2/7日付 | ニュース トップ |
25年度防衛費政府案・詳報25年度予算の考え方②運用基盤の充実・強化 ○ネットワーク監視態勢の強化(69億円) ・防衛情報通信基盤(DII)において、サイバー攻撃等に関する状況把握能力を向上させるとともに、サイバー攻撃等発生時における被害局限化、早期復旧等の対処能力を強化するため、ネットワーク監視器材を整備 ○サイバー演習環境構築技術に関する研究(16億円) ・指揮系システムについて、サイバー攻撃時においても部隊運用を継続するとともに、被害の拡大を防止するなどの事後対処能力の練度向上を目的として、サイバー演習環境の構築技術に関する研究を実施 ・「運用実証型研究」として、運用者の意見を事業に取り入れ ○サイバー防護分析装置※の機能強化(5億円) ※サイバー攻撃等に係る情報収集・解析・対処演習機能を備えた装置 ○情報保証に係る最新技術動向等の調査研究(0・2億円) ③人材育成・確保及び諸外国との連携強化等 ○サイバー攻撃等対処に向けた人材育成の取組(0・8億円) ・国内外の大学院等への留学等 ・情報セキュリティ関連機関等への研修等 〇各国との連携の強化(0・1億円) ・ITフォーラムへの参加等 (6)弾道ミサイルの脅威への対応 ①弾道ミサイル攻撃への対応=弾道ミサイル防衛関連経費 283億円 ○イージス艦の能力向上(2隻22億円) ・平成24年度に着手した「あたご」型護衛艦2隻のBMD艦化改修を引き続き実施 ○BMD用能力向上型迎撃ミサイル(SM3BlockⅡA)の日米共同開発(11億円) ・弾道ミサイル対処能力を向上させるため、イージス艦に搭載するBMD用能力向上型迎撃ミサイル(SM3BlockⅡA)の日米共同開発を継続 ②北朝鮮ミサイル発射事案の検証を踏まえた取組 ○宇宙を利用したC4ISR※の機能強化のための調査・研究 ※C4ISR=Command(指揮)、Control(統制)、Communication(通信)、Computer(コンピューター)、Intelligence(情報)、Surveillance(監視)、Reconnaissance(偵察) ・赤外線センサーの衛星搭載に関する研究=2波長赤外線センサー技術の研究で先行研究中の高感度赤外線センサーを宇宙空間において実証する際に、必要なセンサーシステム及び地上設備の仕様等に関する研究を実施 ・赤外線センサーの実証方法に関する調査研究(6百万円)=高感度赤外線センサーの宇宙空間での実証に向けた検討を進めるにあたり、打ち上げ費用等の削減を追求するために必要な調査研究を実施 ○航空機搭載型小型赤外線センサーシステムインテグレーションの研究(14億円) ・弾道ミサイルを発射段階で探知するため、航空機に搭載可能な小型赤外線センサー及びシステムインテグレーションに関する研究を実施 (7)宇宙関連施策の推進、情報通信機能の強化 ①宇宙関連施策の推進=宇宙関連経費359億円 ○宇宙を利用したC4ISRの機能強化のための調査・研究[再掲] ・2波長赤外線センサー技術の研究等 ○衛星通信の利用 ・通信衛星の中継機能の借り上げ等 ○商用画像衛星の利用 ・画像データの受信等 ○気象衛星情報の利用 ○米空軍宇宙基礎課程への派遣 ②宇宙状況監視に関する取組=BMD対処能力の向上、自衛隊が利用する衛星の防護及び日米協力等の観点から宇宙状況監視※の実施を視野に入れた検討を推進 ※宇宙状況監視=衛星、スペースデブリ等を発見及び識別し、軌道情報を確定してデータベースに登録し管理するとともに、その情報に基づき監視を行う活動 ○防衛省・自衛隊の宇宙状況監視に関する調査研究(0・3億円)=防衛目的に資する宇宙状況監視の在り方に関する調査研究 ○宇宙状況監視のための基礎的運用研究(1億円)=人工衛星等に対する固定式警戒管制レーダー(FPS5)の探知及び追尾能力等の技術的な検証 ③情報通信機能の強化 ○広帯域多目的無線機等への機能付加(統合通信)に関する研究(10億円)=陸上自衛隊が装備する野外通信システムの広帯域多目的無線機と海上自衛隊が装備する艦艇用ソフトウェア無線機、航空自衛隊が装備する高射部隊用ソフトウェア無線機等との間で、統合秘匿通信を実現するための研究を実施 ○次期Xバンド衛星通信に対応した洋上ターミナルの整備(14億円) ・Xバンド衛星通信網の再構築により実現する高速大容量回線を有効に活用し、迅速な情勢判断及び指揮に資する情報の共有を可能とする洋上ターミナルを艦艇・潜水艦に整備 3 大規模・特殊災害等への対応能力の向上 大規模自然災害や特殊な災害に際して、国民の生命・財産を守るため、東日本大震災の教訓を踏まえた自衛隊の災害対応能力を強化する。 (1)災害等対処拠点となる駐屯地・基地等の機能維持・強化 ○災害時における機能維持・強化のための耐震改修等の促進(247億円) ○防衛医大病院の救急医療体制の充実強化(8億円) (2)大規模・特殊災害に対応する訓練等の実施 ○自衛隊統合防災演習(0・7億円)=国内の大規模震災発生時の機動展開を含む自衛隊の統合運用能力の維持・向上を図る演習を実施 ○各種災害等対処訓練の実施(6億円) (3)東日本大震災の教訓も踏まえた災害対処に資する装備品等の取得 ①災害対処能力の向上 ○救難飛行艇(US2)の取得[再掲] ○災害時における生活支援器材の取得(15億円) ○掃海・輸送ヘリコプター(MCH101)用の整備器材の取得(0・1億円) ②核・生物・化学兵器対処に必要な各能力の充実 ○汚染地域で活動するための防疫=天然痘ワクチンの取得(200箱4百万円) ○汚染物質の検知・特定 ・NBC偵察車の取得(2両13億円) ・各種線量率計等の取得(50式:1億円) ・NBC警報器の取得(1組2億円) ○汚染物質からの防護 ・個人用防護装備の取得(9710組19億円) ・化学防護衣の取得(634組1億円) ○汚染物質の除染=新除染セットの開発(7億円) Ⅱ 日米同盟の強化 米軍再編への取組 |
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25年度防衛費政府案・詳報 (つづき_2)
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