御三家だとか三人娘だとか、「三人寄れば文殊の知恵」、「石の上にも三年」、
まだまだあります。
日本人は「3」が大好きです。語呂も良い。
あまりじっくり考えずに受け入れてしまっていることも多いです。
「非核三原則」と、この「武器輸出三原則」がそうです。今日は後者を取り上げます。
知恵蔵によると
1967年4月に佐藤栄作首相は衆議院決算委員会で、(1)共産圏、(2)国連決議で武器禁輸になっている国、(3)国際紛争の当事国あるいはその恐れのある国に対する武器輸出は輸出貿易管理令で承認しない、と答弁した。
76年2月、三木武夫首相は、衆議院予算委員会で、(1)三原則地域への輸出を認めない、(2)それ以外の地域への輸出も慎む、(3)武器製造関連設備の輸出も武器に準じて扱う、との方針を表明した。
ここで「武器」とは、軍隊が直接戦闘用に使うもの、人を殺傷、物を破壊する機械、器具、装置と定義しており、日本製トラック、四輪駆動車、無線機などは「武器」ではないため、多くの軍隊で実戦にも使われている。2004年、政府はミサイル防衛(MD)に関する米国との共同開発・生産を三原則の例外とした。
日本人は物作りが得意です。武器についてもそうです。
日本刀は鋼を鍛え上げて造る、世界に類をみない優れた刀剣です。
種子島に鉄砲が伝来するや、日本の刀鍛冶はこれを真似て優れた鉄砲をすぐに作り上げました。
明治の文明開花で西洋の武器が各種伝わるやいなや、独自の工夫をこらしてさらに高めて優れた武器を作りました。
佐藤首相は長期にわたって日本の経済の繁栄に寄与した功績は私は大きく認めます。その佐藤首相が言いだしたこの三原則です。
三木首相がトンデモないいじり方をしました。
まるで武器輸出は本質的に「悪」であると言いたいような認識ですね。
そうではありません。
武器は同じ価値観を共有する世界で、同じように共有すべき物です。
「死の商人」という言葉がありますが、武器を輸出しても「死の商人」ではありません。
例えれば、インデアンと騎兵隊の両方に銃を売って儲ける武器商人などのことでしょう。
左翼はふれませんが、ミグ戦闘機は世界の共産圏を中心に使われています。中国もアフリカなどに銃を大量に輸出して、各地に紛争を起こしています。
日本が武器を輸出できないために、国産の兵器は量産効果が得られずに高価になります。我々は納税者として、自衛隊に納入される兵器が高価なままで良いのでしょうか。
もっと安く生産して数多く配備すべきではないでしょうか。
スイスは国防意識の高い国で、エリコン社の機関砲は自衛隊をはじめ、世界で使われています。スエーデンのボフォース社も同じです。
なぜ日本だけが、輸出を自主規制しなければならないのでしょうか。
日本の優れた兵器を高価であっても使いたい国も少なからずあるようです。その国からみると、日本はよその国の安全はどうでも良いと思っているエゴイスティックな国でもあるのです。
早急の見直しが必要です。
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アピール
対馬が韓国からの観光客押し寄せによる諸弊害を排することができるよう支援しましょう。
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