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Xバンド防衛通信衛星「きらめき1号」打ち上げ成功
(2018年4月6日)
2018年4月16日更新
防衛省は4月6日、Xバンド防衛通信衛星「きらめき1号」の打ち上げに成功したと発表した。同日午前6時34分(日本時間)、南米の仏領ギアナからフランスのアリアンスペース社のロケットで打ち上げられ、ロケットから正常に分離したことが確認された。
静止軌道上での性能確認試験を経て、今年7月をめどに運用を開始する。運用期間は約15年間を見込む。
「きらめき」は、これまで防衛省・自衛隊が回線を借り上げて使用してきた民間衛星の「スーパーバード」に代わるもので、鮮明な画像や映像データなどの大容量のデータを高速かつ安定的に送受信できる周波数帯域「Xバンド」を利用しているのが特徴だ。
「きらめき」は・・・
防衛関連ニュース
職業能力開発センター 63期生8人が入所
病院長「試練は飛躍のチャンス」
(2018年4月4日)
2018年4月16日更新
公務中の負傷、疾病で障害を負った隊員の円滑な部隊勤務や社会復帰に向けた技術修得指導を行う、自衛隊中央病院職業能力開発センター(三宿、松岡秀広センター長)で4月4日、第63期生8人(陸自隊員7、海自1)の入所式が行われた。
式には、小泉秀充内局給与課長、陸海空自衛隊の給与・法務関係者、朝雲新聞社の中島毅一郎社長などの来賓と千先康二中央病院長をはじめとする病院関係者約30人が出席した。
国歌斉唱に続き、・・・
防衛関連ニュース
統合後方補給業務会議「継戦能力と輸送力の確保」
全国の担当者100人が議論
(2018年3月1日)
2018年4月16日更新
「統合後方補給業務会議」で近藤将補(左端)から説明を受け、認識を共有する全国の後方補給関係者(3月1日、防衛省で)
【統幕】全国部隊の後方補給関係者約100人が一堂に会する「平成29年度統合後方補給業務会議」が3月1日、防衛省で開かれた。
同会議は統合運用に資する後方補給の課題解決に向けた方向性を共有することを目的に18年度から開催されており、今回で12回目。
統幕首席後方補給官の近藤奈津枝海将補と各幕装備計画部長が毎週定例の「4幕装備計画部長懇談」で議論を重ね、30年度は「真に戦える後方補給態勢を構築するための変革点となる年度」との認識で一致。合同会議は「・・・
防衛関連ニュース
対空戦闘指揮統制装置(ADCCSⅠ型)
火入れ式を実施 陸自1高特団
(2018年3月15日)
2018年4月16日更新
【1高特団=東千歳】1高射特科団は3月15日、東千歳駐屯地内の団本部付隊管理施設内で、新たに装備された「対空戦闘指揮統制装置(ADCCSⅠ型)」の火入れ式を実施した=写真。
式は安全祈願に引き続いて、大庭北方総監部幕僚長が総監訓示を代読、これに対して宮本久徳団長が決意を述べ、最後に「対空戦闘指揮統制装置(ADCCSⅠ型)」の器材に〝火〟を入れた。
北部方面隊の防空能力を飛躍的に高める新器材を前に、隊員たちは装備の早期戦力化を誓った。
防衛関連ニュース
航空総隊直轄部隊が初の「調理競技会」
(2018年2月14日、15日)
2018年4月16日更新
航空総隊直轄部隊の「調理競技会」で、野戦釜を使い、調理に当たる空自隊員(横田基地で)
「調理の部」で、おにぎり作りのスピードを競う隊員たち
「有事即応」コンセプトに熱戦
【航空総隊=横田】空自航空総隊司令部は2月14、15の両日、横田基地で総隊直轄部隊対抗の「調理競技会」を創設いらい初めて実施した。さまざまな環境下で調理ができる「真の調理員」の技量を評価する競技会となり、「有事即応」をコンセプトに熱戦が繰り広げられた。
<献立の部優勝>新潟救難隊<調理の部優勝>5空団
調理のスピードや正確さ競う
参加部隊は各方面隊を除く総隊直轄部隊から、秋田救難隊、新潟救難隊、作戦システム運用隊(横田)のほか、特別参加として5空団(新田原)が名乗りを上げ、競技に参戦した。
競技は、(1)安定的に食材が調達できない環境下、長期保存が可能な食材のみを使用する(2)厨房が使用不能な状況のため、「野戦釜」のみで調理が可能な献立とする(3)献立の立案から調理まで、実戦を追求する――の3条件の下で実施。
競技は「献立の部」と「調理の部」に分かれ、給食の影の立役者である栄養担当官も参加。「調理の部」は・・・
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海自三浦2曹、田中3曹 佐伯栄養専門学校を卒業
(2018年3月10日)
2018年4月16日更新
山校長(中央)を囲み、卒業証書を手にする三浦2曹(右)と田中3曹(左)=3月10日、東京都大田区の佐伯栄養専門学校で
旧海軍から続く栄養士養成90年
【海幕】海自が旧海軍時代から栄養士養成の教育を委託している佐伯栄養専門学校(東京都大田区、山大治校長)で3月10日、卒業式が行われ、栄養士科の三浦鉄将2曹(横造補所)と田中佑治3曹(輸送艦「しもきた」)が2年間の教育を修了した。
海幕では栄養士教官養成のため、各部隊から選抜した優秀な給養員を入校させ、「栄養士免許」を取得させている。
今年は昭和3年の委託開始から90年目の節目で、卒業生数は累計143人となった。このうち、現役の自衛官栄養士は35人で、栄養担当官として各艦艇や・・・
防衛関連ニュース
ソマリア沖・アデン湾で
警戒監視の海賊対処航空隊 任務飛行2000回
(2018年3月17日)
2018年4月16日更新
「任務飛行2000回」を達成した海賊対処航空隊30次隊と、基地警備に当たる陸自支援隊9次隊の隊員たち。後方は海自P3C哨戒機(3月19日、ジブチの日本隊拠点で)
【統幕】P3C哨戒機でソマリア沖・アデン湾を上空から警戒監視している海自海賊対処航空隊30次隊(指揮官・佐野浩之2海佐=51飛行隊長=以下5空群隊員約60人)は3月17日、1次隊からの通算任務飛行「2000回」を達成した。
海賊対処航空隊1次隊は平成21年6月、ジブチを拠点にアデン湾での警戒監視活動を開始。25年11月には14次隊が任務飛行1000回を達成した。30次隊は・・・