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幸福の実現って?

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2009/5/29(金) 午後 9:20最近の記事練習用  Yahoo!ブックマークに登録
 御来訪感謝申し上げます。

 先日、冒頭の写真のように宗教法人「幸福の科学」が政党を立ち上げて次期衆院選に多くの立候補者を出馬させる動きを見せています。

 「幸福の科学」といえば、奇しくも不肖敬天愛人と同い年の大川隆法が主宰する宗教団体で、同年ということもあって、どんな教義を以って立宗したのだろうと若干の興味を以前に抱いたことがあります。

 結局、彼の教義とするものは、洋の東西を問わず世界中の既成宗教の教義を寄せ集めて、いわゆる「良い所取り」をして自らの教義とすると同時に自らを神格化するために、「霊言集」といってキリストや様々な偉人が彼の口を通して「神の御託宣」まがいのことを言うという手法を使っていることで、その欺瞞性に呆れ、既成新興宗教団体の亜流に過ぎない「詐欺オカルト」であると自分なりに結論付けた記憶があります。

 人を騙すのに一番手っ取り早い方法は、自分が全知全能の神が現代の人類の存亡の危機を救うために霊が乗り移った化身であり、現代の「生き神様」だと吹聴することだと思います。
 広い世の中ですから、中には「藁をも掴む」思いでいる人々や「何かに精神の救い」を求める人々がたくさんおりますから、そんな人達にとっては正に「救世主」となりうる存在となるのでしょう。

 しかし、元青森放送のディレクターであった津軽弁の詩人“いなかっぺい”の言葉を借りると『信じる者は救われる前に騙される!』のであります。

 大川隆法の口を借りて世界中の神様や仏様、さらに昔の偉人達が「霊の言葉」を言うなどはありえないことであり、それなら、何故、皆日本語で言うのか?であります。

 性格が悪く万事疑い深い私でも、大川隆法がそれぞれの人たちの生前使用していた言語で霊言を言うならば百歩譲って信じてみようという気にもなりますが、果たして、それは不可能なことでありましょう。

 大川隆法は「自分に聞こえるのは彼らの言語であるが、それを日本語に訳して言っているのだ!」と反論するでしょうが、そのことを証明することは本人以外できません。
 つまり、第三者は確認をする術を持たないのであります。

 東大の法学部出身ということですから、優秀な頭脳の持ち主なのでしょう。
 勉強は嫌いでないでしょうから、世界中の宗教関連の書物や歴史書、伝記などを貪るように読んでお勉強したことと想像するのは難くないことであります。

 頭で得た膨大な知識と教養に付加価値を付けることによって「宗教」としてやっていけると、この秀才は考えたのだろうと御推察申し上げます。

 そんな頭を持たない創価学会の池田大作は、相撲のタニマチよろしく世界中の発展途上国の政治指導者や大学にカネをばら撒いて、名ばかりの名誉を手にする事によって信者の崇敬を集める手段を取りましたが、大川隆法は自分が学んだ知識を「霊言」と称して信者の求心力となることを目論んだに過ぎません。

 このお二人に共通するのは、石原都知事の池田大作を評して言った「偉大なる俗物」という言葉であります。

 共に自らを神格化する技法に差異はありますが、この二人の根底にある人間性は権力欲と支配欲と自らの望む自己実現だけであります。
 人を救う霊性は持ち合わせていません。 私ははっきりと断言できます。
 
 もうひとつ指摘するならば、多くのオカルトの親玉に言えるのは自分の言葉で教義を語ることができず、誰もが認める偉大なる先人の言葉を借りて、さも自分の言葉であるかのように語ることであります。

 池田大作は、日蓮正宗を破門されなれながらも日蓮大聖人の教えを自らの教えであるかのように宗教指導者を装い、大川隆法は世界の偉人たちの教えを霊言として自らの教えであるかのように転化させているだけなのであります。

 真の教え主とは、誰かの言葉でもない、受け売りの言葉でもない「自分の言葉」で御垂示を下さるのです。

 さて、幸福の科学が立党した政党は「幸福実現党」というそうであります。
 その立党精神の主旨を見たら、「他国に悪さをさせないための」憲法9条の改正に拠る防衛体制の整備、真の保守政治を目指す等の、ほぼ一般的な保守派も共感できるものもありましたが、決定的に違和感を抱いたのは「天皇制は古来の伝統文化の象徴として維持・継承される」の部分であります。

 いくら、宗教を問わず開かれた政党を目指すと標榜しても、馬脚を現すとはこの事で、「天皇制」と、天皇の存在を制度と認識している不見識、「古来からの伝統文化の象徴」と「伝統文化の継承者」に、天皇の存在意義を矮小化して位置づける不敬極まりない傍若無人な本旨に大川隆法の卑小な人間性と、幸福の科学の反社会オカルトに過ぎない実態を余すことなく見る事ができるのであります。

 あまつさえ、畏れながらも日本において天皇の御存在は制度などという西洋人が作った法体系に基づくものではなく、国の始めから厳然と日本列島に君臨する御存在であり、それは人智を超越したものであり、なんびとも犯すことができない至上の存在なのであります。
 また、単なる「古来からの伝統文化の継承者」という狭義の御存在ではなく、本来なれば政治・文化・宗教すべてを司る御存在であり、国体である「三種の神器」を守護するお立場でもあるのです。

 つまり、我が国の国体の象徴であるのです。

 そんな日本人として基本的なことも知って知らずか、国民の「幸福実現党」という名前を命名する軽薄性と胡散臭さに心底辟易するものであります。
 要は、池田大作と同様に大川隆法も日本を我が物にしたいという「天をも恐れぬ我欲」を満たそうとしている餓鬼畜生であり、いずれ「断末魔」として天に成敗されるでしょう。

 そんな輩が主宰する政党が「日本人の幸福」を実現できる訳がないのです。

 しかしながら、長い間、公明党=創価学会という憲法違反の「政教一致」問題をうやむやにして来た政界・マスコミはこの幸福の科学の動きに対しては何も言えないでしょう。

 自分たちが放置して来た「日本社会の矛盾」に一石を投ぜられる事にはなるでしょう。

 そこに彼ら(幸福の科学)の分通りの「愚かなピエロ」としての役目があるのです。

 唯一期待できるのはその部分だけであります。
 
 【お勧めサイト】
  http://polestar.0510.main.jp/ 
  

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