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Channel: 電脳工廠・兵器(武器,弾薬)庫
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[転載]超弩級科学ニュース レーザー核融合 なぜか全国紙は報道なし

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たまたま秋せつらさんの記事を見に行って知りました。
レーザー核融合は私のここ数年来の私の関心の対象です。
驚いていろんなニュースサイトを見ましたが該当の記事が見当たりません。
検索をかけると、日刊工業新聞と、愛知・静岡の地方紙、あとはgoogleニュース(引用記事)だけが報道していました。
とりあえず、「しづおかライフ」というところの記事を貼ります。
短いですが一番しっかりした内容が書かれています。
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レーザー核融合、連続反応に成功 光産業創成大学院大など  (2012/4/ 5 08:55)
 光産業創成大学院大(浜松市西区)は4日、浜松ホトニクスやトヨタ自動車などとの共同研究で、レーザー核融合反応を「爆縮高速点火」による手法で100回連続して起こすことに成功したと発表した。同手法での連続反応は世界初。効率良く大きな熱エネルギーを生み出す手法での達成に、同大学院大の北川米喜教授は「レーザー核融合発電の実現に向けた第一歩を踏み出せた」としている。
 レーザー核融合発電は、海水に含まれる重水素と三重水素を混合した燃料にレーザーを照射して核融合燃焼を起こし、そのエネルギーを発電に利用する理論。CO2を排出せず、原子力発電に比べ放射性廃棄物も極めて少ないため、次世代技術として注目されている。
 爆縮高速点火は、レーザーで燃料を一度圧縮してから、点火する手法で、共同研究では、レーザーの連続照射装置を開発。燃料の2対の重水素の薄膜を回転させ、2方向から照射することで、核融合反応を毎秒1回のペースで連続的に起こすことができたという。今後は実用化に向けて、レーザー装置の高出力化などに取り組む。
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イメージ 1
 
 
 
 
 
これが装置の一部、レーザー部分と思われる。
 
 
レーザー核融合のことは、「次々代に基幹エネルギーとなる可能性(2)」として、来週あたりに
記事を出そうかなと準備にかかっていた矢先のニュースです。
全国紙はこのニュースの重要さに気づいてないのか、それとも発表の方法が地味だったのかは分かりません。
原発の重要性は言うまでもありませんが、次々代の新エネルギーの大本命である核融合の実現に向けて物凄く大きい一歩前進があったのです。
この方式はアメリカで提唱されて、途中から日本(阪大)が独自の改善方法で頑張って世界をリードしていました。
アメリカは追い抜かれたことに対して、国家の威信をかけてとてつもない巨大な研究施設を作り、数年間で簡単に抜き返してしまいました。
ここでさらにまた斬新な改善方法によって、1秒間に1回で100回連続(つまり100秒間)の照射という驚異的な成果を挙げたわけです。快挙です。
これをさらに伸ばして、数日間とか連続運転ができるようになれば、初めて技術の完成(発電の実用化)が見えてきますが、もちろん解決しなければならない他の課題も少なからずあります。
 
このニュースの本当の重みを知って頂くには、核融合という話からしなければなりませんが、長くなるので、別の機会にします。
核分裂と違って、特にこの方法では次々に原料を補充しないと、反応が止まるだけですので「暴走」はあり得ませんし、発生する放射能は今の原発より何桁か小さい筈です。
 
実際に発電ができるようになるには、まだまだ先です。何年先とも言えませんが、
まずはこの朗報に、喜びを分かち合いましょう!
日本もまだまだやれるぞ!!

転載元: くにしおもほゆ


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