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<海自部隊新改編>
潜水艦救難艦 新「ちよだ」就役
医療機能や病床数アップ
(2018年3月20日)
2018年5月14日更新
海自の部隊改編行事が3月末から4月にかけ、全国で一斉に行われた。艦艇では老朽化した潜水艦救難母艦「ちよだ」が退役し、二代目となる潜水艦救難艦「ちよだ」が新たに就役。航空部隊では、鹿屋基地に「第212教育航空隊」が新編されたほか、21空群(館山)、22空群(大村)にも飛行隊が新編された。一方、海幕では人事計画課に「ライフワークバランス推進企画班」、防衛課には「能力評価・分析室」などが新編された。
大規模災害にも対応
平成26年度計画潜水艦救難艦「ちよだ」(5600トン)の引渡式と自衛艦旗授与式が3月20日、岡山県の三井造船玉野事業所で行われ、「ちよだ」は同日付で第2潜水隊群(横須賀)に配備された。
同艦は老朽化により同日付で退役した先代の潜水艦救難母艦「ちよだ」の後継。最新の無人探査機(ROV)や深海救難艇(DSRV)などを装備し、艦内の・・・
防衛関連ニュース
<海自部隊新改編>
先代「ちよだ」退役 33年、救難活動発展に貢献
(2018年3月20日)
2018年5月14日更新
乗員たちが見守る中、33年間の任務を終えて自衛艦旗を降下する潜水艦救難母艦「ちよだ」(3月20日、横須賀基地船越岸壁で)
【横須賀】海自横須賀基地の船越岸壁で3月20日、先代の潜水艦救難母艦「ちよだ」(3650トン、石原浩二艦長)の自衛艦旗返納行事が行われた。
式では、歴代艦長らが見守る中、艦尾に掲揚されていた自衛艦旗が降下され、乗組員総員が退艦。その後、横音が演奏する「海の防人」が流れる中、石原艦長から道満誠一横須賀総監(当時)に自衛艦旗が返納された。
この瞬間、33年間にわたり海自潜水艦部隊の支援と救難活動の待機に当たった「ちよだ」はその歴史にピリオドを打った。
道満総監は乗員に対し、「就役から33年の永きにわたり、潜水艦部隊の救難態勢を維持するとともに、円滑な運用を支援する主力艦として各種業務に従事し、・・・
防衛関連ニュース
<海自部隊新改編>
海自鹿屋基地に第212教育航空隊が誕生
(2018年3月23日)
2018年5月14日更新
「第212教育航空隊」の看板の除幕を行う渡邊剛次郎海将ら(3月23日、鹿屋航空基地で)
「行き足」持って前進だ
【鹿屋】鹿屋基地は3月23日、「第211教育航空隊」の改編と、新たに編成された「第212教育航空隊」の合同記念行事を実施した。
211教空は昭和36年9月、海自教育航空集団の編成と同時に館山航空基地で開隊。49年2月に鹿屋基地に移転して以来、約50年にわたり回転翼搭乗員教育の中核としてその任を担い、これまで約3000人に上る搭乗員を育て上げた。
今回の改編により、211教空はTH135練習ヘリを使用して「回転翼基礎課程」と「計器飛行課程」を担任する。また、新編された212教空は・・・
防衛関連ニュース
<海自部隊新改編>
第11、12各機側整備隊を新編
航空警備隊編成 海自1空群
(2018年3月23日)
2018年5月14日更新
救難消防車ストライカーをバックに記念撮影に納まる航空警備隊の隊員たち(3月23日、鹿屋航空基地で)
第11、12各機側整備隊 効率的に航空機整備
航空警備隊 1隊2班統合、迅速・確実に対処
航空警備隊 1隊2班統合、迅速・確実に対処
【1空群=鹿屋】1空群は3月23日、新編された「第11機側整備隊」「第12機側整備隊」と「航空警備隊」の部隊改編式を行った。
同群では航空機の整備を効率的に行うため、航空隊の列線整備隊を整備補給隊の検査隊に統合し、1整備補給隊に固定翼哨戒機を担当する「第11機側整備隊」と回転翼練習機などを担当する「第12機側整備隊」に分けて部隊を新編した。
一方、・・・
防衛関連ニュース
<海自部隊新改編>
海自徳島航空基地に「航空警備隊」
地上救難特技員を集約
(2018年3月23日)
2018年5月14日更新
新編された「徳島航空警備隊」の看板を掲げる徳島教空群司令の福島1佐(左)と徳島航空基地隊司令の稲崎1佐(3月23日、徳島航空基地で)
【海徳島】徳島航空基地隊は3月23日、「航空警備隊」の新編行事を行った。
「航空警備隊」は、管理隊車両班、警衛隊警衛班、運航隊地上救難班などに分散配置されていた「地上救難特技員」が一つの隊に集約され、不測事態への対処能力向上が図られた。
式典で徳島航空基地隊の稲崎精一郎司令は「新しい・・・
防衛関連ニュース
<海自部隊新改編>
「ワークライフバランス推進企画班」を設置
海幕人事計画課
(2018年4月2日)
2018年5月14日更新
海幕は4月2日付で人事計画課、防衛課、装備需品課の組織改編を行った。
人事計画課には新たに「ワークライフバランス推進企画班」を設置。防衛課には「能力評価・分析室」、装備需品課には「企画班」「後方運用班」「共同後方班」を新設した。
これに伴い、人事計画課の「要員班」、防衛課の「分析室」、装備需品課の「装備需品班」「輸送調整班」「調達管理班」は廃止された。
防衛関連ニュース
<海自部隊新改編>
21空に213飛行隊、22空には224飛行隊
海自航空部隊
(2018年4月2日)
2018年5月14日更新
海自航空部隊の改編では、4月2日付で21空群21空(館山)にUH60J救難ヘリ部隊「213飛行隊」を新編。73空の「硫黄島航空分遣隊」は21空隷下となった。
また、22空群22空(大村)には、UH60J部隊「224飛行隊」が新編され、72空の「鹿屋航空分遣隊」は22空に編成替えとなった。
これに伴い、「72空」「73空」「73空大湊航空分遣隊」は廃止された。