2012-04-21
GHQ憲法はカルト宗教![Comments Comments]()
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レヴィのマルクス宛の手紙
「メシアは団結せるユダヤそれ自身である。宇宙の支配は他人種の統一に、各個独立主義の城壁たる国境及び君主制の廃止と、ユダヤ人に対し、随所に市民的権利を認むる世界共和国の建設によって保たれるであろう。全然同一種族でかつ全く同一の伝統的統治をうけているイスラエルの子孫、しかも特殊国家を形成していないイスラエルの子孫は、爾後地球の全表面に広がり、この新しい人類社会の組織の裡(うら)に到るところ何等の抵抗なく指導要因となるであろう。殊に彼等の中のある学者の堅実なる指導を労働大衆に課するに至ったならば尚更のことである。世界共和国を建設したならば、国家の統治権は無産者の勝利によって何等の努力を要せずしてイスラエル人の手に移る。ここにおいて私有権は到るところ公共財産を管理するユダヤ人の支配によって廃止せらるるに至るべく、かくてメシアの時代の到来せる時、ユダヤ人は全世界の人民の財産をその鍵のしたに掌握すべしというユダヤ伝統の約束は実現せらるるものと信ずる」
キリスト教社会の王政打倒やプロレタリアート支配、私有財産の廃止、インターナショナリズムです。モーゼ氏によるとマルクス主義は虚構理論なので日本のインテリ層が見抜けないはずはないが、宗教的呪縛力があるので信者を集められるとしています。
このマルクスの虚構理論をベースにしたのが、日本国憲法と呼ばれるGHQ憲法です。戦後占領下、GHQ内にフランクフルト学派と呼ばれる知識人向けマルクス主義者が跋扈しており、彼等がGHQ憲法を作りました。GHQ憲法では天皇を象徴としているので「王政の打倒」と違うではないかと思われるかもしれませんが、実は革命を2段階に分けて、2段階目に皇室を廃止する予定でした。「私有財産の廃止」についてはGHQ憲法の最初の草案に土地の国有化がうたわれていたのです。これはさすがに削除されました。憲法前文はユダヤ人のインターナショナリズムがうたわれており、GHQ憲法全体にも日本らしさも何も感じられないでしょう。
このGHQ憲法の熱烈な支持者はやはりカルト性を感じます。私の知り合いで九条信者がおり、外国が攻めてきたらどうするのか?戦わないのか?と聞くと「死ぬよ」とあっさり答えます。人間の本能を無視できるのはカルトの域でしょう。「軍備を持たないことによって攻撃されない」というのをうたう人もいるようですが、国家間でそんなバカな話などなく歴史的にも軍備が劣っている国は侵略を受けています。人間の種族防衛本能を無視するカルトです。
護憲論者と言えば大江健三郎氏があげられます。
「民主主義的なるものの根本的な逆転が、思いがけない方向からやすやすと達成される可能性は大きいだろう。そのとき、『天皇は、日本国の象徴であって、この地位は主権の存する日本国民の総意に基づく』という憲法の言葉は、そのまま逆転のための根本的な役割を荷いうるだろう」
経典に従って物事を考えているようです。カルトです。
戦後占領下でGHQ憲法批判は一切封じられ、主権回復後もフランクフルト学派の思想が教育界や言論空間に浸透し、GHQ憲法は宗教の経典となったようです。私も土井たか子のマドンナブームのときによくGHQ憲法はすばらしい!とマスコミが囃し立てていたのを覚えており、「いいものなんだ」と漠然と思ったものです。多くの人は洗脳されているでしょう。おそろしい宗教です。
参考文献
総和社「日本は憲法で滅ぶ」渡部昇一(監修)
岩波新書「沖縄ノート」大江健三郎(著)
国立公文書館 松本委員会憲法改正案とマッカ-サ-草案 http://www.archives.go.jp/exhibition/digital/saiken/shousai/1_8.html?num=8
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