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[転載]【ありが台湾】 台湾 「どんなに韓国人が世界中で嫌日工作をしようとも、私達は日本の味方だ」

1990年代末、台湾に「哈日族」と呼ばれる、日本が好きでたまらない若者たちが出現。台湾の大人と日本人を驚かせた。「哈日」という言葉を創作した哈日杏子さんが、今も続く日本への熱い想いを綴った。
 
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(写真)
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▲ 日本と台湾―国交なき信頼関係

1990年代末、台湾に「哈日族」と呼ばれる、日本が好きでたまらない若者たちが出現。台湾の大人と日本人を驚かせた。「哈日」という言葉を創作した哈日杏子さんが、今も続く日本への熱い想いを綴った。
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2013年現在、みなさんは「哈日(ハーリー、またはハールー)症」と聞いて、どんなことを思い浮かべるでしょうか。懐かしいと思うでしょうか。それとも初めて聞く言葉でしょうか。まずはこの「哈日症」について説明しましょう。

■ 日本が好きでたまらないという造語「哈日」
「哈日」という語は、私が創った言葉です。台湾で話される北京語には従来なかった言葉で、1996年に出版した4コマ漫画『早安日本(おはよう日本)』の中で初めて用い、自分のペンネームにも使いました。「哈」は台湾語(台湾で話される?南語[びんなんご=中国福建省南部の地方語])の「ha」から来ており、元の意味は「とっても欲しい」「欲しくてたまらない」「我慢できない」などの意味です。「日」は日本を指し、つまり「哈日」とは「日本のことが好きでたまらない」ということです。「哈日族」という言葉は台湾語・北京語・日本語の3言語に縁があり、台湾人にとっては「哈日族」という語を見ただけで意味が分かる、まさに一目瞭然の言葉です。

台湾と日本のことを語る上で、政治を抜きにして語ることはできません。1895年から1945年までの50年間、日本は台湾を統治しました。台湾各地には、今でも当時の日本人が建てた建築物や日本人の生活の痕跡などがたくさん残っています。台湾人が日本に抱く感情は実に複雑です。当時の台湾人は日本語学習を強制され、日本人が定めた制度と生活モデルを受容させられました。

台湾で生まれ育った本省人、(中国の国共内戦での敗北後に)中国大陸から国民党軍と共に来台した外省人、台湾の先住民、(本省人や外省人の中で客家[はっか]語を母語とする)客家族。それぞれ日本への見方は違います。愛もあれば憎しみもあるでしょう。


(本省人の)私の祖父は1912年生まれで、日本統治時代を経験しました。私が小さかった頃、彼はよく私に日本語で話しかけ、日本の歌を歌って聞かせてくれました。冬は決まって腹巻きをして、普段は下駄を履いて、外出の時は必ず紳士帽をかぶり、外見は日本人そのものでした。彼は日本が憎かったのでしょうか。察するにそんなことはなかったでしょう。彼はあの時代のことをとても懐かしんでいました。大人になって「哈日族」となった私は、毎回彼に日本に行くことを伝えると、日本のどこそこの物を買ってくるように頼まれました。日本の薬、足袋、腹巻き、お菓子などが入った小包が届くと、毎回電話で長々と私にお礼と喜びを伝えました。晩年に病気になるまで、私とは日本語でやり取りをしていました。日本は彼にとって、美しく、そして消すことができない、もう一つの「過去」だったのでしょう。

現在の台湾は史上最高の「哈日天国」
時代や政治環境の変化とともに、台湾人の「哈日」行為も変化しています。昔は隠れてコソコソ、その後は堂々と行うようになり、今では当たり前になりました。日本が好きで、日本を受け入れ、生活の至る所に日本の商品や日本語があふれる環境下にいることは、もはや台湾人にとってはいちいち話題にするまでもないことになりました。

台湾の人口はおよそ2300万人ですが、毎年約120万人が訪日しています。特に2012年は、実に146万6688人(日本政府観光局[JNTO]統計)に達し、平均16人に1人の台湾人が日本を訪れたことになります。1年間に数度訪日する人も少なくありません。21世紀のインターネットと情報の発達は、台湾と日本の距離をいっそう縮めました。もはや日本の情報を入手するのに、かつてのような壁は無くなったと言えるでしょう。


日本との友好関係の永続を願う
台湾人が心の底から日本を支持しているのは、2年前の東日本大震災後の台湾人の驚くべき行動力と義援金の額から十分に証明できるでしょう。出発点はそれぞれ違いますが、私たちは、みな日本が好きです。たとえラーメンであろうが、日本の歴史であろうが、温泉であろうが、ゲーム、音楽、伝統文化、建築、和食、あるいは日本の風景が好きだったとしても、「哈日族」たちは、みな日本が好きです。だからこそ、日本にはこれからもずっとこの地球上に存在してほしいし、消えてほしくないのです。ただただ1日も早く元気を取り戻し、私たちをこれからも夢中にさせてほしいのです。このような見返りを求めない無償の愛は、当初の私たちの「哈日精神」から大きく昇華したものであり、台湾人の私自身ですら、この変化に心打たれています。

http://www.nippon.com/ja/in-depth/a02201/

転載元: かずの暇つぶし!


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