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GHQ憲法記念日は屈辱の日

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外国から押し付けられた憲法など屈辱と感じるのが普通。

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 5月3日は憲法記念日です。「日本国憲法」と呼ばれるGHQ製の憲法は「白洲次郎」の物語の通り、「押し付け」であることが大分、日本国民に知られており、ありがたがる人は一部のマルクス主義系の思想の人やマスコミぐらいでしょう。
 最近ではアメリカの資料公開によってOSSというアメリカ戦略情報局によって作成された「日本計画」にもとづき戦後直後のGHQによる日本統治が進められてきたことがわかっています。その中にフランクフルト学派と呼ばれる知識人向けマルクス主義者が多くおり、その流れをうけてGHQのピンカーズ(赤い奴)が日本の伝統を破壊し、共産革命に導くために日本国憲法は作られました。

 GHQ憲法の英語原文を見たとき松本国務相は幣原首相にこのように述べています。

「総理、実に途方もない文書です。こんな憲法はいまだかつて見たこともない。こういうものを決めては、わが国は混乱するばかりです。まるで共産主義者の作文ですよ」


 GHQ憲法のマッカーサー案にはこんな条文がありました。

Article XXVIII. The ultimate fee to the land and to all natural resources reposes in the State as the collective representative of the people. Land and other natural resources are subject to the right of the State to take them, upon just compensation therefor, for the purpose of securing and promoting the conservation, development, utilization and control thereof.
第二十八条 土地及一切ノ天然資源ノ究極的所有権ハ人民ノ集団的代表者トシテノ国家ニ帰属ス
国家ハ土地又ハ其ノ他ノ天然資源ヲ其ノ保存、開発、利用又ハ管理ヲ確保又ハ改善スル為ニ公正ナル補償ヲ払ヒテ収用スルコトヲ得


 共産主義の考え方が見事に入っています。また、
「第十六条 外国人ハ平等ニ法律ノ保護ヲ受クル権利ヲ有ス」という条文もあり、これはインターナショナリズムです。フランクフルト学派の思想はインターナショナリズムです。この条文含めて外国人利権に関わるところは白洲次郎や法制局の佐藤達夫の懸命の努力により削られました。

 GHQ憲法の首魁はGHQ民政局のケーディス大佐です。彼はユダヤ人であり、OSSに所属していました。ケーディス大佐はGHQが反共に転換した後、帰国しますが、国務省にジョージ・ケナンを訪ねたとき、ケナンはケーディスに向かってこう言います。

「あなた方は日本を共産主義にしてソ連に進呈しようとしていたのだという噂もありますよね」


 ケーディス大佐は失脚し、二度と日本に戻ってきませんでした。ケーディス失脚の経緯を聞いた前第八軍司令官R・アイケルバーガー中将は厳しいコメントを残しています。

「彼は日本人に手本を示した。空虚な理想主義者は奢りと腐敗におぼれて自滅するという手本だ」


GHQ憲法は英文を一夜で訳したせいか、憲法前文もよく読まないと何が言いたいのかよくわかりません。

「日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理念を深く自覚するのであって、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」


この部分は日本以外の国はすべて平和を愛する国だといっており、「生存」まで他国に預けるような言い方をしています。日本には主権がないような言い方です。また日本だけ悪い国で他の国はいいくにだ、とも解釈でき、日本が悪さしなければ平和なんだと言わんばかりです。

 GHQ統治下の日本には主権がなく、その時に日本の憲法が勝手にGHQによって作られたのですから、憲法としての正統性はありません。ポツダム宣言にも憲法を変えてよいことなど書いていません。また、占領下は明治憲法第75条の類推適用により憲法の改正は不可の状況であり、GHQ憲法は憲法としては無効になります。

 戦後占領下、米国GHQは共産主義者の作文憲法を日本に押し付け、プレスコードによって憲法批判を禁じ、公職追放という恐怖で言論を封じました。憲法記念日は屈辱の日なのです。しかし、多くの日本人はGHQが作ったウソの歴史を前提に「GHQ憲法はすばらしい」と洗脳され憲法記念日を祝ってきたのです。



参考文献
WAC「渡部昇一の昭和史(続)」渡部昇一(著)
「歴史通」WiLL 2009.3『野坂参三 共産政権の誕生』田中英道
講談社文庫「白洲次郎 占領を背負った男」北康利(著)
総和社「日本は憲法で滅ぶ」渡部昇一(監修)
ビジネス社「日本国憲法無効宣言」渡部昇一・南出喜久治(共著)
岩波書店「日本国憲法の誕生」古関彰一(著)
転展社「戦後日本を狂わせたOSS"日本計画"」田中英道(著)
参考サイト
 国立公文書館 3-15 GHQ草案 1946年2月13日 http://www.ndl.go.jp/constitution/shiryo/03/076shoshi.html
WikiPedia「チャールズ・L・ケーディス」

添付画像
ダグラス・マッカーサー(PD)

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