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航空観閲式 台風22号の接近を受け初の中止
(2017年10月29日)
2017年11月1日更新
空自は10月29日に茨城県の百里基地で予定していた平成29年度の自衛隊記念日中央行事「防衛省移行10周年記念・航空観閲式」を同日朝、台風22号の接近を理由に中止した。同式を取りやめるのは平成8年の開始以来初めてで、順延はしない。
杉山空幕長は翌30日、空自のホームページ上で「天候不良のため、安全確保の観点からやむなく中止することとなりました。楽しみにしてくださった皆さまには多大なご迷惑をおかけし、大変申し訳ありません」とのコメントを発表した。
防衛関連ニュース
全自衛隊陸上競技会 防大生ら気を吐く
短距離・リレーで大会新3つ
(2017年10月18日)
2017年11月1日更新
4×100メートルリレーの最終コーナーでバトンをつなぐ防医大の村上学生(ゼッケン414)、向井学生(416)と防大の羅座学生(404)、大野学生(410)=10月18日、体校陸上競技場で
全自衛隊陸上競技会(防衛省主催)が10月18日、体育学校陸上競技場(朝霞)で行われ、短距離走、リレーの各種目で防衛医科大学校(埼玉県所沢市)と防衛大学校(神奈川県横須賀市)の学生が健闘。4×100メートルリレーなどで合わせて3個の大会新記録を樹立した。
全自陸上競技会は日本陸上競技連盟が公認し、今回で21回目。陸海空各部隊・機関と防大、防医大、高等工科学校(武山)から選手約400人が出場、19種目(トラック15、フィールド4)で競った。
男子リレーは4×100メートルと4×400メートルの2種目が実施され、このうち4×100は防医大と防大が競り合った。同種目には5チームが出場した。
防医大は藤田祐也、鈴木謙太、向井頌之、村上昇太各学生の4人、防大は林雄亮、佐藤雅、大野良真、羅座謝瑠玖(ラザ・シャルク)=日本国籍を取得=各学生の4人で挑んだ。
レースは第2コーナーを過ぎて2チームが抜け出た。第3走者から・・・
防衛関連ニュース
「友魂記念館」維持・運営で
大和ハウス、自衛隊遺族会に感謝の目録
(2017年10月4日)
2017年11月1日更新
大和ハウスの石橋上席執行役員(前列中央)から目録を贈られた更谷陸(その右)、石巻海(左端)、倉本空(右端)各幕厚生課長(10月4日、防衛省で)
自衛隊遺族会の各部会相談役を務める更谷光二陸、石巻義康海、倉本昌弘空各幕厚生課長は10月4日、防衛省を訪れた大和ハウス工業の石橋信仁上席執行役員から同会への寄付金の目録をそれぞれ贈られた。
贈呈式には石橋上席執行役員以下大和ハウス工業の5人が出席。同社は平成18年から陸・海・空各部会に計100万円の寄付を毎年行っており、今回で累計額は1200万円となった。
寄付のきっかけは同社の創業者、故石橋信夫氏が・・・
防衛関連ニュース
適切な初期消火たたえる 岡本班長、王子署から感謝状
(2017年9月12日)
2017年11月1日更新
市川署長(左)から感謝状を授与される東京地本の岡本総括班長(9月12日、東京都北区の王子消防署で)
【東京地本】東京地本援護課総括班長の岡本貢事務官は9月12日、東京都北区王子で発生した火災において適切な初期消火を行った功績が認められ、王子消防署の市川博三署長から感謝状を贈呈された。
岡本班長は8月30日午後7時ごろ、王子3丁目の飲食店の前を通りかかった際に、大量の煙が発生しているのを発見。店主と客2人が消火活動を行っていたが、危険な状態だと判断し、3人を店外へ避難させた。
さらに通り掛かりの男性に・・・
防衛関連ニュース
「目黒のSUNまつり」目黒基地隊員、地域住民と
「さんま焼き隊」を編成
(2017年9月17日)
2017年11月1日更新
ゴーグルとレインコートを身につけ、焼き台を前にした「さんま焼き隊」の隊員(いずれも9月17日、東京都目黒区で)
真剣なまなざしでサンマを焼く田中副校長
「サンマのすり身汁」を気仙沼市のボランティアと一緒に作る基地隊員
目黒基地に勤務する自衛官22人は9月17日、東京都目黒区の田道広場公園で、東日本大震災の被災地・宮城県気仙沼市から届いたサンマを焼いて振る舞う「目黒のSUNまつり」を支援した。この日は午前4時から列を作って待ちわびたという人たちも含め、約2万人が秋の味覚を満喫した。
6000匹香ばしく 2万人が秋の味覚満喫
「やっぱり、さんまは目黒にかぎる」
イベントには空幹校副校長の田中幹士将補をはじめ、陸海空各幹部学校と統幕学校の先任らが参加。気仙沼から駆け付けたボランティアや地元主催者らと共に「さんま焼き隊」を編成した。
約200人の「焼き隊」は、それぞれ煙対策のゴーグルとレインコートを装着。総延長約60メートルにもなる14台の焼き台を使い、もうもうと上がる煙と格闘しながら約6千匹のサンマを焼き上げた。
香ばしく焼かれたサンマには大分県臼杵市産のカボスと気仙沼産の・・・
防衛関連ニュース
街角の芸術家「マドンナーロ」
路上を彩る〝天使たち〟
2017年11月1日更新
天使像を描く「マドンナーロ」の斎藤智輝さん(千葉市内のショッピングモールで)
路上から飛び出す恐竜の絵。これも斎藤智輝さんの作品だ(千葉・幕張新都心で)
秋も本番、紅葉を愛でながら散歩するには最高の季節になった。街角にふと目をやれば、壁や路面にユニークな絵が。これが「ストリート・ペインティング」と呼ばれる街頭芸術だ。中にはユーモアに富んだトリックアートや、見ているだけで人を幸せにしてくれる「天使たち」の絵も。この秋は街角の芸術作品を楽しみながら、落ち葉の舞う通りや広場をそぞろ歩きしてみたい。
中世イタリアから始まり現代アートへ
「マドンナーロ」と呼ばれる街頭芸術家をご存知だろうか。アスファルトや石畳の路面にうずくまって、何やら絵を描いている人。彼らが使う筆記具は鮮やかなチョークやパステルだ。
「マドンナーロ」とは、その名の通り≪マドンナ(聖母)を描く人≫の意味。中世イタリアの大聖堂のある街で広まり、現在は欧州各国の街中で見られる絵描き(ストリート・ペインター)を総称し、「マドンナーロ」と呼ばれている。
彼らの描く絵は聖母や天使が中心だが、最近はそのモチーフの領域も広がり、現代アートとして芸術性も高まっている。絵はお祭りなどのイベントに合わせて描かれるため、数日~1週間程度だけの期間限定となる。チョークなどで描かれ、消すのも簡単だ。
日本では斎藤智輝さんが「マドンナーロ」の第一人者として知られる。
2級建築士でもある斎藤さんは、イタリアの古都マントバで毎年開かれる「路上絵画大会」で2000年、01年と、2年連続で優勝し、一躍世界的に有名になった。現在はヨーロッパをはじめ、日本やアメリカ、アジアの各都市で活躍している。描かれた絵はどれも油彩画に負けないほどリアルで、道行く人々を驚かせ続けている。
「飛び出す恐竜」などトリックアートも
斎藤さんは最近、・・・