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第1護衛隊に初の女性司令誕生
東良子1佐、護衛艦「いずも」で着任式
(2018年3月6日)
2018年3月14日更新
「職責の重い任務を与えられ、非常に身の引き締まる思いです」――。海自第1護衛隊(横須賀)に3月6日、東良子1佐(44)が着任し、海自初の女性護衛隊司令が誕生した。ヘリ搭載護衛艦「いずも」のヘリ格納庫で行われた着任式で東1佐は、乗員約250人を前に訓示。式後、記者団に対し「どのような任務を与えられても遂行できる部隊にしていきたい」と抱負を語った。
定期修理でジャパンマリンユナイテッド横浜事業所磯子工場(横浜市磯子区)にドック入りしている「いずも」のヘリ格納庫に同艦と護衛艦「むらさめ」の乗員約200人が整列し、東司令を出迎えた。
東1佐は、前1護隊司令の渡邉雄一1佐のエスコートで乗員を巡閲した後、「いずも」の甲斐義博艦長以下、乗員約250人を前に「ただ今から第1護衛隊の指揮を執る」と力強く宣言し、訓示を述べた。
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石川県金沢市出身の東1佐。「・・・
防衛関連ニュース
米軍機、グアムに訓練移転 嘉手納、岩国、三沢
2018年3月14日更新
在日米軍の嘉手納、岩国両基地に展開する米戦闘機部隊は2月8日から3月6日まで、同じく三沢の米軍部隊は2月12日から3月9日まで、それぞれ米グアム島のアンダーセン空軍基地などに移転し、同基地周辺区域や北マリアナ諸島のファラロン・デ・メディニラ空対地射爆撃場で訓練を実施している。
訓練には嘉手納の米空軍第18航空団、岩国の第12海兵航空群、三沢の第35戦闘航空団からF15、F16戦闘機など計約38機と人員約960人が参加し、それぞれ戦闘機戦闘訓練、空対地射爆撃訓練などを行っている。
防衛関連ニュース
島松駐屯地、恵庭クロカンスキー大会を支援
隊員ら60人参加、上位入賞も
(2018年2月18日)
2018年3月14日更新
雪原で選手がコースを誤らないよう、笑顔で誘導を行う隊員。緊急時に備えて雪上車(左奥)も用意された(いずれも2月18日、恵庭市で)
恵庭クロカンスキー大会に参加した選手に、飲料水を配る島松駐屯地の支援隊員
大雪原を滑走!
自衛隊の演習場内を滑走できるのも魅力の一つとなっている「第30回記念恵庭クロスカントリースキー大会」が2月18日(日)、恵庭市で開催され、地元の島松駐屯地が大会運営を支援した。
多彩な景色とコースが楽しめる同クロカン大会は、スキー愛好家たちの間でも人気が高く、今年も約1000人が参加。
この冬の大イベントを支えるため、島松駐屯地は長期にわたるコース造成のほか、前日の会場準備、当日のコース誘導、給水支援などに当たり、選手が・・・
防衛関連ニュース
空自空上げ(からあげ)定着させよ!
普及目指し5カ年計画
2018年3月14日更新
42警群オリジナル唐揚げ「Sora空っ!」を味わう宮下市長(左)と佐藤群司令(1月18日、空自大湊分屯基地で)
野菜とともに盛り付けられた「Sora空っ!」。地元青森の食材と二度揚げにより〝サクサク〟の食感が味わえる
42警群のゆるキャラ「ガメどん」。空上げポスターにも使用された
【42警群=大湊】海自の伝統食がカレーなら、空自は「唐揚げ(空上げ)」だ――。空自は平成30年度から「空上げ普及5カ年計画」を策定し、各基地が提供する鶏の唐揚げを「より上を目指す」という意味を込めて「空自空上げ」と正式に呼称する。さらに部隊の定番料理として定着させるため事業を推進していく。
平成17年度の食育基本法の制定で、食文化の育成が全省庁的に高まったことを契機に、空自は(1)魅力ある献立(2)地産地消(3)給食の継続性(4)普及しやすさ――の4点を満たす食材を摸索。四つの要素を踏まえて看板メニューの候補を挙げ、29年度に全国の基地に対して調査を行ったところ、「唐揚げ」が選ばれた。
42警群がいち早く「Sora空っ!」
この動きにいち早く反応したのが、青森県むつ市にある大湊分屯基地の42警戒群(司令・佐藤聖一1佐)だ。同群は「空上げ」を親しみやすいように「Sora空っ!(そらから)」と独自に命名し、地元の食材の特性を生かした唐揚げに仕上げた。
「Sora空っ!」は地産地消が主なテーマだ。青森県産のニンニクとリンゴを味付けに・・・
防衛関連ニュース
守山駐屯地業務隊で緊急登庁訓練
子供預かりを清須市職員も研修
2018年3月14日更新
「緊急登庁訓練」で隊員の子供たちを預かり、世話をする隊員たち=守山駐屯地で
【守山】守山駐屯地業務隊はこのほど、「緊急登庁支援」を希望する隊員の子供を預かる「緊急登庁訓練」を実施した。
同駐屯地では隊員15人(子供30人)が「緊急登庁支援」の事前登録を行っており、訓練には4人の子供が参加。愛知県の清須市役所防災行政課防災官以下6人が研修した。
預かり当初は、子供が母親から離れて大泣きしている様子や、育児経験のない支援隊員が・・・
防衛関連ニュース
感謝込めて「家族の日」普教連本管中隊
隊員家族65人が参加
(2018年1月20日)
2018年3月14日更新
「中隊家族の日」でバルーンアーティストが作った作品を手に記念撮影に納まる隊員と家族ら(1月20日、滝ケ原駐屯地で)
カレーうどんやショーでおもてなし
【滝ヶ原】普通科教導連隊本部管理中隊は1月20日、隊員を支える家族への感謝と自衛隊の任務に対する理解を深めてもらうため「中隊家族の日」を滝ヶ原駐屯地で開催した。
催しには隊員138人と隊員家族65人(27家族)が参加。中山稔浩中隊長は、隊員家族へ感謝の言葉を述べた後、中隊の状況や防衛省の団体保険、厚生、共済の活用などについて説明し、各小隊の訓練、勤務中の様子などをスライドショーで紹介した。
イベント会場の体育館では、装備品展示をはじめ、・・・
防衛関連ニュース
元陸自らっぱ教官芸人 海野元曹長
「浅草ライブ」制す お笑いで自衛隊応援
(2017年12月23日)
2018年3月14日更新
「浅草ライブ」で優勝し東京演芸協会のベートーベン鈴木会長(左)から表彰状を贈られる海野さん=2月28日、浅草東洋館で
陸自の元らっぱ教官で芸人として活動している海野幸人さん(55)(元陸曹長、芸名・トリトン海野)はこのほど、東京都台東区の浅草東洋館で行われたお笑いイベント「浅草ライブ」で優勝し、2月28日、同館で表彰された。
海野さんは昭和55年11月に入隊。32普連(大宮)でらっぱ教官を約10年間務めた後、体育学校(朝霞)、千葉地本などを経て一昨年11月、26年間の勤務を終えて定年退官した。
「浅草ライブ」は東京演芸協会若人倶楽部が主催。昨年の偶数月に行われた5回の予選を経て12月23日、勝ち上がった43人(組)によって本戦が行われ、観客の投票で海野さんが1位となった。
表彰式の日も〝バディ〟のらっぱを吹き、「(ネタが面白くなく)寝ているお客さんがいたら起床らっぱで起こします」などと軽快に語り、会場を沸かせた。
「自衛隊を応援する内容(のネタ)を面白いと思ってもらい、優勝できたことが一番うれしい。これからもお笑いで自衛隊をPRしたい」と海野さん。「(依頼があれば)全国どこへでも伺います」と意気込みを語っている。