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Channel: 電脳工廠・兵器(武器,弾薬)庫
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[転載]もし東京に核が落とされたら。 爆発周辺の人達は全員死ぬんだと思っている日本人が多いといいます。しかも、その死因はほとんどは放射線であると。そういうことをきちん検証しない日本こそ被害が大きくなるのです。

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もし、東京に核が落とされたら。
ある国から日本に向けて核弾頭が発射され、東京で空中爆発した場合、爆発周辺の人達は全員死ぬんだと思っている日本人が多いといいます。しかも、その死因はほとんどは放射線であると・・。
しかし、それはそう思い込まされているだけで、実際に核を落とされた時の検証などほとんどなされていないのが、危険なことはすべて想定外にしてしまう日本なのです。
そんなことは政府や防衛省が考えることと思っていても、平和な日本では政府も防衛省もその研究をした形跡がないということです。
「日本には核なんか落とされない」「アメリカの核の傘があるから大丈夫だ」
そんなこと信じられますか。
 
札幌医科大学の核防護学専門の高田純教授が、20074月号の「諸君」でこのあたりをわかりやすく書いています。以下、一部抜粋して掲載させて頂きます。
 
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戦後日本の学者やマスコミは「核兵器が使用されればみんな死ぬだけだ」という似非科学恐怖を日本人に刷り込んできました。しかし、そうではないんです。
 
たとえ爆心2キロ圏内でも地下街に居たり、堅固な建物内部にいた人は助かります。
実際、広島では爆発地点から170メートルしか離れていない鉄筋コンクリート建物の地下1階に居たため助かり、昭和57年まで健康で暮らした野村栄三さんがいます。また半径500メートル以内では78名が生き残っていました。
 
例えば中国から発射された核弾頭は日本への飛翔時が67分です。
咄嗟のことではありますが、この時どう行動しますか?
しかし、残念ながらこれに答えられる日本人はいないでしょう。・・・
 
まず、核災害で最も大きな被害をもたらすのは爆発時の“閃光”と“衝撃波”です。
広島でもこの2つが20万人を超す死傷者を出したのですから、核災害から生き残るにはこの2つの初期被害をいかに回避するかがポイントです。
核兵器といえば放射線被曝を思い浮かべる方も多いかもしれませんが、放射線は脅威の一部でしかなく、核爆発エネルギーの5%に過ぎないのです。
 
まず、核爆発の瞬間、熱線が光の速度で発射されます。この閃光熱傷を浴びた人は皮膚の表面だけが熱を受けて焼きただれ、皮膚が破けてしまいます。
この熱線を浴びてしまうと最低でも重症は避けられません。しかし、熱線は建物内部に避難し、外部光の入らないところに移動すれば防ぐことができます。ですからまずは近くの建物に避難するのが最善です。
 
次に、この熱線の後に衝撃波がやって来ます。これは核爆弾の大きさによっても変わってきますが、衝撃波は音速よりも早く秒速700メートル以上の威力を発揮します。
このため地上にいる人間は吹き飛ばされ、コンクリートに激突して死亡します。あるいは建物の中にいて熱線を免れても、コナゴナに吹き飛ばされたガラスやコンクリート片が突き刺さって死亡するのです。
広島や長崎の場合、屋外にいて吹き飛ばされた人も多かったのですが、少し遠方では弾丸のように飛んでくるガラス片が突き刺さり絶命した人が圧倒的に多かったのです。
この衝撃波がやってくるときに直立していれば、それだけガラス片が突き刺さる表面積が増大するので、屋内では窓ガラスから離れた建物の中心部や廊下などに退避し、伏せてガラス片が突き刺さる面積を最小限にするのが重要です。
 
その後、爆発地点では熱線の熱によって大規模な火災が発生します。周辺を焼き尽くし、熱傷で重傷を負って動けない状態だとこの火災で命を落とすことになります。
また、即死する量ではありませんが地面や建物の残骸には中性子により放射化されますから、すぐに爆発地点から脱出する必要があります。この場合、車は通行できないほど地表が破壊されていますから使用できないでしょう。そこで脱出手段として重要なのが地下鉄です。分厚いコンクリートや地表に覆われた地下空間は閃光と衝撃波、初期被害をかなり軽減でき、核爆発が起きても地下はかなり安全が確保されます。核災害でも地下鉄を運行出来れば危険な爆発地点から避難させられますし、自衛隊の救助活動でも迅速に使うことができます。
 
核ハザードは時間の経過とともに減少していきます。特に中性子による放射化の場合は顕著です。
広島、長崎の原爆では「今後70年間ペンペン草一本生えない」と言われましたが、実際には放射線量は7日後には健康に全く影響を与えないレベルに戻りました。
チェルノブイリ事故の急性死亡者は30名、その後、4000人の子供が甲状腺がんになりましたが、実際に死亡したのは15名です。
 
ひとつ知っておいてもらいたいのは、核爆弾と原発はどちらもプルトニウムやウランを原料にしていますが、その濃縮率は核爆弾は90%、原発が5%以下です。原発の原料は濃縮率が低いので事故を起こしたり、ミサイル攻撃を受けても核爆発は起こらないのです。
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核が落とされれば当然、相当の被害がもたらされることでしょう。
しかし、実際に核災害でどうなるのかということを考えている日本人はほとんどいないといいます。
なぜなら、核の被害の悲惨さばかりを日本人に植え付けて、実際の核による被害の検証を怠り、無責任な報道や教育をし続けてきたからです。
報道や教育で一方的に広島や長崎の被害報告だけを見ていては核災害の本質を見誤ります。
核は怖い、原発は怖い、という前に、防護体制次第では被害が軽減できることを日本人は認識すべきかもしれません。そういうことを真剣に検証し、議論しないことが万一の場合の被害を拡大させてしまうのです。
 
 
 
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転載元: さくらの花びらの「日本人よ、誇りを持とう」


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