キジは日本固有の鳥で、美しく気高い感じはまさに国鳥にふさわしいです。
ところが、中国南部から東南アジアにかけて生息するハクビシンがいま外来動物として日本各地の森で異常に繁殖し、キジやヤマドリを食い荒らしています。
ハクビシンは夜行性の動物で、ハンターが狩ることはできません。
仮に狩ったとしても、ハンターにとって一文の利益にもなりません。
だから罠で捕えるしかないのですが、一体誰が罠を買って仕掛けてくれるのでしょう。
一方、キジはハンターが撃つ目的で、猟友会で繁殖させて山に放たれています。
放たれたキジのうち、厳しい自然条件に打ち勝った個体だけが生き延びますが、
さらにハクビシンが襲うようになりました。
これまでより多くのキジを放たなければなりません。
猟友会だけに任せず、地方自治体も繁殖させて放してほしいです。
ピンチを切り抜けて、さらに身近などこの山にもキジが棲む日本にしたいものです。
折しも鳥獣保護法が改正されようとしています。
ところが大切なキジの保護については、改正素案となる答申の文に何ら触れられていません。このまま見過ごすことはできません。
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