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Channel: 電脳工廠・兵器(武器,弾薬)庫
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[転載]「子供の命」「人命」が大事だから脱原発なのか、「子供の命」「人命」が大事だから原発稼働なのか。脱原発の先にあるのは貧困国家となった日本。「日本のために役立ちたい」原子力研究者の憂い。

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            脱原発による計画停電中  さて、何年堪えられるのでしょうか・・・
 
 
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「日本のために役立ちたい」原子力研究者の憂い
「安全に作っているから安全だ、というおごりがあった」。
国内唯一の原子力の総合機関である日本原子力研究開発機構の中堅研究者が以前、自戒を込めて語っていたことを思い出した。
東京電力福島第1原発事故の原因を検証する「福島原発事故独立検証委員会(民間事故調)」が先にまとめた報告書で、原発へのイデオロギー的反対運動の反作用として「安全神話」が強化されたとする分析を、なるほどと思いながら読んだときのことだ。
 
取材したのは事故後の昨(2011)年5月だったが、研究者は「原子力ムラ」の一員として、結果的に事故を防げなかったことを悔いる一方、「脱原発」の風潮のなかで、日本の原子力技術が後退してしまわないか心配していた。
事故が起きてしまったとはいえ、技術レベルは確かに世界最高水準であり、それを築いてきたのが日本の研究者ならば、崩れ去った安全神話を再生させるのも一人一人の研究者となる。
取材から10カ月が経ち、再生に向けた研究の現場がどうなっているのか、再び研究者を取材すると、その声は意外にも沈んでいた。
除染や最長40年とされる原子炉の廃炉が最重要課題であることは言うまでもない。だが、研究者の憂いの理由は、それに役立たない研究は優先順位が落とされ、後回しにされてしまうこと
しかも、原子力利用や研究開発について事故を踏まえた国の方針が定まるのを、ただ待ち続けるという受け身の姿勢が広がっているという。
 
原子力の技術開発は事故後も変わらず、激しい国際競争にさらされている。原発の計画段階では、さまざまな事故条件を想定して安全性を確認する安全解析コードと呼ばれるソフトウエア群が欠かせないが、日本が米国製のコードに依存しているのに対し、原発輸出を本格化させている韓国は官民一体となって自前のコードを開発しており、この分野では日本はすでに負けているという。
「研究開発は一度後退してしまったら取り返しがつかない。技術をつくり上げるのは一朝一夕にはいかない」と研究者は危機感をあらわにする。
民間事故調の報告書は、事故直後の政府首脳の右往左往ぶりを浮き彫りにしたが、事故から1年たった今も原子力利用の国の方針は定まらない。
そうしたなか、エネルギー資源を持たない日本のために役立ちたいと技術開発を進めてきた一線の研究者の思いが揺らいでいる。(2012.3.20 産経新聞)
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日本原子力技術協会最高顧問の石川迪夫さんはこのようなことを言っています。
「1970年代の頃、韓国とフィリピンは同じような国力でした。そして1978年には韓国、1976年にはフィリピンが原発を建設します。しかし、1979年にアメリカのスリーマイル島の事故で反原発が勢いづき、フィリピンのマルコス大統領は燃料装荷を取りやめ、それ以降フィリピンでは今でも発電所は動いていません。しかし、韓国は運転を続け、今も原発建設を続けています。この差が国力の差になっているのは明らかです。韓国に比べてフィリピンは電力不足の貧しい国のままです。今や原子力の有無はエネルギー問題だけではなく国の発展にも大きな影響を及ぼしています。
 再生可能エネルギーが電力の安定供給として日本経済に悪影響なくきちんとできるならばよいでしょう。しかし、太陽光や風力で原発のエネルギーを代替えが出来るとは誰も思っていないはずです。
太陽光は安全なエネルギーと思われていますが、太陽光パネルを設置した住宅が地震で倒壊したらどうなるのでしょう。日が照る限りパネルは発電を続けます。剥き出しになったケーブルから漏電で火災が起きた実例が報告されています。こういうことも想定して検証する事が必要です。」
 
脱原発はやむなしのように報道され、多くの国民もそう考えていることでしょう。
「子供の命」「人命」が大事だから脱原発なのか、
「子供の命」「人命」が大事だから原発稼働なのか、ということです。
大体、いのち、いのち、と声に出していう奴ほど胡散臭いやつはいないのです。
チェルノブイリ事故を起こしたウクライナがなぜ今原発を稼働させているのでしょうか。
脱原発の人たちは電力不足は計画停電で乗り切ればいい、なんて言っていますが、我欲の塊で平和ボケの日本人は真夏に毎日毎日の苦しい暑さの中で黙って堪えていられるのでしょうか。
そして、それ以上に企業は生産活動が抑制され日本経済、日本自体が没落していくのは目に見えています。そうなれば雇用にも大きく影響し、人は荒んでいくばかりでしょう。
つまり、脱原発の先にあるのは貧困国家の日本なのです。
原発全てが停止し、電力不足で本当に困るのは誰なのか国民はよく考えるべきでしょう。
そして、日本がつくり上げてきた世界トップクラスの原子力の技術も研究も今や待ったなしの状況だということも含めて考えるべきでしょう。
原子力の研究者の「日本のために役に立ちたい」という言葉が萎えてくることのないようにしてあげたいものです。
 
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転載元: さくらの花びらの「日本人よ、誇りを持とう」


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