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陸自改革「陸上総隊」新編し一元化 水陸機動団も発足
（2018年3月27日）
2018年3月29日更新
（「朝雲アーカイブ」にて大きな図を公表しています）
「陸上総隊」全国の5個方面隊 有事に指揮・運用
陸上自衛隊は「創隊以来の大改革」と位置付ける大規模な組織改編の第一歩として、３月２７日、全国の５個方面隊を一元的に束ね、有事の際に部隊を指揮・運用する「陸上総隊」（朝霞、約１８０人）を新編した。併せてその直轄部隊「水陸機動団」（相浦、約２１００人）も発足した。海自の自衛艦隊、空自の航空総隊と並ぶ〝統一司令部〟として「陸上総隊」が新設されたことで、３自衛隊の統合運用は新たなスタートを切った。山崎陸幕長は改編に先立つ２２日の記者会見で、「全国で起こり得る各種事態に柔軟、適切、迅速に防衛態勢を構築することが可能となる」と新体制のメリットを強調した。
陸自の大改革の初年度に当たる平成２９年度末の改編では、中央即応集団（ＣＲＦ、座間）の発展的な廃止に伴う「陸上総隊」の新編が主軸となる。
陸上総隊は方面隊を隷下に置く高級司令部ではないものの、広範囲に被害が及ぶ大規模災害や有事の際などに全国の陸自部隊を一元的に指揮・運用する役割を担う。
山崎陸幕長は２２日の記者会見で「防衛大綱に示された統合機動防衛力の構築に向けて即応機動する陸上防衛力の骨格となる体制を整備するものだ。自衛艦隊、航空総隊、在日米軍等の運用に係る調整を陸上総隊司令官に一元化することで、統合運用や日米共同の実効性の向上を図ることができる」と期待感を表明した。その上で「陸上総隊司令官は５個方面隊の現状を掌握し、・・・
防衛関連ニュース
座間で中央即応集団（CRF）廃止式典
創設11年、陸上総隊新編で幕
（2018年3月26日）
2018年3月29日更新
ＣＲＦ廃止行事で小林司令官（壇上中央左）に隊旗を返還する富田ＣＲＦ司令部付隊長（同右）＝３月２６日、座間駐屯地で
「陸上総隊」の新編に伴う中央即応集団（ＣＲＦ）の廃止行事が３月２６日、陸自座間駐屯地で行われた。
式は午前１０時半から儀仗広場で行われ、ＣＲＦ隷下の空挺団やヘリ団など全８個部隊の指揮官ら約２００人の隊員が整列。来賓として歴代ＣＲＦ司令官や遠藤三紀夫座間市長、在日米陸軍司令官のジェームズ・パスカレット少将ら約１００人も臨席した。
参加者が見守る中、ＣＲＦ司令部付隊長の富田真彦３佐がＣＲＦ司令官の小林茂陸将（３月２７日付で陸上総隊司令官）に隊旗を返還。この瞬間、ＣＲＦは平成１９年３月の創設から１１年でその歴史に幕を下ろした。
これに先立ち、小林司令官が式辞を述べ、・・・
防衛関連ニュース
安倍首相、自衛艦隊司令部や
「うずしお」など横須賀基地を視察
（2018年3月18日）
2018年3月29日更新
「うずしお」の発令所で中島艦長（左）の説明の下、操縦席に座り操艦を確認する安倍首相＝３月１８日、横須賀基地で
安倍首相は３月１８日、海自横須賀基地を視察した。自衛艦隊司令部、１掃海隊の掃海艇「はつしま」（松葉元昭艇長）、２潜水隊の潜水艦「うずしお」（中島隆雄艦長）をそれぞれ回り、隊員たちを激励した。
同日に行われた防衛大学校（神奈川県横須賀市）の卒業式に出席した後、陸自の特別輸送ヘリ「スーパーピューマ」で横須賀基地へ移動。同基地で河野統幕長、山下万喜自衛艦隊司令官、・・・
防衛関連ニュース
陸自43普連 改編に伴い
対戦車中隊の廃止行事、隊旗を返還
（2018年3月17日）
2018年3月29日更新
４３普連の対戦車中隊廃止行事で廣田連隊長（左）に中隊旗を返還する東原対戦車中隊長＝３月１７日、都城駐屯地で
【４３普連＝都城】４３普通科連隊（連隊長・廣田耕士朗１佐）は３月１７日、平成２９年度の体制移行に伴い、廃止される対戦車中隊の廃止行事を都城駐屯地で行った。
行事には防衛協会都城支部長の池田宜永氏をはじめとする来賓・関係者多数が出席。中隊旗返還式、記念会食に続いて、・・・