台湾人医師の直言 林 建良 著
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より続きます。
七.中国人民解放軍は「核兵器を持つ暴力団」だ
昨日、尖閣諸島にシナ人が上陸しました。
国防が脆弱であることに、気づかれた方もいるでしょう。
エセ平和主義者は、話せば解るなどと、夢物語を普段声高らかに叫びますが、有事となれば、スルーです。
いったい、この国難な誰が招いたものでしょうか?
国家間の紛争は、軍事力の均衡が崩れた時、政権が脆弱な時に起こります。
国防費を削り続け、憲法九条を議論すらせず、国防を疎かにした結果が、一気に噴出しています。しかも、憂慮されるのは、国難を国難と捉えていない国民が殆どであることです。
国会で論議されているすべてのことは、「日本」という国が存在してこそ意味があるのです。
「反原発」「反戦」「国民の生活」すべて国があってこそです。
祖国なき民族となる前に、多くの国民に目覚めて欲しいと願うばかりです。
続く・・・・
七.中国人民解放軍は「核兵器を持つ暴力団」だ
●人民解放軍は国を守らない利益集団だ
冒頭で述べたように、人民解放軍の兵隊の数は世界一の三〇〇万人を擁している。一九七五(昭和五〇)年に周恩来が提唱し、 小平が推進してきた政策に「四つの現代化」がある。
周知のように「四つの現代化」とは、農業の現代化、工業の現代化、国防の現代化、科学技術の現代化のことであるが、軍の現代化により確かに兵器は高性能となった。
実際、中国は一九九九年一一月に宇宙船「神舟1」の無人打ち上げに成功して以来、二〇〇三年一〇月の「神舟5」で初めて有人打ち上げに成功し、二年後の二〇〇五年一〇月の「神舟6」でも成功させているのである。
宇宙船とはロケット開発そのものであり、これは中国がアメリカに届く大陸間弾道弾ミサイルを発射するロケットの完成を意味している。それゆえ、中国の兵器能力は決して軽視すべきではない。
しかし、軍隊というのは兵器能力だけがすべてではない。その質が重要だ。そこで、人民解放軍の性質を理解するために、中越戦争と日清戦争について振り返ってみたい。
最近の中国の対外戦争で最大規模だった一九七九年二月の中越戦争では、B小平は五〇万人を動員してベトナムに攻め込んだ。だが、戦死者が二万六〇〇〇人、負傷者も約三万人という惨憺たる結果に終わった。ベトナムの国力は中国の国力と比較にならないほど小さい。しかし、ベトナムの死傷者は中国の一〇分の一ほどでしかなかった。中国軍は装備にも問題はあったが、主力として投入した民兵や省兵の練度、すなわち訓練の度合いがあまりにも低かったことが最大の原因だったと言われている。
軍隊は武器の性能や数だけでは、その強さは量れない。軍隊は士気、すなわち戦う意志によって強弱が左右されると言っても過言ではない。士気の高さは練度の高さと表裏一体をなす。金銭的利益の追求からは決して高い士気は生まれない。
たとえば日清戦争(一八九三年)のとき、当時の清国の北洋艦隊は世界最新鋭の装備を備えた七三〇〇トンを誇る「定遠」と「鎮遠」という巨艦をそろえ、その海軍力は日本をはるかに上回るといわれていた。しかし、決戦となった九月一七日の黄海海戦において、たった五時間で日本海軍に屈してしまったのである。清国艦隊は一二隻のうち四隻が沈没し一隻が座礁して五隻を失い、一方の日本海軍は一隻も沈められることはなかった。戦力では劣る日本だったが、戦術や技量においては清をはるかにしのいでいたのである。
中国人民解放軍というのは国を護るための軍隊ではなく、利益を生み出す軍隊である。この軍隊は、金銭的利益のためだったら躊躇することなくなんでもやる。それゆえ、人民解放軍の利益活動を妨害する相手はアメリカであろうと日本であろうと、核戦争も辞さないという朱成虎や熊光楷などの発言となって現れてくるのである。まさに「核兵器を持つ暴力団」を背景としなければできない発言といってよい。
しかし、中越戦争や日清戦争に現れたように、戦闘が有利なうちはまだしも、劣勢に追い込まれると士気が落ちるのが早く、たちまちにして敗走する性質を有している。国家の命より個人の利益を優先する。これが中国人民解放軍の本質である。
昨日、尖閣諸島にシナ人が上陸しました。
国防が脆弱であることに、気づかれた方もいるでしょう。
エセ平和主義者は、話せば解るなどと、夢物語を普段声高らかに叫びますが、有事となれば、スルーです。
いったい、この国難な誰が招いたものでしょうか?
国家間の紛争は、軍事力の均衡が崩れた時、政権が脆弱な時に起こります。
国防費を削り続け、憲法九条を議論すらせず、国防を疎かにした結果が、一気に噴出しています。しかも、憂慮されるのは、国難を国難と捉えていない国民が殆どであることです。
国会で論議されているすべてのことは、「日本」という国が存在してこそ意味があるのです。
「反原発」「反戦」「国民の生活」すべて国があってこそです。
祖国なき民族となる前に、多くの国民に目覚めて欲しいと願うばかりです。
続く・・・・