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日米韓で連携 対北圧力を強化
ペンス米副大統領と首相が一致
（2018年2月7日）
2018年2月16日更新
会談で握手する安倍首相（右）とペンス米副大統領（２月７日、首相官邸で）＝官邸ＨＰから
パネルの前で迷彩服の金古中空司令官から空自ＰＡＣ３部隊の説明を受ける（その左へ）ペンス米副大統領、小野寺防衛相、ハガティ駐日米大使（２月７日、防衛省で）
副大統領、PAC3部隊を視察
安倍首相は２月７日、来日した米国のマイク・ペンス副大統領と首相官邸で会談し、核・ミサイル開発を強行する北朝鮮に最大限の圧力をかけ続けていくことで一致した。これに先立ち、ペンス副大統領は同日午前、防衛省を訪れ、小野寺防衛相の案内で北朝鮮の弾道ミサイル発射に備えて省内に展開している空自の地対空誘導弾「ＰＡＣ３」部隊を視察し、隊員を激励した。安倍首相は同日夕の共同記者発表で「ペンス副大統領と日米同盟の揺るぎない絆を世界に示すことができたのは極めて大きな意義がある」と述べた。
安倍首相とペンス副大統領との会談は約１時間５０分行われた。両氏は、２月９日開幕の韓国・平昌（ピョンチャン）冬季五輪の成功に向けた韓国と北朝鮮による南北対話を歓迎しつつも、北朝鮮に核・ミサイル開発を放棄させ、朝鮮半島の非核化を実現するために、日米韓３カ国が緊密に連携して北朝鮮への圧力を最大限まで高めていく方針で一致した。
ペンス氏は「全ての選択肢はテーブルの上にある」との米国の立場を改めて説明し、首相は支持する考えを表明した。両氏は「核武装した北朝鮮は決して受け入れられず、北朝鮮が非核化に向けた真摯（しんし）な意思と具体的な行動を示さない限り、意味のある対話は期待できない」との認識を共有した。
このほか、北朝鮮が国連安全保障理事会の制裁逃れのために行っている公海上での積み荷の移し替え「瀬取り」の・・・
防衛関連ニュース
北陸豪雪 10師団などが災派活動 車両約1190台を救出
（2018年2月6日~10日）
2018年2月16日更新
大雪で立ち往生した車にガソリンの給油を行う３５普連の隊員（いずれも２月７日、福井県あわら市で）
雪に埋もれた軽トラックを押して脱出を助ける１４普連の隊員たち
「大雪に閉じ込められたドライバーたちを救出せよ」――。北陸地方は２月６日、上空に強い寒気が流れ込んだ影響で記録的な大雪に見舞われた。福井県福井市では１９８１年（昭和５６年）の「五六豪雪」以来３７年振りに積雪１３０センチを超え、同県を通る国道８号線ではあわら市―坂井市間で車約１５００台が立ち往生する事態が発生した。福井県の西川一誠知事から災派要請を受けた１０師団（守山）をはじめとする陸自部隊は、１０日までの５日間にわたって雪に埋もれた車両の救出や鉄道施設の除雪などを行った。
雪中のドライバーに毛布や食料 延べ５０００人、２４時間態勢で
国道８号線の渋滞は６日午前９時ごろ、大型車の脱輪をきっかけに発生した。並行する北陸自動車道が通行止めになった影響もあり、午後３時までに福井県あわら市から坂井市にかけての約１０キロで、トラックや乗用車など約１５００台が立ち往生した。
降雪が続き、自治体のみでの対応が困難になったため、福井県の西川一誠知事は午後２時、１４普連長（石川県金沢市）の加々尾哲郎１佐に災害派遣を要請。１５分後には、１４普連と３７２施中（福井県鯖江市）の隊員計約１７０人が駐屯地を出発し、現地に急行した。
両部隊は午後５時ごろまでに坂井市丸岡町に到着し、除雪作業を開始。午後７時には名古屋市の１０師団司令部（守山）の要員約２５人が福井県庁へと前進し、指揮所を開設した。１０師団長の甲斐芳樹陸将は県庁に設置された災害対策本部に出席し、関係各機関との調整に当たった。
国道８号線では加々尾１４普連長を指揮官とする災派部隊が、国交省福井河川国道事務所や県警、消防、民間のドライバーらと協力し、立ち往生の解消に向けて・・・
防衛関連ニュース
北陸豪雪 陸自部隊が災派 立ち往生した民間車両を救え
（2018年2月6日~10日）
2018年2月16日更新
福井県嶺北地方は２月６日、積雪１３０センチを超える記録的な大雪に見舞われ、同県あわら市と坂井市を通る国道８号線で走行中の車両約１５００台が立ち往生した。
西川一誠県知事から要請を受けた１４普連（金沢）や３７２施中（鯖江）などの陸自部隊は直ちに現地に急行。１０師団長（守山）の甲斐芳樹陸将以下、隊員約１３６０人態勢で１０日までの間、懸命の除雪・救出作業に当たった。
１０師団から届いた写真を中心に災派活動の模様を紹介する。
激しい降雪の中、金沢駐屯地を出発する１４普連の災派部隊（２月６日）
雪が降りしきる中、国道８号線の道路上に積もった雪を人力で排除する１４普連の隊員たち（２月６日、福井県あわら市で）
体調の悪くなったドライバーがいないか、一台一台チェックして回る３５普連の衛生隊員（２月７日、福井県あわら市で）
油圧ショベルを使用して道路を啓開する３５普連の隊員（２月７日、福井県あわら市で）
・・・他
防衛関連ニュース
米空軍長官が来省 空幕長と会談 空軍種間で緊密に連携
（2018年1月31日）
2018年2月16日更新
ウィルソン米空軍長官（左）と会談し、握手を交わす丸茂空幕長（１月３１日、防衛省で）
丸茂空幕長は１月３１日、防衛省を訪れたヘザー・ウィルソン米空軍長官と会談し、地域の平和と安定のため、空軍種間で緊密に連携していくことで一致した。空幕長が米空軍長官と日本で会談するのは平成２６年以来５回目。
米空軍長官は栄誉礼、儀仗を受けたあと、河野統幕長、空幕長とそれぞれ会談。・・・