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宇宙監視体制構築 2022年度までに
山口県にレーダー 府中基地にシステム
2017年12月22日更新
防衛省は2022年度までに、日本の人工衛星にとって衝突などの脅威となる宇宙ごみ(スペースデブリ)を監視する「宇宙状況監視(SSA)」体制の構築を目指す。
その整備の一環として、主に静止軌道を常時継続的に監視する「レーダー」を山口県山陽小野田市の海自山陽受信所跡地(自衛隊所有地)に設置する方向で検討を開始しており、先月21日、地元住民に対する説明会を開いた。今年度中にボーリングなどの作業を含む調査工事に着手し、来年度以降は施設設計や敷地造成工事などを行う計画だ。
部隊新編も検討
一方、・・・
防衛関連ニュース
三沢に「臨時F35A飛行隊」来年度、302飛行隊が移駐
(2017年12月1日)
2017年12月22日更新
沖縄周辺空域で共同訓練を行う空自9空団のF15戦闘機2機(上)と米第34飛行隊のF35Aステルス戦闘機2機(下)。F35Aとの訓練も着々と進められている=12月4日(空自提供)
移駐後、機種更新
空自は12月1日、「臨時F35A飛行隊」(隊長・中野義人2佐)の編成完結式を三沢基地で行った。同隊は約40人体制で発足、式には城殿保北空司令官、鮫島建一3空団司令らが出席した。
鮫島司令の訓示後、城殿司令官が登壇し、「F35Aを取り巻く新しい装備、整備補給体系は、我々にとって大きなチャレンジだ。『世界のどこよりも我が国が(F35Aの)・・・
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防衛装備庁と米DSCAが意見交換
(2017年12月6日)
2017年12月22日更新
防衛装備庁は12月6日、来日した米国防安全保障協力庁(DSCA)幹部と防衛省で意見交換を行った。
会談には防衛装備庁から鈴木良之長官ら、DSCAからチャールズ・フーパー長官らが出席。FMS(対外有償軍事援助)調達での諸問題の解決に向けた取り組み、アジア太平洋地域各国との防衛装備・技術協力などについて、日米の協力関係をさらに推進していくことを確認した。
防衛関連ニュース
海自と韓国海軍が相模湾で共同で捜索・救難訓練
(2017年12月15日)
2017年12月22日更新
海自は12月15日、来日した韓国海軍艦艇と相模湾で「捜索・救難共同訓練」を行った。
訓練は同11日から15日まで、練習航海で横須賀を訪れた韓国海軍の駆逐艦「カン・ガムチャン」と補給艦「ファチョン」と実施。
海自は6護隊司令の近藤匡1佐を指揮官に、・・・
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ウラジオストク沖で日露捜索・救難共同訓練
(2017年11月25日)
2017年12月22日更新
日露捜索・救難共同訓練で、救助した遭難者(人形)を機内に収容するロシア海軍のKa27PSヘリ(11月25日、ウラジオストク沖の日本海で)
海自15護隊(大湊)所属の護衛艦「はまぎり」(艦長・小幡哲也1佐以下約200人)は11月20日から25日まで、極東ロシアのウラジオストクに派遣され、同周辺海域で露海軍との「日露捜索・救難共同訓練(SAREX2017)」を実施した。同訓練は日露で交互に行われており、今回で17回目。
「はまぎり」は22日、露海軍太平洋艦隊司令部があるウラジオストク港に入港。共同訓練は・・・
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陸自35普連、国交省と合同で木曽三川流域を巡視
(2017年11月16日)
2017年12月22日更新
長良川の堤防を巡視する35普連の隊員と河川事務所の職員(11月16日、岐阜市で)
水害発生時の連携強化
【35普連=守山】陸自35普連は11月16日、岐阜県と愛知県を流れる木曽三川(さんせん)(木曽川、揖斐川、長良川)で、国土交通省木曽川上流河川事務所と合同で、来年の出水時期に備えた重要水防箇所を巡視した。両者の合同巡視は初めて。
連隊からは2科長の後藤隆太郎1尉を長に、施設作業小隊や隊区担任中隊の隊員ら8人が、木曽川上流河川事務所からは戸谷三知郎副所長ら15人が参加した。
巡視は岐阜市の「長良川岐阜河川防災ステーション」を起点に、名神高速道路から揖斐川の堤防に直接乗り入れることができる「緊急開口部」や、・・・
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インド軍主催レース 防大ヨット部 総合6位
本、岩木学生が健闘
(2017年12月2日~8日)
2017年12月22日更新
インド軍主催の「アドミラルズカップ」に参加した各国軍の若手士官ら(インド海軍士官学校で)
【防大】防衛大学校(國分良成学校長)ヨット部の本健太学生(4学年・陸上要員)と岩木崇学生(3学年・海上要員)は12月2日から8日の間、インド海軍士官学校で開催された同軍主催のヨットレース「アドミラルズカップ2017」に参加した。学生たちは、総合6位の健闘をみせたほか、他国軍選手から訓練技法なども学んだ。
「アドミラルズカップ」は各国軍の若手士官や幹部候補生を招いて2010年から毎年実施されているもので、防大が参加するのは昨年に引き続き2回目。本、岩木学生は中山浩太郎1海尉(訓練部)の引率で同大会に挑戦した。
第8回となる今回は、主催国インドのほか、ロシア、アメリカ、オーストラリア、バングラデシュ、カタールなど28カ国が参加し、ホスト国2チームを含む、計29チーム58人の選手がレーザー(ラジアル)クラスのセーリングボートに乗艇して競い合った。
レースは予選の成績順に4グループに分れて行われ、・・・