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山崎陸幕長が米で講演
「即応態勢の構築に取り組む」米陸軍協会総会
(2017年10月11日)
2017年10月26日更新
山崎陸幕長は10月8日から13日まで米国のワシントンとハワイを訪問、各種フォーラムなどに出席して陸上自衛隊の取り組みをアピールするとともに、米陸軍や海兵隊の主要将官との会談を通じて日米陸軍種間の関係強化を図った。ワシントンでは米陸軍協会(AUSA)の年次総会に出席し、「即応態勢の構築」をテーマに講演。日本の防衛において陸上自衛隊が〝最後の砦〟として隙のない万全の態勢を確立し、「即応機動する陸上防衛力の構築」に取り組んでいることを紹介した上で、日米・日米韓のさらなる連携強化の重要性を訴えた。
米陸軍協会(AUSA)の年次総会は毎年10月に開催される国際イベントで、米政府高官や世界各国に展開する米陸軍の主要将官のほか、企業関係者、同盟国を中心とした各国軍高官が参加し、各種フォーラムや北米地域最大級の防衛装備品の展示会が行われる。
山崎陸幕長は米太平洋陸軍司令官のロバート・ブラウン大将が主催するアジア・太平洋地域分科会に招かれ、「我々の即応態勢」と題して英語でスピーチし、米軍と韓国軍の将官を含む約100人が聴講した。
講演で山崎陸幕長は、日本がユーラシア大陸の北からロシア、北朝鮮、中国の各国と相対し、これらの国々が太平洋にアクセスする上で「我が国は・・・
防衛関連ニュース
第48回衆院選 自民圧勝 11月1日 第4次安倍内閣発足へ
(2017年10月22日)
2017年10月26日更新
第48回衆院選は10月22日、投開票され、自民・公明の与党は、自民党の追加公認3人を含め、総定数465議席のうち、憲法改正の国会発議に必要な3分の2の310議席を超える313議席を獲得した。
自民党は単独でも国会を安定的に運営できる絶対安定多数(261)を上回る284議席を獲得し、圧勝した。
防衛省の政務三役では、いずれも自民党で、宮城6区に立候補した小野寺五典防衛相(57)が12万3871票を獲得し、7回目の当選を果たしたのをはじめ、山本朋広副大臣(42)=比例南関東=が4回目の当選、福田達夫政務官(50)=群馬4区=が9万3262票を獲得して3回目の当選、大野敬太郎政務官(48)=香川3区=が8万2125票を獲得して3回目の当選をそれぞれ果たした。
首相指名選挙を行う特別国会は・・・
防衛関連ニュース
第48回衆院選 ジブチ・海賊対処部隊380人
灼熱のアフリカで熱き一票
(2017年10月15日)
2017年10月26日更新
ジブチの日本隊拠点に開設された投票所で、投票用紙を受け取り、不在者投票に臨む海賊対処航空隊28次隊と同支援隊8次隊の隊員たち(10月15日、ジブチ共和国で)
東アフリカのジブチ共和国を拠点に、ソマリア沖・アデン湾で海賊の警戒・監視に当たっている海賊対処部隊は10月15日、ジブチ市の日本隊の施設などで衆議院選挙の不在者投票を行った。陸・海自合わせて約380人の隊員が灼熱(しゃくねつ)のアフリカから〝熱き一票〟を投じた。
海自の航空隊28次隊(指揮官・鎌倉正幸2佐)と陸自主体の支援隊8次隊(同・姫田良明1佐)は同日、・・・
防衛関連ニュース
第48回衆院選 遠航部隊の約580人
ウラジオストクで不在者投票
(2017年10月16日)
2017年10月26日更新
練習艦「かしま」艦内で投票を行う実習幹部(左)=10月16日、ロシアのウラジオストクで
平成29年度遠洋練習航海部隊(練習艦「かしま」、護衛艦「はるさめ」で編成、指揮官・眞鍋浩司練艦隊司令官)の隊員約580人は10月16日、練艦隊として初寄港したロシア・ウラジオストクで第48回衆議院選挙の不在者投票を行った。
練艦隊は10月14日、露海軍太平洋艦隊の司令部が置かれるウラジオストクに入港。18日まで現地で・・・
防衛関連ニュース
UAEの危機管理者 陸自化学学校を訪問
福島原発の除染活動学ぶ
(2017年10月3日)
2017年10月26日更新
化学教導隊の隊員たちが展示した除染作業を見学するUAEからの訪問団(10月3日、大宮駐屯地で)
【化校=大宮】陸自化学学校(学校長・吉野俊二陸将補)は10月3日、アラブ首長国連邦(UAE)の国家緊急事態危機・災害管理庁(NCEMA)で計画準備部長を務めるヨセフ・アブドウラ・アルハルモーディ少将以下13人を大宮駐屯地に迎え、原子力防災に関する同校の役割を説明した。
産油国であるUAEは、将来のエネルギーの一つとして原子力に着目しており、万が一の事態に備えた原子力防災の観点から、東日本大震災時の福島第1原発事故で、実際に災害対処に当った陸自の化学科部隊に注目し、同校研修となった。
この日はNCEMAをはじめ、UAEの原子力規制庁、・・・
防衛関連ニュース
空自百里基地でF4 左翼下主脚折れ火災 乗員は無事
(2017年10月18日)
2017年10月26日更新
10月18日午前11時47分ごろ、空自百里基地で、飛行訓練を行うため滑走路に向かっていた7空団302飛行隊のF4EJ改戦闘機8408号機が誘導路を走行中、何らかの原因で左翼下主脚が折れ、火災を起こした。火は約20分後に消防隊により消し止められた。
搭乗員2人は脱出してけがはなく、基地に隣接する茨城空港の民航機の運航にも影響はなかった。
消火後の調べで、左翼下の主脚が折れ、翼下に吊り下げられた増槽タンクが地面と接触し、タンク内の燃料から出火したとみられ、空自が原因などを調べている。