トップニュース
初の女性戦闘機パイロット 松島2空尉
(2018年8月23日)
2018年8月31日更新
第109期戦闘機操縦課程を修了、空自初の女性戦闘機パイロットとなり、F15戦闘機に搭乗した松島2尉(8月23日、新田原基地で)
空自飛行教育航空隊(新田原)の第109期戦闘機操縦(F15)課程の修了式が8月23日、新田原基地で行われ、学生6人が操縦資格を取得した。そのうちの一人、松島美紗2尉(26歳、防大58期)が64年の歴史をもつ空自で初の女性戦闘機パイロットとなった。
松島2尉は翌24日付で5空団305飛行隊(新田原)に配属され、今後、対領空侵犯措置任務の資格取得のため、引き続き新田原基地で訓練を続ける。
この日の修了式には記者約30人が詰めかけた。報道陣のインタビューに対し、松島2尉は「早く男性と変わらない一人前のパイロットになれるよう頑張りたい。いつ、誰と戦っても勝てるような強い戦闘機パイロットになれるように日々努力していきたい」と決意を語った。
空自ではこれまで「母性保護」の観点から、急激な重力(G)のかかる戦闘機と偵察機のパイロットは男性に限っていたが、2015年11月に配置制限を解除し、女性にも道を開いた。
防衛関連ニュース
陸自化学学校が初の能力構築支援
比・タイ軍に除染要領など教育
(2018年7月23日、27日)
2018年8月31日更新
陸自教官の指導の下、コンクリートに付着した放射性物質を除染するフィリピン軍の隊員(7月27日、化学学校の屋内訓練場で)
【化校=大宮】陸自化学学校(学校長・吉野俊二将補)は7月23日と27日、フィリピン軍とタイ軍の計9人に対し、放射性物質の処理要領に関する能力構築支援を実施した。同校が海外の軍隊に能力構築支援を行うのは初めて。
日本政府主催で同22日から27日まで開催された、拡散に対する安全保障構想(PSI)海上阻止訓練「パシフィック・シールド18」の一貫で行われた。
23日は横須賀市内のホテルで、東日本大震災の福島第1原発事故に関する具体的な対応や教訓について陸自教官が説明し、放射線防護に関する基本的な事項を教育。参加者たちは放射線検知測定器材の・・・
防衛関連ニュース
国際平和協力センター「7期上級課程」修了
PKO、次の要請に備え
(2018年7月27日)
2018年8月31日更新
「第7期国際平和協力上級課程」に参加した受講生と近藤国際平和協力センター長(前列中央)、サントス・クルス氏(その左)をはじめとする部外委託教官=国際平和協力センターで
講師にクルス元国連軍司令官
統幕学校の国際平和協力センター(市ヶ谷、センター長・近藤力也1陸佐)は7月27日、「第7期国際平和協力上級課程」を修了した。今回はハイチ、コンゴでの国連平和維持活動(PKO)で国連軍の司令官を務めた元ブラジル軍中将のサントス・クルス氏が講師の一人として来日、PKOの第一線の活動や課題などが紹介された。
国際平和協力上級課程は、1佐、2佐及び相当級の事務官等を対象に、「国際平和協力活動等の職務に従事する上級部隊指揮官または上級幕僚として必要な知識、技能を修得させる」ことを目的として毎年一度、実施されている。
上級課程のほかに、2佐、3佐及び相当級の事務官等を対象とした「中級課程」、3佐、1尉及び相当級の事務官等を対象とした「基礎講習」も行われている。
国際平和協力センターは平成22年3月に新編。上級課程は24年度に始まり、これまでに78人が履修している。今回は外務省職員と・・・
防衛関連ニュース
「さざなみ」が豪海軍主催カカドゥ18に参加
(2018年8月31日~9月14日)
2018年8月31日更新
海自は8月31日から9月14日まで、オーストラリア北部のダーウィン周辺海域で行われる豪海軍主催の多国間共同訓練「カカドゥ2018」に参加する。
今年は26カ国が参加予定で、海自からは護衛艦「さざなみ」(艦長・石川将司2佐以下乗員約170人)とP3C哨戒機1機(指揮官・松浦幸一1佐=2空副長=以下約40人)が・・・
防衛関連ニュース
潜水艦「こくりゅう」が派米訓練へ出発
(2018年8月21日)
2018年8月31日更新
海自2潜水隊群(横須賀)の潜水艦「こくりゅう」(艦長・鎌田伸也2佐以下約80人)は米ハワイ方面で実施される「平成30年度第1回米国派遣訓練」に参加するため、8月21日、横須賀基地を出発した。
「こくりゅう」は10月末まで、ハワイ方面に滞在し、米海軍の施設を利用した各種訓練を行い、11月17日に帰国する。