トップニュース
陸自15旅団の「美ら島レスキュー」
沖縄県、米軍が防災訓練初参加
2017年9月11日更新
美ら島の護り 在沖3自衛隊 第一線部隊の現状
沖縄・南西方面の防衛の強化が進む中、陸自15旅団(那覇)は島嶼の防災対策にも力を入れ、このほど自治体や在沖米軍と共同で図上・実動訓練「美(ちゅ)ら島(しま)(沖縄)レスキュー」を実施した。同訓練の取材と併せて3自衛隊の主要部隊も研修し、「美ら島の護(まも)り」に当たる第一線部隊の現状に接した。(榎園哲哉)
「美ら島レスキュー」は、沖縄本島沖で大規模地震が発生し、続いて巨大津波が起きたことを想定して那覇駐屯地などで実施された。5回目の今回は過去最大の102機関・約770人が参加。初めて沖縄県と共催、また在沖米軍も初めて図上訓練に加わった。
図上訓練会場の那覇駐屯地体育館では、関係各機関の隊員・職員が慌ただしく調整などに当たっていた。初日は「発災~6時間」の初動の情報収集など、2日目は「24時間後~31時間」の・・・
防衛関連ニュース
日ミャンマー将官級レセプション
小野寺防衛相も出席 両国の友好、さらに強化
(2017年8月21日)
2017年9月11日更新
レセプションであいさつするミャンマー国軍のエー・ウィン陸軍中将(壇上マイク前)。右端は小野寺防衛相(8月21日、東京都港区のANAインターコンチネンタルホテル東京で)
日本財団が主催し、2014年度から毎年行われている「日本ミャンマー将官級交流プログラム」の来日歓迎レセプションが8月21日、都内のホテルで開かれ、小野寺防衛相、統幕副長の本松敬史陸将など省幹部ら約100人が出席した。現職の防衛相が参加するのは初めて。
開会に当たり、日本財団の笹川陽平会長が「防衛省にはこれからもプログラムにご協力を賜り、両国間の重要な役割を担っていただきたい」とあいさつ。来日した10人を代表して、ミャンマー国軍司令部監察局長で訪日団長を務めるエー・ウィン陸軍中将は「温かい歓迎を受けて光栄だ。このプログラムによって両国の友好関係は一層強化される」と語った。
続いて小野寺大臣が「笹川会長をはじめ各界の皆さまが、両国間の協力関係の発展のために尽力いただいているおかげで、防衛当局間でも歴史的なつながりを深めることができる」と関係者に謝意を表した。
最後に・・・
防衛関連ニュース
アデン湾の海自水上部隊 民間船舶護衛800回を達成
(2017年8月28日)
2017年9月11日更新
1次隊からの民間船舶護衛で通算800回を達成し、護衛艦「てるづき」のヘリ甲板上に「800」の人文字を描いた海賊対処水上部隊27次隊の隊員(8月28日、アデン湾で)
【統幕】ソマリア沖・アデン湾で海賊対処任務に当たる海自水上部隊27次隊(司令・近藤匡1佐)の護衛艦「てるづき」(艦長・橋本聖一2佐以下乗員約190人)は8月28日、1次隊からの累計で民間船舶の「通算護衛800回」を達成した。
同水上部隊は平成21年3月に1次隊の護衛艦「さざなみ」「さみだれ」が日本関係船舶に限定して護衛活動を開始。同年7月からは海賊対処法に基づき、2次隊の護衛艦「はるさめ」「あまぎり」により・・・
防衛関連ニュース
内閣府調査「防衛に力を」最高36.2%
2017年9月11日更新
内閣府が8月26日に公表した「国民生活に関する世論調査」によると、政府が力を入れるべき政策(複数回答)に「防衛・安全保障」を挙げた人が36.2%(前年比4.3ポイント増)に上り、過去最高となった。北朝鮮情勢が大きく影響しているとみられる。
調査は1957年度からほぼ毎年実施。今年は6~7月に全国の18歳以上の男女1万人を対象に行われ、6319人(63.2%)から有効回答を得た。