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夫婦別姓も日本ではあり得ない。
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婚外子相続差別 家族観の変化に沿う違憲判断
日本人の家族観の変化を踏まえた歴史的な違憲判断である。
結婚していない男女間に生まれた非嫡出子(婚外子)の遺産相続分を、結婚した夫婦の子の2分の1とした民法の規定について、最高裁大法廷は「法の下の平等」を保障した憲法に違反するとの決定を出した。
日本人の家族観の変化を踏まえた歴史的な違憲判断である。
結婚していない男女間に生まれた非嫡出子(婚外子)の遺産相続分を、結婚した夫婦の子の2分の1とした民法の規定について、最高裁大法廷は「法の下の平等」を保障した憲法に違反するとの決定を出した。
「区別する合理的な根拠は失われた」との理由からだ。最高裁は1995年、民法のこの規定を「合憲」と判断した。今回、正反対の結論になったのは、婚外子を巡る状況の移り変わりを重視した結果と言えよう。
決定は、相続制度を定める際に考慮すべき要件として、国の伝統、社会事情、国民感情を挙げた。そのうえで、これらの要件は「時代と共に変遷するため、合理性について不断に検討されなければならない」との見解を示した。
民法が国民生活に密接に関わる法律であることを考えれば、当然の指摘である。
近年、婚外子の出生が増えている。シングルマザーという言葉も定着した。事実婚も珍しくなくなった。婚外子を特別視する風潮は薄れているだろう。住民票や戸籍の続き柄の表記では、出生による区別が既に廃止されている。欧米では相続格差の撤廃が進み、主要先進国で格差が残っているのは日本だけになっている。
違憲判断は、こうした流れの延長線上に位置づけられよう。今回の決定で特徴的なのは、婚外子の権利保護を最優先に考えるべきだという姿勢を色濃くにじませている点だ。内閣府の昨年の世論調査でも、婚外子に対し、法律上、不利益な扱いをしてはならないと考える人は61%に上っている。
「父母が婚姻関係になかったという、子にとっては自ら選択・修正する余地のない事柄を理由として、その子に不利益を及ぼすことは許されない」。最高裁のこの判断を、多くの国民は違和感なく受け止めるのではないか。
「父母が婚姻関係になかったという、子にとっては自ら選択・修正する余地のない事柄を理由として、その子に不利益を及ぼすことは許されない」。最高裁のこの判断を、多くの国民は違和感なく受け止めるのではないか。
婚外子の相続格差の規定は明治時代に設けられ、戦後の民法に受け継がれた。法律婚の重視という伝統的な結婚観が根底にある。相続分を半分にするという規定が、結果として婚外子の差別を助長してきた面は否めない。最高裁の決定を受け、菅官房長官は「立法的手当ては当然だ」と語った。早ければ臨時国会に民法改正案を提出する方針だ。速やかな改正を求めたい。(2013.9.5 読売新聞社説)
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「速やかな改正を求めたい」というこの読売の社説はよい記事だから取り上げたのではありません。読売にしては左翼的違和感があるのであえて取り上げました。
「子にとっては自ら選択・修正する余地のない事柄を理由として、その子に不利益を及ぼすことは許されない」。最高裁のこの判断を、多くの国民は違和感なく受け止めるのではないか。
子供にとって自ら選択・修正の余地がない、というもっともらしい理由で「国民は違和感なく受け止める」とありますが、「法の下に平等」の占領憲法の行き過ぎた解釈であろうと思います。例えば可愛い顔して生まれた女性、醜い顔をして生まれた女性がいたとすればこれは持って生まれた宿命でありどうしようもないことであります。
嫡出子と非嫡出子として生まれたのも、お金持ちに生まれたのも貧乏で学校にも行けない家庭に生まれたのもある意味で宿命です。どうしようも変えられない宿命でも運命は自らの在り方次第で変わります。昔から、どういう逆境にあっても本人が努力して運命を自ら変えて成功した人はたくさんいます。非嫡出子に生まれたものは宿命です。生まれ方は不幸であってもその後の生き方次第ではいくらでも成功を勝ち取ることが出来ます。
ケースバイケースですが、往々にして嫡出子は親の面倒をみて、身を削って介護を長年やってきた方が多い。そういう方にすれば何もしてこなかった他人のような非嫡出子と同じ相続配分では納得できるわけがありません。
「時代と共に変遷するため、合理性について不断に検討されなければならない」
「近年、婚外子の出生が増えている。シングルマザーという言葉も定着した。事実婚も珍しくなくなった」
「欧米では相続格差の撤廃が進み、主要先進国で格差が残っているのは日本だけになっている」
家族の在り方は日本においては本来変えてはいけないものでした。戦後、日本弱体の一環で大家族から核家族へ、さらには核家族がそれぞれバラバラの「個」へ変遷し、日本本来よさが壊されました。
時代の変遷という言葉で壊し、個人主義的欧米と家族的日本を一緒に論じ、事実婚まで認めるような社説を書く読売のこの記事は左翼思想による日本破壊が出ています。
欧米は欧米、日本は日本です。婚外子を差別と言い立て、こういうのを格差と言って対立構造を煽るのはまさにバカ左翼の手法であります。たとえ世界で日本だけになってもよいではないか。日本は日本らしく、本来の家族を大切にしていくべきでありましょう。
こんな判決で非嫡出子が暗に公認されたようになれば、非嫡出子が余計増えていくかもしれません。そんな日本にしていってよいのか。
マスコミやそれにおもねる政治家や左翼思想の連中はこの判決に喜々とし、「すみやかな法改正」とは、日本を取り戻す本来の意味を理解できないのでありましょう。