法案成立後も意図的な刷り込み
安倍首相が国民に対して真摯にその思いを伝えた記者会見を行い一夜明けた。
しかし、今日のテレビメディアは予想通り、首相の会見の模様を正しく伝えなかった。
特定秘密保護法を首相自ら国民に丁寧に説明しなかったことを謝罪した謝罪会見であるかのような印象操作をしていた。
TBS「朝ズバッ!」(2013/12/10)
「丁寧に説明すべきと反省」
「丁寧に説明すべきと反省」
小林悠アナ
「6時になりました。ニュースをお伝えします。安倍総理は会見で特定秘密保護法に対する懸念が根強いことについて、『私自身もっと丁寧に説明すべきだったと反省している』と述べ、国民の懸念を払拭するため、今後も丁寧に説明して行く考えを強調しました」
「6時になりました。ニュースをお伝えします。安倍総理は会見で特定秘密保護法に対する懸念が根強いことについて、『私自身もっと丁寧に説明すべきだったと反省している』と述べ、国民の懸念を払拭するため、今後も丁寧に説明して行く考えを強調しました」
安倍総理
「厳しい世論については国民の皆様の叱声であると謙虚に真摯に受け止めなければならないと思います。私自身がもっともっと丁寧に時間を取って説明すべきだったと反省も致しております。しかし・・・」
「厳しい世論については国民の皆様の叱声であると謙虚に真摯に受け止めなければならないと思います。私自身がもっともっと丁寧に時間を取って説明すべきだったと反省も致しております。しかし・・・」
「しかし」以降はフェイドアウトして聞こえなかった。
安倍首相は「しかし」の後、次のように続けた。
「しかし先ほど話をしましたように、今までの秘密について秘密の指定、解除、保全ルールがなかった、そこに問題があるんです。例えばいわゆるあの日米安保についての密約の問題。私は官房長官や総理を経験しましたが、その私も、あのいわゆる密約と言われた事柄について説明を受けなかった。
しかし今回はこの法律ができたことで、今後は変わります」
TBSは首相の回答の一部だけを切り取って悪意ある印象操作で視聴者を誘導しようとしている。
一国の首相は多忙なのだから、いちいち国民に直接説明する必要はない。
それはマスメディアの責任だろう。
マスメディアは職務怠慢どころか、国民のあらぬ不安を煽って法案反対キャンペーンを張った。
反省すべきはマスメディアであって、首相ではない。
それはマスメディアの責任だろう。
マスメディアは職務怠慢どころか、国民のあらぬ不安を煽って法案反対キャンペーンを張った。
反省すべきはマスメディアであって、首相ではない。
このあと、7時台で朝日新聞の朝刊記事を紹介。
朝日新聞(2013/12/10)
「首相会見 根拠示さず 秘密法『説明不足反省』」
「首相会見 根拠示さず 秘密法『説明不足反省』」
安倍首相の反省VTRをまた繰り返す。
杉尾秀哉
「説明不足だというふうに総理仰ってますけど、単に説明不足だという言葉だけで済まされるのかどうか。法案の中身そのものについて、同じ説明しか繰り返してなくて、法案そのものについて疑念が上がっているという状況のなかなので、じゃあ本当に説明不足で反省するという風に仰るんだったらどうして、要するに、前の国会の会期の内になんとしても成立させなけりゃいけなかったのか。継続審議になぜならなったのか、それについて説明もされるべきだと思いますね」
「説明不足だというふうに総理仰ってますけど、単に説明不足だという言葉だけで済まされるのかどうか。法案の中身そのものについて、同じ説明しか繰り返してなくて、法案そのものについて疑念が上がっているという状況のなかなので、じゃあ本当に説明不足で反省するという風に仰るんだったらどうして、要するに、前の国会の会期の内になんとしても成立させなけりゃいけなかったのか。継続審議になぜならなったのか、それについて説明もされるべきだと思いますね」
杉尾氏は安倍首相の会見を本当に見ていなかったのか。
風雲急を告ぐ国際情勢のなかで法案の成立は喫緊の課題だと言っていたではないか。
風雲急を告ぐ国際情勢のなかで法案の成立は喫緊の課題だと言っていたではないか。
安倍首相は成長戦略、日本版NSC、特定秘密保護法について説明し・・・
「(世界各国では特定秘密を保護する明確なルールがあるが)我が国がこうした秘密情報の管理ルールを確立してならなければそうした外国からの情報を得ることはできません」
「国民の生命と財産を守るためには、国家安全保障会議の設置とあわせて一刻もはやく特定秘密保護法を制定することが必要でありました」
とその必要性と緊急性を説いている。
安倍首相が反省の弁を述べたのは記者からの質問に対する回答であり、リップサービスの感じが強い。
それを鬼の首でも取ったように、その部分だけを拡大強調して報道するのは明らかに歪曲報道である。
つづいて東京新聞の紹介。
「秘密法に不安7割 内閣支持率急落47% 知る権利侵害」
潟永秀一郎(サンデー毎日編集長)
「下がるとは思っていたでしょうが、想定以上でしようね。ある程度のショックは広がっていると思いますし、だから、やっぱりねえ、さっき杉尾さん仰ってたけど、強引過ぎた国会運営には一定の批判は当然だと思いますね」
「下がるとは思っていたでしょうが、想定以上でしようね。ある程度のショックは広がっていると思いますし、だから、やっぱりねえ、さっき杉尾さん仰ってたけど、強引過ぎた国会運営には一定の批判は当然だと思いますね」
「強行採決」という言葉があるのは日本だけだそうである。(池田信夫)
しかも強行採決は民主党のお家芸だった。
http://blogs.yahoo.co.jp/nipponko2007/40506268.html
しかも強行採決は民主党のお家芸だった。
http://blogs.yahoo.co.jp/nipponko2007/40506268.html
朝日新聞も東京新聞も「特定秘密保護法」を「秘密法」と意図的に省略している。
これでは、「国益に関わる特定の秘密を保護する法律」ではなくて「都合の悪いものは秘密にする法律」という印象を意図的に読者や視聴者に刷り込む悪意ある報道である。
国民に正しい事実を伝えるジャーナリスの使命に悖る反日行為であると言えよう。
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安倍首相記者会見全文文字起し
http://synodos.jp/politics/6431
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