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神奈川県小田原市で南関東「9都県市合同防災訓練」
(2017年9月1日)
2017年9月19日更新
首都直下地震などに備えた南関東地区の「第38回9都県市合同防災訓練」が9月1日、神奈川県小田原市の酒匂川スポーツ広場を中央会場に行われ、安倍首相や小野寺防衛相ら政府首脳も訓練を視察した。
備えを確かに 自衛隊、在日米軍など140団体・3000人参加
神奈川県が「ビックレスキューかながわ」と名付けた同訓練は、「小田原市沖を震源地にM8.2の巨大地震が発生した」との想定で始まり、自治体や警察、消防をはじめ、陸海空自衛隊や在日米軍など約140団体、3000人が参加し、発災後の初動対処や緊急医療などを演練した。
午前10時45分、「地震発生」を知らせるサイレンが鳴り響き、関係機関は直ちに対策本部を県庁や市役所などに設置。被災地には消防団など自主防災組織が展開し、一斉に初期消火作業などを開始した。
上空には空自中空司令部支援飛行隊(入間)の・・・
防衛関連ニュース
沖縄本島北西沖地震を想定
離島統合防災訓練「いせ」に医療拠点
(2017年9月2日)
2017年9月19日更新
DMAT隊員を乗せ、ヘリ搭載護衛艦「いせ」に着艦した15ヘリ隊のCH47輸送ヘリ(9月2日、沖縄本島中部の恩納村沖で)
沖縄本島北西沖地震を想定した平成29年度「離島統合防災訓練(RIDEX)」が9月2日、沖縄県とその周辺海空域で行われ、統幕・陸海空自の隊員約530人が参加した。
同訓練は沖縄県の「総合防災訓練」に連携して実施され、西方総監の湯浅悟郎陸将を統制官に陸自西方主力の約120人、海自の自艦隊、佐世保地方隊、ヘリ搭載護衛艦「いせ」の乗員など隊員約360人、空自は総隊と支援集団から約40人、統幕から約10人が訓練に臨んだ。
輸送訓練では、陸自15ヘリ隊(那覇)のCH47JA輸送ヘリが那覇空港から沖縄本島中部の恩納村沖に停泊中の「いせ」に・・・
防衛関連ニュース
陸自13旅団が「南海レスキュー29」に参加
(2017年6月20日~24日)
2017年9月19日更新
川に落ちた被災者を渡河ボートで救助する13施隊の隊員(6月22日、徳島県阿南市で)
【13旅団=海田市】13旅団は6月20~24の5日間、中部方面総監部が実施する防災演習「南海レスキュー29」に参加し、瀬戸内海沿岸地域で実動訓練を行った。
同演習は、南海トラフ地震の発生に備えて部隊の行動を演練・検証し、災害対処能力を向上させることを目的に毎年実施。今年は「自衛隊統合防災演習(29JXR)」の指揮所演習と連接し、各種実動訓練を行った。
発災の状況が付与されると、旅団は直ちに幕僚活動を開始。13飛行隊(防府)を出動させてOH6観測ヘリによる瀬戸内海沿岸の航空偵察を実施した。
続いて本州四国連絡高速道路社との連絡体制を確認した後、・・・
防衛関連ニュース
「ビッグレスキューあずま2017FTX」
陸自34普連が車両揚陸を支援
(2017年6月26日)
2017年9月19日更新
米陸軍の汎用揚陸艇を使用した車両揚陸作業を支援する34普連の隊員(6月26日、沼津海浜訓練場で)
「南海トラフ地震で孤立」
【34普連=板妻】34普連は6月26日、東部方面隊が実施する「ビッグレスキューあずま2017FTX」に参加した。訓練では南海トラフ地震対処計画に基づく孤立地域災害などへの対処訓練を行い、関係機関などと連携し災害対処能力の向上を図った。
当日は津波や地震で港湾施設に大きなダメージを受け、被災地で大型船の接岸が不可能になった状況を想定。米陸軍の・・・
防衛関連ニュース
「自汲式水のう」で空中消火訓練 陸自富士飛行班
(2017年6月26日~29日)
2017年9月19日更新
自汲式水のう(下)を使用した給水作業を行う富士飛行班のUH1多用途ヘリ(6月27日、静岡県東富士ダムで)
【富士飛行班=滝ヶ原】教育支援飛行隊富士飛行班は6月26日から29日まで、東富士ダムと東富士演習場で「第1次飛行班訓練」を行った。
今回は、災害対処能力の向上と飛行班の識能拡充を目的に、自汲式水のうを使用した「空中消火」とNVG(暗視ゴーグル)を使用した「夜間飛行」を主要演練項目に実施。特に・・・
防衛関連ニュース
避難所運営訓練 9特連隊員が
盛岡市の中学生とテントを設営
(2017年8月26日)
2017年9月19日更新
中学生と一緒に天幕を組み立てる9特連の隊員(8月26日、岩手県盛岡市の見前南中学校で)
【岩手】駐屯地は8月26日、岩手県盛岡市などで行われた「29年度岩手県総合防災訓練」に参加した。
訓練には9特連(岩手)を主体に9高特大(同)、9飛隊(八戸)の隊員約50人が臨み、自治体とともに災害対策本部運営や負傷者救急搬送、応急炊き出しなどを演練、連携強化を図った。
市立見前南中学校で行った避難所運営訓練では、9特連の隊員が中学生に宿営用天幕の展張方法を教え、一緒に20張りのテントを設置した。
県立南高校では9飛隊の隊員が関係機関とともにヘリポートを開設し、消防と連携したUH1多用途ヘリによる救急搬送を実施した。