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東北方唯一のホーク部隊 陸自5高特群、45年の歴史に幕
（2018年3月27日）
2018年3月22日更新
第５高特群が装備する「改良ホーク改善Ⅲ型」（八戸駐屯地で）
４５年前の第５高射特科群「編成完結式」で、堂々と観閲行進を行う当時の隊員（昭和４８年３月）
最後の「野外行動訓練検閲」で山之上哲郎東北方総監（右）の激励を受ける諸石正弘群長（平成２９年７月、王城寺原演習場で）
・・・他
北方1高特団隷下へ
【５高特群＝陸八戸】現防衛大綱・中期防による部隊改編で、陸自の高射特科部隊として今年３月、唯一廃止される東北方面隊隷下の第５高射特科群（八戸）。改編後は同じ八戸駐屯地所在のまま、北部方面隊第１高射特科団（東千歳）隷下の「第１０１高射特科隊（仮称）」となる。３月２７日に予定される５高特群の廃止行事を前に、同群は昨年、最後の「野外行動」と「対空実射」の両訓練検閲を完遂、いよいよ体制移行準備の最終段階に入った。５高特群の４５年に及ぶ歴史をここに写真と記事で振り返ってみた。
防空任務、災害派遣で活躍
創隊いらい４５年間にわたり、〝東北唯一のホーク部隊〟として知られてきた５高特群。昭和４８年３月、１２２特科大隊を母体に創設され、当時最新だった米国製の地対空ミサイル「ホーク」を配備し、実射訓練は同年１２月から米・ニューメキシコ州のマクレガー射場で実施してきた。
５８年に命中精度を向上させた「改良ホーク（初期型）」に換装し、その後も逐次「改善型」に換装。平成１０年に「改善Ⅲ型」に換装し、４個セット装備する現在の体制となった。他の高射特科部隊が・・・
防衛関連ニュース
陸自110教大、松山へ部隊移動
藤井大隊長「地域に貢献」
（2018年2月9日）
2018年3月22日更新
松山駐屯地隊員の出迎えを受ける藤井大隊長（中央先頭）以下、１１０教大の隊員たち（２月９日、松山駐屯地で）
58年間の歴史を経て
【中方混成団＝大津】１１０教育大隊は２月９日、１４旅団（善通寺）の「機動旅団」化への改編に伴い、香川・善通寺駐屯地から愛媛・松山駐屯地への部隊移動を行った。
藤井鉄也大隊長以下隊員約８０人は、松山駐屯地正門で隊員や協力団体から盛大な出迎えを受け、式典が行われる体育館に行進。
式典で・・・
防衛関連ニュース
航空保安管制競技会 レーダー管制能力 多角的に評価
（2018年1月23日~25日）
2018年3月22日更新
航空保安管制競技会で「レーダー管制」の業務に当たる浜松管制隊チーム（１月２４日、空自小牧基地で）
参加１２個部隊の中で優勝し、太田群司令（前列中央）からメダルを受けた浜松管制隊チーム（前列右端は坂本和也１尉、後列左から西村隼人３曹、山内剛１曹、大平裕貴２曹、福岡督二３曹）。前列左端は本間大雄浜松管制隊長
浜松管制隊が優勝 ２位千歳、３位松島
【管制群＝府中】空自航空保安管制群は１月２３日から２５日まで、１２個部隊が参加して小牧基地で「航空保安管制競技会」を開催し、浜松管制隊が優勝した。
同競技会は昭和４６年に始まり、今年度で３３回目。隊員の練成成果の発揮と、各部隊の技量向上を目的に毎年行われている。評価対象は「飛行場管制」「レーダー管制」「飛行管理」の各部門から年度ごとに選定。今回は「レーダー管制」を評価対象とし、群隷下の１２個管制隊（静浜、岐阜、防府を除く）が参加し、実力を競い合った。
競技は管制技能を学ぶ５術科学校（小牧）の・・・
防衛関連ニュース
佐藤曹長1万飛行時間を達成
P3Cとともに22年 海自203教空
（2018年1月24日）
2018年3月22日更新
祝福される佐藤曹長（前列中央）。その左は前田２０３教空司令（１月２４日、下総航空基地で）
【２０３教空＝下総】海自２０３教育航空隊（司令・前田忠久１佐）でＰ３Ｃ哨戒機の機上武器整備員を務める佐藤尚曹長は１月２４日、２２年間かけて「１万飛行時間」を達成した。
佐藤曹長は昭和６３年６月、横須賀教育隊の２６２期練習員として入隊。平成８年に搭乗員教育を修業後、Ｐ３Ｃの機上武器整備員として、旧６空（厚木）、旧２０５教空（下総）、２０３教空（同）、２空（八戸）で２２年間にわたって勤務。教空隊では教官として〝海の防人〟である搭乗員の育成に従事し、・・・