続き 皇室が2000年続いた理由
「私〈寛仁親王殿下〉は伯父様〈高松宮殿下〉をずっとお手本にしてきたところが
あって、こういう言い方は申し訳ないんだけれど伯父様を水先案内人と心得て
あって、こういう言い方は申し訳ないんだけれど伯父様を水先案内人と心得て
やってきました。
中でも伯父様が生前よくおっしゃっていたのは、皇族というのはいにしえの
中でも伯父様が生前よくおっしゃっていたのは、皇族というのはいにしえの
昔から国民に守られてきたんだ、ということです。
京都の御所を見てもそのことがよく分かる。あそこはどこからでも侵入
できるし、外国の城のような大きな濠もなければ、高い塀もない。ところが
長い年月、泥棒が入るでもなくずっとあのままの佇まいで在りつづけて
いるわけです。伯父様は、そのことを見ても皇室がいかに国民によって
守り育てられてきたかが分かるとおっしゃっていました。私もその通り
だと思います。」
(寛仁親王殿下「皇室と日本人」『文嚢春秋』93年7月号)
(寛仁親王殿下「皇室と日本人」『文嚢春秋』93年7月号)
また、皇居や御所が過剰に警備されていることに対して、高松宮は喜久子
妃殿下に次のように語っていた。
「皇族というのは国民に護ってもらっているんだから、過剰な警備なんか
いらない。堀をめぐらして城壁を構えて、大々的に警護しなければならない
ような皇室なら、何百年も前に滅んでいるよ」(『文嚢春秋』98年8月号)
多くの王は軍事力によって守られていた。高い城壁に深い堀を巡らし、
軍事要塞に住むことによって安全が保たれていた。軍事力によって守
られる者は軍事力によって倒される運命にあったわけだ。しかし、
軍事力を持たずに、国民によって守られてきた日本の皇室は軍事力に
よって抹殺されることはなかったということになろう。
そして皇室が国民に守られてきたのは、天皇と国民の間が強い信頼関係で
結ばれていたからにほかならず、それを可能にしたのは、例外はあるも
歴史的に 天皇は政治に関与せず、主な御役割は民の幸せを願う
ことであったことによる。
天皇に「私」はなく、民全体の幸せのためにあり続けてきたのだ。その
ことは、天皇の御日常が質素であり続けたことからも察することができよう。
世界中の王宮が賛沢の極みであることと、1000年以上 天皇の居所として
使用された京都御所が質素の極みであることを比較すれば容易に理解
することがでる。
皇室が長年存在してきたことはその他にもたくさんの要素があると思うが、
日本の歴史を通して皇族方の担ってこられた御役割もその重要な要素の
一つであることは、本書を読んでいただいて理解していただけたことと思う。
とにもかくにも、これほど長い歴史を持つ皇室が、現在もしっかりと存在して
いることは、私は日本人として大変誇りにしており、途中で廃絶させること
なく大切に継承させてきた先人たちに、最大の敬意を表わさずにはいられない。
そして 天皇とは男系によって継承されるものであり、男系によって継承され
てきた 天皇こそが「万世一系の天皇」である。なぜ先人たちが男系継承に
こだわってきたかについては既に述べたのでここでは繰り返さない。
しかし、もし男系でない天皇が誕生したとしたら、それは「万世一系の天皇」
とは似て非なるものであり、その時点で「万世一系の天皇家」は断絶した
ことになる。したがって、皇統は絶対に男系によって継承されなくては
ならないと断言して結語としたい。
竹田恒泰著「皇族たちの真実」より
※「皇族たちの真実」はここで終わらせて頂ます。最後までおつきあい頂き
ありがとうございました。今日感じましたのは、私20何年前に奈良にある
竹田恒泰著「皇族たちの真実」より
※「皇族たちの真実」はここで終わらせて頂ます。最後までおつきあい頂き
ありがとうございました。今日感じましたのは、私20何年前に奈良にある
歴代の 天皇御陵を御参り(みささぎ巡拝)させて頂いた事がありました。
それは、天皇陛下、御皇室の大切さを、有難さを知りたくて御参りさせて
それは、天皇陛下、御皇室の大切さを、有難さを知りたくて御参りさせて
頂きました。(本を読んでも解らなかったからです。)あれから、皇居の
奉仕活動に偶々何回か参加させて頂き間近に 今上陛下」、美智子妃
殿下を拝見させて頂き感動した事を覚えています。
マッカーサーが 昭和天皇にあって私は紳士を見たと感動して玄関まで
マッカーサーが 昭和天皇にあって私は紳士を見たと感動して玄関まで
送ったと言われていますが、やはり普通の方ではないのではと思います。
また 、皇族の子孫竹田の宮様の講演も偶々聞かせて頂きこれも奈良の
天皇御陵を御参りさせた縁ではないだろうかとこの頃感じている次第です。
時間が取れたらもう一度すべての天皇御陵(みささぎ巡拝)を御参りさせて
頂こうと思っています。よろしかったら皆様方も行かれませんか。
素晴らしいですよ。(御陵に御朱印?がありまして、全ての御陵を廻ら
れて御朱印を掛け軸にされておられる方もいます。