゆる手段を通じて圧力を最大限まで高める」ことで一致した。両首脳は日米が主導して「自由で開かれたインド太平洋」の実現を目指し、地域の平和と繁栄の確保に取り組んでいくことでも一致した。会談後の共同記者会見で安倍首相は「日米は100パーセント共にある。日米同盟の揺るぎない絆を世界に向かって示すことができた」と述べ、トランプ大統領も「日米両国は絆を共有している」と強調した。
今年1月のトランプ政権発足後、両首脳の会談は今回で5回目。トランプ大統領にとっては初のアジア5カ国歴訪で、最初の訪問地となった日本には公式実務訪問賓客として来日した。
会談で両首脳は北朝鮮問題をめぐって日米韓3カ国の連携の重要性を確認。中国やロシアを含む関係国に働きかけ、国際社会と連携してあらゆる手段を通じて北朝鮮に対する圧力を最大限まで強化していくことで一致した。これに関し、安倍首相は北朝鮮に対する日本政府独自の追加制裁として、北に関連する35団体・個人の資産凍結を7日に閣議決定する方針を伝えた。
会談後の共同記者会見で安倍首相は「過去20年以上、国際社会は北朝鮮との対話を試みてきたが、約束はほごにされ、結果的に我々の対話の努力は北朝鮮に核・ミサイル開発を進めるための時間稼ぎに使われた」と説明。その上で「(大統領とは)・・・
防衛関連ニュース
小野寺五典氏、18代防衛相に 第4次安倍内閣発足
(2017年11月1日)
2017年11月9日更新
第195特別国会が11月1日召集され、衆参両院本会議の首相指名選挙で安倍晋三首相(63)=自民党総裁=が第98代内閣総理大臣に選出された。安倍首相は直ちに組閣を行い、全閣僚を再任。皇居での首相親任式と閣僚認証式を経て、公明党との連立による第4次安倍内閣を発足させた。翌2日には政府の臨時閣議で、副大臣25人と政務官27人全員の再任が決まった。
これに伴い、防衛省では小野寺五典防衛相(57)が第18代防衛相に就任するとともに、山本朋広副大臣(42)、福田達夫政務官(50)、大野敬太郎政務官(49)がそれぞれ再任を果たした。
第4次内閣の成立は、戦後就任した33人の歴代首相のうち、吉田茂元首相(第5次)に続き安倍首相が2人目で、65年ぶり。戦前を含めると、伊藤博文元首相に並んだ。
防衛関連ニュース
遠航部隊が帰国 5カ月かけ8カ国・13寄港地訪問
(2017年11月1日)
2017年11月9日更新
村川海幕長(壇上)から訓示を受ける眞鍋練艦隊司令官(中央)以下、実習幹部ら。当日は「自衛隊記念日」のため、停泊する艦艇は満艦飾が施されていた(11月1日、横須賀基地で)
北・中・南米、極東ロシアなどを巡る約5カ月間の航海を終えた海自の平成29年度遠洋練習航海部隊(練習艦「かしま」、護衛艦「はるさめ」で編成、指揮官・眞鍋浩司練習艦隊司令官以下実習幹部約190人を含む約580人)は11月1日、横須賀基地に帰国した。
8カ国13寄港地を訪問した2艦はこの日の朝、「自衛隊記念日」を祝うために満艦飾が施された艦艇が多数停泊する横須賀港の逸見岸壁に接岸。
帰国行事は道満誠一横須賀地方総監を執行者に午前10時15分から行われ、家族ら約600人が見守る中、実習幹部、乗員が「かしま」の前に整列した。
眞鍋司令官から帰国報告を受けた村川海幕長は「諸君は諸外国で海軍の果たす役割、安全保障の現状や・・・
防衛関連ニュース
念願かなって全力錬成中 陸自女性自衛官初配置
(2017年6月19日、9月16日)
2017年11月9日更新
レンジャー塔からのリぺリング降下訓練で降下長に「準備よし」と合図を送る森川士長(10月27日、滝ヶ原駐屯地で)
1特防に女性自衛官として初めて配置され教育を受ける伊藤1士(左)と堤1士(中央)=1特防で
ナンバー中隊で初の女性自衛官 普教連森川士長
陸自の女性自衛官として初めて、作戦や戦闘の際に最前線で任務を担う普通科連隊の普通科中隊(ナンバー中隊)に配属された普通科教導連隊(滝ヶ原)の森川友紀子陸士長(25)=2中隊対戦車小隊=が6月の配属から4カ月半、男性隊員ともに訓練に励んでいる。
第一線の小銃小隊やレンジャー挑戦目指す
森川士長は埼玉県出身。平成27年4月に入隊し、新隊員教育を経た後、普教連本部管理中隊通信小隊へ配属された。通信小隊で勤務する中、今年4月に「女性自衛官の職域管理基準」が緩和されたことが転機となり、6月19日、入隊当初からの念願がかない、普通科中隊(2中隊)へ。
2中隊では対戦車小隊に所属し、畑薫任中隊長の下、「女性だからといって特別なことは一切求めていません。男性隊員に後れをとらないよう訓練や任務にまい進したい」という気概をもって日々励んでいる。
東富士演習場で行われる訓練では・・・
1特防にも2人の女性自衛官 化学科職種の先駆けに 伊藤1士 堤1士
【1特防=練馬】陸自第1特殊武器防護隊(隊長・泉巳紀也3佐)に9月16日、伊藤夏梨1士と堤零花1士の2人の女性自衛官が初めて配置された。ともに隊本部の通信手として勤務に励んでいる。
2人は今年4月、一般曹候補生として入隊。女教隊(朝霞)で前期、1特防で後期の教育を修了し、部隊へ配置された。
2人はそれぞれ「大学で化学を専攻し、化学に携わる仕事がしたかった。化学科への配置をとてもうれしく思います。もっと・・・
防衛関連ニュース
入間航空祭 21万人来場
青空にブルーインパルス、25課目
(2017年11月3日)
2017年11月9日更新
快晴の下、ダイヤモンド隊形で展示飛行を行う空自のブルーインパルス(11月3日、入間基地で)
爽やかな秋空の下、「入間基地航空祭」が11月3日に行われ、航空ファンや家族連れなど約21万人の来場者でにぎわった。
中司飛のT4練習機のオープニングフライト、救難団のCH47J輸送ヘリの消火展示に続き、飛点隊のU125、YS11FC両飛行点検機が離陸。同隊操縦士の逢坂麗3佐の解説で、TACAN(戦術航法装置)、PAPI(着陸帯脇の施設)などの飛行点検任務の一連の流れが展示された。2輸空のC1輸送機は6機で編隊飛行を披露。同機から陸自空挺団員(習志野)の落下傘降下も行われ、青空に傘の〝花〟が広がると大きな歓声が上がった。
4空団11飛行隊(松島、編隊長・越後英3佐)のT4ブルーインパルスは・・・