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北海道・東北で市民、自衛隊関係者 "熱い"除雪ボランティア

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2月の朝雲ニュース
 
2/16日付
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北海道・東北で市民、自衛隊関係者 "熱い"除雪ボランティア

 例年以上に厳しい寒さと豪雪のため、雪下ろし中の高齢者の死亡事故や独居老人宅周辺の除排雪の人手不足などが問題になっている折、曹友会などを中心に自衛隊員有志の「除雪ボランティア」活動が活発に行われている。青森駐屯地曹友会は1月28日、青森市で地元中学生と、東・北千歳両駐屯地と空自千歳基地の隊員が千歳市で青年会議所などの有志と、それぞれ高齢者宅を訪れ除排雪活動を行った。

高齢者を守ろう 屋根から雪おろし 中学生も運搬作業 青森市

 独居老人宅の屋根から下ろした雪をスノーダンプで移動する青森駐屯地曹友会員(1月28日、青森市内で)
 青森駐屯地曹友会(会長・水口義昭准尉、約1100人)は1月28日、青森市内2カ所で地元中学生たちと一緒に独り暮らしの高齢者宅の除雪ボランティアを行った。同会が中学生と除雪を行うのは初めて。
 青森市では同曹友会を含む14団体が社会福祉協議会に除雪ボランティアとして登録。積雪が1メートルを超えた場合、市が登録団体に日時などを示し、ボランティアを確保している。自衛隊が災害派遣された平成18年の豪雪以降しばらく要請がなかったが、昨年に続く連続出動になった。
 この日、除雪を行ったのは市内の2地区の老人宅で、午前9時すぎ、水口会長(52)=9後支連衛生隊=以下30~40歳代中心の16人がシャベルやスノーダンプを手に駐屯地に集合。会長ら8人が荒川地区、事務局長の前田宗哉2曹(36)=9師団付隊=ら8人が金浜地区に車で向かった。
 会員たちは除雪をする住宅近くで市職員、市立荒川中学校(蒔苗顕治校長)の生徒たちと合流。計約30人の人員で、午前10時から会員が屋根に上がって1メートル40センチ近く積もった雪を下ろし、中学生が近くの雪捨て場まで運ぶ分担で作業開始。人が歩くのがやっとだった周辺の生活道路も車両が入れるように除雪し、12時前に作業を終えた。
 水口会長は「中学生は楽しそうに作業に取り組み、除雪した家の人から丁寧なお礼の言葉をいただき、やった甲斐があった」と話す。
 除雪ボランティアの活動期間は1月から3月まで。現在5普連の八甲田演習や「青森冬まつり」支援などで参加できる会員は限られているが、水口会長は「今年は例年に比べ雪が多く駐屯地でも除雪隊がフル稼働状態。それでも依頼があれば引き続き協力したい」と話している。

隊員と青年会議所有志ら 700人フル活動 千歳市

 中学生らと除雪ボランティアを行う千歳地区の隊員有志(1月28日、千歳市内で)
 【千歳】北海道千歳市で1月28日、独り暮らしの高齢者住宅を除雪するボランティア活動「スノーバスターズ2012」が千歳青年会議所、陸自東千歳・北千歳両駐屯地、空自千歳基地有志などで作る「青空東北会」主催で行われた。今年で5回目。
 東千歳駐屯地の小渕信夫司令(7師団副長)以下約250人、北千歳駐屯地の修親会、曹友会約60人、千歳基地の金古真一司令(2空団司令)以下約150人の計約460人が参加。千歳リトルシニア球団、富岡中学校の生徒なども加わり、計約700人が独り暮らしの高齢者が多数暮らす市営住宅などで除雪した。
 ボランティアたちは午前8時半、とみおか公園で市長出席の開会式に参加後、数班に分かれ市社会福祉協議会を通じ希望を募った富丘の市営住宅や北斗、長都駅前などの高齢者宅で、家の前などに出来た雪山をシャベルやスノーダンプで崩し道路に運び、重機が除去。午前中に作業を終えた。
 
 

2/16日付
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硫黄島から急患空輸 UH60が海保とリレー

 小笠原諸島・南鳥島西方約320キロの太平洋上で2月2日、高知県土佐市のまぐろはえ縄漁船「秀芳丸」(乗組員9人、19トン)の漁労長兼機関長の男性(54)が下半身のしびれなどを訴えた。脳梗塞が疑われたため、午後11時すぎ、海上保安庁運用司令センターに救助を求めた。
 第3管区海上保安本部(横浜)は巡視船「やしま」(約5300トン)を出動させ、同3日午前3時半、海自に急患輸送の災害派遣を要請した。
 厚木基地から3航空隊のP3C哨戒機、71航空隊(岩国)から前進待機中のUS1A救難機各1機が救助に向かったが、漁船周辺海域の波高が約3メートルあったため着水できず、午後4時前に撤収要請を受けた。
 急患は同4時すぎ、「やしま」搭載のMH560ヘリが吊り上げ、同船に収容した。
 3日午後9時20分、3管本部長が再度海自に派遣を要請。73空硫黄島分遣隊のUH60J救難ヘリ1機が空自硫黄島基地隊の医官を乗せ「やしま」に向かい患者を収容、硫黄島まで搬送した。
 患者は待機していた3管のガルフストリーム機が羽田に運び、4日午前4時すぎ、東京消防庁救急隊に引き継いだ。

 
 

2/16日付
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在日米軍再編 日米政府 「普天間」切り離しで合意 
在沖海兵隊の移転先行

 日米両政府は2月8日、平成18年に日米合意した在日米軍再編ロードマップ(行程表)を見直すことで基本合意し、共同発表した。行程表でパッケージとしていた在沖縄海兵隊のグアム移転および嘉手納飛行場以南の米軍施設区域の返還の双方を、普天間飛行場の移設と切り離すことで合意するとともに、海兵隊のグアム移転先行と、普天間飛行場の名護市辺野古への移設方針堅持も併せて明記した。両政府は今後、数カ月以内に新たな再編計画を策定する。田中防衛相は同日、「沖縄の負担を目に見える形で早期に軽減していく。野田首相に報告した。外務大臣と連携して進めるようにとの指示があった」と述べた。

グアム戦略拠点化を重視

 共同報道発表は、日本の安全とアジア太平洋地域の平和と安全を維持するため日米同盟の強化が必要であり、沖縄の負担を軽減しながら抑止力を維持するため、「普天間飛行場の辺野古への移設が唯一有効な進め方」とする日米両国の共通の認識を示した上で、「グアムを海兵隊の戦略的な拠点として発展させることが日米同盟の不可欠な要素」と強調。さらに、「米国はアジアにおける防衛の態勢に関する戦略的な見直しを行ってきた」と、今回の再編計画の見直しに至った背景や考え方を記述した。
 これらを受け、「海兵隊のグアムへの移転および嘉手納以南の土地の返還の双方を普天間飛行場の代替施設に関する進展から切り離すことについて、公式な議論を開始した」として、普天間飛行場の移設問題を切り離して、海兵隊のグアム移転や嘉手納以南の土地の返還を先行させていく方針を示した。
 また、共同発表ではグアムに移転する海兵隊の規模は明確にしていないが、「最終的に沖縄に残留する海兵隊のプレゼンスは再編ロードマップに沿ったものとなる」としている。
 日米両政府は今後、数週間から数カ月の間で調整作業を行い、新たな計画を策定する方針だ。
 今回の再編見直しに関する基本合意について、防衛省では「普天間の具体的な進展がなくてもグアム移転、嘉手納以南の土地の返還を進めるというのが今回の合意のポイント」(幹部)としている。
 田中防衛相は2月10日の閣議後の記者会見で、米軍再編見直しに関し、「できるだけ早く沖縄を訪れ、今回の日米の共同発表について、沖縄県知事、県民の皆さんに説明を丁寧に、誠心誠意していくことが大事だと思っている」と述べ、早期訪沖の考えを示した。
 また、海兵隊の一部が岩国へ移転するという一部報道について「具体的な話は一切ない。協議の対象にもなっていない」と否定した。
 

2/16日付
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レスリング女子48キロ級 小原日登美1尉が母校で講演 
挫折乗り越え、五輪出場までの道のり語る

女子生徒といざ"勝負"

 母校で講演後、壇上で女子生徒と腕相撲する小原日登美1陸尉(1月31日、青森・八戸市立白銀中学校で)
 【青森】八戸市立白銀中学校で1月31日、同校出身で、レスリング女子48キロ級のロンドン五輪出場権を獲得した小原日登美1陸尉(陸自体育学校所属)による「教育講演会」が開かれ、青森地本(本部長・増田友晴1空佐)が支援した。当日は生徒、教職員、父兄ら計約400人が聴講した。
 講演会は、八戸地域事務所広報官の三田村明治1陸曹が同校の黒田教諭から依頼を受けたことがきっかけ。五輪合宿直前にもかかわらず本人の快諾を得て実現した。小原1尉の母校での講演会は2005年以来で2回目。
 小原1尉は挫折や引退を乗り越え、悲願の五輪切符を獲得するまでの道のりをビデオで紹介。再起に当たり支えてくれた家族や学校の先生、仲間のことにも触れ、「みんなの笑顔を思い出すと、苦しい時も乗り越えられた」と語り、後輩に向けて「苦しい時ほど前向きにがんばって」とメッセージを送った。
 質疑応答では、多くの生徒達が挙手をして「どうすればオリンピックに出られるか」といった質問が寄せられた。
 元柔道部女子部長の女子生徒からは腕相撲の勝負を挑まれ、これに応じた小原1尉と壇上で腕相撲の"勝負"をする一幕もあり、会場は盛り上がった。
 最後に同校の生徒会長が「世界選手権で8度も優勝した小原さんが、白銀中学卒業であることを誇りに思います。これから僕たちが生きていく上で何度も壁にぶち当たることがあると思いますが、小原さんのように最後まで挑戦することを目標にして努力していきたい」とあいさつ、全校生徒が「ファイト!ファイト!日登美」とエールを送った。
 後輩からの熱い声援を受け、小原1尉は「今度はオリンピックの金メダルを持って、またここに報告に来ます」と約束した。
 
 

2/16日付
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25空SHヘリが大湊で訓練中に横転

 2月8日午前9時15分ごろ、青森県むつ市の海自大湊航空基地の滑走路で、25航空隊のSH60Jヘリ(機長・関川覚3佐)が横転、乗員3人のうち男性隊員1人が軽傷を負った。
 事故当時は吹雪で、同機は飛行訓練中だった。海幕は事故調査委員会を設置し、原因を調べている。
 
 
 

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