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「明治の日」制定へ議連発足＝自民
自民党の有志議員は１１日、「明治の日を実現するための議員連盟」の設立総会を衆院議員会館で開いた。祝日法を改正し、１１月３日の「文化の日」を「明治の日」に改称することを目指す。
会長の古屋圭司衆院議院運営委員長は「連合国軍総司令部（ＧＨＱ）の指示で、明治節が文化の日という形に変えられてしまった。明治の日を立法府の責任でしっかり成立させていこう」と呼び掛けた。
（平成30年5月11日 時事通信）
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戦後、日本政府は祝日10日を決めたが、GHQが2月11日「紀元節」と11月3日「明治節」の祝日に大反対した。
それでも日本政府は11月3日を「文化の日」として何とか祝日に残すことは出来たが、占領下ではそこまでであった。
ただ、いつまでも11月3日を「文化の日」にしたままでは、本当の意味が解らなくなってしまう。
そして今回、自民党から「明治の日」制定に向けて動きが出てきた。
自民党で「明治の日を実現するための議員連盟」が発足
明治8年7月20日、明治天皇は東北と北海道の巡幸から東京湾に帰着された。その日を記念して7月20日は「海の記念日」という祝日に定められた。
しかし戦後、「海の記念日」は祝日から外された。GHQは強国日本の復活を恐れて、明治天皇につながるものはことごとく反対したのだ。
平成8年、7月20日を「海の日」として祝日に戻ったが、平成15年に三連休を増やすため「ハッピーマンデー」として、7月の第3月曜日を「海の日」とした。戦後日本の国家観のなさがここに表れている。
しかし、この「海の日」を平成33年に7月20日に固定する動きが出てきた。
すると日本旅行業協会など観光5団体は「三連休が減ることによる経済損失は大きい」（平成30年5月10日 産経新聞）と表明、明治天皇への本来の祝日の意味を無視して、儲け主義を優先しているのだ。
「明治の日」も「海の日」も、制定の意味をまったく無視して、単なる「休みの日」にしてしまっては日本民族の矜持を失ってしまう。
我が国にとって明治の御代がいかに大切な時期であったかは歴史を正しく理解すれば一目瞭然である。
日本国は神の国である。万世一系の皇統は天照大神の「天壌無窮の神勅」にある通り、明治になって神話と天皇陛下のつながりを明確にした。
幕末から白人の植民地支配とならぬよう、幕府体制から天皇親政の国家として「明治維新」とした。富国強兵、殖産興業で、日本は日清、日露の大きな戦争に勝ち、世界の五大大国となった。
つまり日本民族が一番強固になるのは天皇陛下を中心にした国づくりにある。
しかし米国は大東亜戦争で日本の強さは天皇陛下にあることを知り、戦後、神道指令で神社を否定し、皇室を弱体化し、神話を否定して、日本の精神的支柱であった教育勅語も廃止した。
だから日本の建国である「紀元節」の復活は絶対に認めず、「明治節」も否定したのだ。
しかし、現在の日本は明治の日清戦争と日露戦争の国難に匹敵する国難が迫っているのに、「憲法」も「軍隊」も「教育勅語」も取り戻せていない。
吉田松陰は、備えとは我が敷島の大和魂、と言った。
日本国は主権を回復した独立国家である。我々がなすべきは独立国家として戦後体制を脱して、明治の魂を甦らせて、我が国の輝かしい未来を自ら掴みとっていくべきである。
だからこそ11月3日をいつまでも「文化の日」という意味不明な単なる休みの日にしておくのではなく、「明治の日」（明治節）に戻して、明治大帝の大御心を偲び、先人達の血と涙と苦労を思い、その日本民族の尊い精神を受け継いで、これからの日本の国難に立ち向かっていく必要があるのではないか。
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