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フィリピンにTC90無償譲渡
首相見守る中、防衛当局が文書交換
(2017年11月13日)
2017年12月1日更新
海自のTC90練習機5機をフィリピンに「無償譲渡」する防衛当局間の新たな取り決め(LOA)の署名・交換式が11月13日、フィリピンの首都マニラで行われた。
東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議などに出席のため同地を訪れていた安倍首相とフィリピンのドゥテルテ大統領が見守る中、鈴木良之防衛装備庁長官とエレファンテ比国防次官が署名された文書を交換し、握手を交わした。
TC90は当初、日本からフィリピンへの有償貸付として移転が決まり、今年3月、まず2機が海自徳島基地から比海軍サングレー基地に引き渡された。昨年11月からは・・・
防衛関連ニュース
海幕長がフィリピン訪問
徳島TC90教育1、2期の比海軍少佐4人と再会、激励
(2017年11月22日)
2017年12月1日更新
元海自機のTC90の前で記念撮影する村川海幕長(中央)。その左右は操縦教育1期生のヴィラコータ少佐とテュマンダ少佐(11月22日、フィリピンのサングレー海軍基地で)
村川海幕長は11月21日から24日まで、フィリピン海軍の公式招待を受け、同国を訪問した。
海幕長はタイのパタヤ湾で行われた「東南アジア諸国連合(ASEAN)創立50周年記念国際観艦式」を視察した後、21日にフィリピンに移動。翌22日に首都マニラで比海軍司令官らと懇談し、日比部隊間の交流促進などについて意見交換した。
この後、カビテ市にあるサングレー海軍基地を訪れると、同国に移転されたTC90練習機の操縦教育を海自の・・・
防衛関連ニュース
<秋の訓練最盛期> 北大演で総合戦闘射撃訓練
北鎮師団の火力を発揮 2師団
(2017年9月26日~28日)
2017年12月1日更新
敵部隊に向け行進間射撃を行う2戦連の90式戦車(北海道大演習場で)
秋の訓練最盛期、陸自は各地で訓練検閲、競技会を実施した。2師団(旭川)は北海道の広大な訓練環境を活用し、2戦連(上富良野)の90式戦車が実弾射撃を実施、一方、3普連(名寄)は87ATM射撃を使い、敵戦車を撃破する一連の手順を演練した。
【2師団=旭川】2師団は9月26日から28日の間、北海道大演習場で野澤真師団長を統裁官に「総合戦闘射撃訓練」を隷下の普通科連隊に対して行った。
訓練では、3普連(名寄)、26普連(留萌)、25普連(遠軽)が3個普通科戦闘団を編成。今回は特別に衛生隊、偵察隊、飛行隊、化学防護隊などの戦闘支援部隊も加わった。
戦闘団は諸職種部隊の火力を組織化し、総合戦闘力を最大限発揮するための能力向上を目的に、「防御戦闘」から「逆襲戦闘」・・・
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<秋の訓練最盛期> 北大演で総合戦闘射撃訓練
状況判断能力を向上 3普連
(2017年9月25日~27日)
2017年12月1日更新
バディの背中を使って砲身を安定させ、目標に向けて87式対戦車誘導弾を発射する3普連の隊員(北海道大演習場で)
【3普連=名寄】3普連は9月25日から27日まで、北海道大演習場で、戦闘団編組による「総合戦闘射撃訓練」を実施した。
訓練では各職種の戦闘力を組織化し、総合戦闘力を最大発揮するための指揮幕僚活動、各級指揮官の射撃指揮のほか、諸職種部隊間の火力調整や機動と火力の連携能力向上を目的に、・・・
防衛関連ニュース
<秋の訓練最盛期>
8普連が初の小隊戦闘競技会
(2017年9月17日~20日)
2017年12月1日更新
小隊戦闘競技会で優勝した8普連1中隊の谷口小隊(米子駐屯地で)
【8普連=米子】8普連は9月17日から20日まで、日光演習場と米子射撃場で「小隊戦闘競技会」を実施した。
連隊初の試みとして行われた競技会は、普通科小隊長などとして必要な実員指揮能力、部隊の基本的行動、隊員の基礎動作と戦闘射撃能力の向上を図ることが目的。
競技は、交戦訓練装置を使用した陣地攻撃の戦果を競う「戦闘行動の部」と・・・
防衛関連ニュース
<秋の訓練最盛期>
青森・9師団が実戦的射撃競技
(2017年9月26日~28日)
2017年12月1日更新
射撃競技会で次々と小銃弾を撃ち込むAグループの隊員(岩手山演習場で)
【9師団=青森】9師団は9月26日から28日まで、岩手山演習場で「29年度師団射撃競技会」を実施した。
師団では昨年度から9ホール射撃と至近距離射撃を競技会に取り入れるなど、より実戦的な射撃能力の向上に力を入れている。29年度はその能力をさらに向上させるため、出場人数を増やしてより難しい運動を連携させる「激動後の射撃」を行った。
Aグループ(普通科連隊)の特技「・・・
防衛関連ニュース
<秋の訓練最盛期>
東北方CTSが防護の慣熟訓練
2017年12月1日更新
戦闘用防護衣、マスクを身に付けたまま通信を行うCTSの隊員(仙台駐屯地で)
【東北方CTS=仙台】東北方面指揮所訓練支援隊(CTS)はこのほど、指揮所訓練センター(BCTC)訓練の中で、特殊武器の脅威を想定した各個防護の慣熟訓練を行った。
訓練では最も高いレベルの化学警報の伝達を受けて、戦闘用防護衣、防護マスクを迅速に装着、装面する動作を反復・演練。長時間にわたり脱着、脱面できないことを実感するため、完全防護の態勢でICEシステムの検証、電話対応などを半日間、体感した。