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「日本人が長年歌い継いできた唱歌や童謡が教科書からどんどん消えている。このままでは、おじいちゃんが孫と一緒に歌ったり、外国でこれが日本の曲だと披露できる歌がなくなってしまう」。
タイのバンコクのリゾートホテルが仕立てた川巡りの遊覧船に乗り込んだ。川沿いの寺院などをあらかた見物し終わった帰路、ガイドが座興で「お客さん達、それぞれお国自慢の歌を歌ってもらえませんか」と呼びかけてきた。
「これはおもしろい」と歓声を上げ、早速「ローレライ」や「峠のわが家」など、聞き覚えのある曲を披露する外国人達。やがて私の番が来た。
日本人客は私と妻のみだ。脳裏に浮かんだのは日本古謡の「さくら」だった。「だが、この曲が海外で知られているだろうか?第一、最後まで歌詞を思い出せない」。
躊躇する私の心を見透かしたのか、ガイドは「すき焼きソングはどうか」と助け舟を出してきた。「ああ、それなら」と、何とか日本語で「上を向いて歩こう」を歌ったのだった。ふと思った。一体、日本人がみんなで歌える国民的愛唱歌とは何だろう?
愛唱歌と呼ばれるからには故郷の心象風景や日本固有のイメージが結びついていく世代にも亘って歌い継がれ、日本人の血を熱くする強い力を持ったものでなければならない。そう考えれば、愛唱歌の資格を持ち得るのは唱歌・童謡をおいてない、ということだった。
今の教科書は唱歌・童謡を冷遇し、日本は国民的愛唱歌も持たない奇妙な国家に成り果てかねない。
(横田憲一郎著『教科書から消えた唱歌・童謡』(産経新聞社)より)
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外国で外国人達の中で「お国自慢の歌を歌ってもらえませんか」と言われたら、何を歌うでしょうか?
しかも歌詞を見ないで歌える歌です。
昔であれば、おばあちゃんが「青葉の笛」を歌うと、孫も歌う。孫が教わった「大黒様」を歌えば、おじいちゃんも歌う。唱歌は変わらないですから、縦のつながりができる。
戦後、こういう光景はなくなってしまった。それは教科書から唱歌をどんどん消して、残った唱歌も歌詞が変えられて一緒には歌えなくなった。
今の季節、桜のよい季節です。「さくらさくら」は日本人の誰もが歌える歌です。
この「さくらさくら」の歌詞は、
さくらさくら 野山も里も見渡す限り
霞か雲か 朝日に匂う
さくらさくら 花盛り
である。
この歌詞の「朝日に匂う」は、本居宣長の「敷島の 大和心をひと問はば 朝日に匂う 山桜花」からきている。
「朝日」は日本国を表し、「におう」は美しさであり、最後の「さくらさくら」は軍人が美しく散っていく姿を表していた。
昭和19年10月21日、神風特別攻撃隊の敷島隊、大和隊、朝日隊、山桜隊も本居宣長の上の歌からきている。
戦後の一時期、「さくらさくら」を扱う教科書が少なくなり、特攻隊を思い浮かべる歌詞も意図して、
さくらさくら やよいの空は見渡す限り
霞か雲か 匂いぞ出ずる
いざやいざや 見にゆかん
と教えていた教師がいた。
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