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香川、福岡、栃木地本に1級賞状
募集、再就職など顕著な功績
(2018年6月26日)
2018年7月9日更新
自衛官の募集や再就職援護、予備自の管理などで平成29年度に顕著な功績のあった自衛隊地方協力本部の表彰式が6月26日、防衛省で行われた。香川、福岡、栃木の3地本に、小野寺防衛相からの1級賞状が大野政務官から伝達された。
政務官室で行われた表彰式には山崎陸、村川海、丸茂空の各幕長、武田人教局長が立会。大野政務官は「募集基盤の拡充に努め、良質な隊員を確保するとともに、退職予定隊員の就職援護や予備自の管理についても格段の努力を傾注するなど業務全般にわたり優秀な成績を収めた」と述べ、「・・・
防衛関連ニュース
50地本長集い全国地本長会議 民間離職者を逃すな
(2018年6月25日、26日)
2018年7月9日更新
集結した50地本長を前に訓示する(右から)山崎陸幕長、村川海幕長、荒木空幕副長(写真はいずれも6月25日、防衛省講堂で)
山崎陸幕長(左)から2級賞状を授与される群馬地本長の大塚英司事務官(その右)ら15地本長(後方)
3幕長が訓示「募集改革元年だ」
平成30年度の募集業務が夏場を迎えて本格化する中、「全国地方協力本部長会議」が6月25、26の両日、防衛省で開かれた。山崎陸、村川海、丸茂空(荒木文博空幕副長が代理)の各幕僚長が全国から参集した50地本長に説示を行ったほか、2級賞状、陸幕長褒賞、隊員自主募集優秀部隊、優秀広報官の表彰も行われた。
総員で自衛隊の魅力を発信せよ
会議の冒頭、山崎陸幕長が訓示に立ち、29年度の自候生男子が採用計画数の8割を下回る危機的状況にあることを挙げ、「厳しい環境だが、見方を変えれば新たな募集源は確実に存在する。高卒就職者の4割、大卒就職者の3割が3年以内に(民間企業を)離職していることに着目し、特性に応じた募集を徹底されたい」と呼びかけた。
続いて入隊辞退者の傾向として、その大半が他の公務員や公安職に就職しているデータを挙げ、「自衛官の職業的魅力を発信するためには現場で生き生きと働く姿を示さなければならない。近傍部隊と密接に連携し、訓練・行事の時期を捉えた部隊見学を企画するなど、自衛隊の素晴らしさを伝える取り組みを強化してほしい」と述べた。
地方自治体の防災監についても言及し、「・・・
防衛関連ニュース
東京地本 新庁舎の完成祝い開所式
市ヶ谷に〝司令塔〟復帰
(2018年6月27日)
2018年7月9日更新
東京地本の新庁舎外観。正面玄関はガラス張りとなっており、右奥には防衛省の建物が見える=写真はいずれも6月27日、東京地本新庁舎で
整列した地本の隊員を前に式辞を述べる楠見東京地本長(壇上)
東京地本は6月27日、市ヶ谷地区に完成した3階建ての新築庁舎への移転完了に伴い、来賓やOBを招いて「開庁式」を行った。
式典には住田和明東方総監、梶原直樹統幕防計部長ら来賓と地本の隊員約90人が出席。地本長の楠見晋一陸将補は式辞で「新庁舎を司令塔として活用していくことを誓う」と力強く述べた。続いて住田総監が登壇し「ついに東京地本が本丸・市ヶ谷に戻ってきた。諸官はさらに高い目標を達成していってほしい」と要望した。
第19代東京地本長を務めた大越兼行元陸将は「皆さんは(若者に)幸せと安心を売るセールスマンだ。新しい隊舎で・・・
防衛関連ニュース
中国海軍病院船 尖閣諸島周辺の接続水域内に
(2018年6月29日)
2018年7月9日更新
防衛省は6月29日、中国海軍の「アンウェイ」級病院船(満載排水量約2万3000トン、艦番号866「岱山島」)1隻=資料写真、防衛省提供=が同日、尖閣諸島周辺の我が国接続水域内に入域したと発表した。中国海軍の艦艇が尖閣諸島周辺の接続水域内に入ったのは今年1月に続き3回目で、病院船は初めて。
海自の護衛艦などが同日未明、東シナ海を航行する同艦を確認、警戒監視を続けていた。
「岱山島」は午前4時半ごろ、大正島の北方を南東進して我が国の接続水域内を航行。海上保安庁巡視船が無線による呼び掛けと・・・
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陸自中央音楽隊 ドイツで初演奏
第九 日本初演から100年
(2018年5月24日~6月4日)
2018年7月9日更新
ドイツの象徴・ブランデンブルク門の前で独軍楽隊員と合同演奏を行う陸自中音隊員=6月1日、ベルリンで
バッハが音楽監督を務めていた由緒あるトーマス教会内で、「君が代」を独唱する中音ボーカルの松永美智子士長(奥中央)=6月2日、ライプチヒで
シュプレー川を航行するクルーズ船の上で演奏する中音と独軍楽隊の隊員(6月1日、ベルリンで)
ブランデンブルク門など首都ベルリンや古都舞台
【陸中音=朝霞】中音副隊長の志賀亨2佐以下8人は5月24日から6月4日まで、ベートーベンの交響曲第9番の日本初演から100年を記念してドイツを訪れ、首都ベルリンや古都ライプチヒなどの歴史的建造物を舞台に演奏を行った。中音が海外で演奏するのは14回目となるが、音楽の本場・ドイツでは初めて。
ドイツの大音楽家ベートーベンの交響曲第9番(通称・第九)が日本で初演されたのは第1次世界大戦中の1918年。徳島県の坂東俘虜収容所(現・鳴門市)のドイツ人捕虜が・・・
防衛関連ニュース
陸自中音「DAIKU2018」関連行事で訪独
(2018年5月24日~6月4日)
2018年7月9日更新
ドイツ軍楽隊と共演する中音隊員。中央は指揮を執る志賀副隊長(5月26日、デュッセルドルフのブルク広場で)
日本で「第九」初演から100年
陸自中央音楽隊(朝霞)の副隊長、志賀亨2佐以下8人は5月24日から6月4日まで、ドイツを訪問し、ベートーベン作曲の交響曲第9番(第九)が日本で初演されてから100年経つことを記念した「DAIKU2018」の関連行事で独軍楽隊と共演した。帰国した志賀副隊長は「経験を今後に生かしたい」と成果を語った。
志賀副隊長「独軍楽隊との共演は貴重な経験」
日本では年末の風物詩として定着している「第九」の演奏。欧州でもその第4楽章「歓喜の歌」は「欧州の歌」として、重要な式典でよく演奏される。
その日本での初演は第1次世界大戦中の1918年で、徳島県鳴門市にあった坂東俘虜収容所でドイツ人捕虜が演奏した。初演から100年となることを記念した「DAIKU」の関連行事で訪独した中音隊員は、首都ベルリンやデュッセルドルフを中心に、単独で5回、独軍楽隊と合同で5回の公演を行った。
各公演には「・・・