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Channel: 電脳工廠・兵器(武器,弾薬)庫
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[転載]世界は日本を必要としている。

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■1.世界は日本を必要としている■

     日本の若者が祖国の文化の豊饒を十分に知らず、いや、日本
    そのものが偉大な独立国家にふさわしい役割を国際場裡で果た
    そうとしないありさまを見て(中略)、私は驚きと失望を禁じ
    得ないのであります。

 著名な作家であり、フランス国営文化放送プロデューサーとして
紫式部から三島由紀夫まで多くの優れた日本文化紹介番組を送り出
したオリヴィエ・ジェルマントマ氏は語る。

 ジェルマントマ氏をかく言わしめるのは、今まで40近い国をめ
ぐり歩いた経験から、「我らが地球は、もしも文化的・精神的に新
飛躍をとげざる限り明日はないも同然」という現代文明に
対する痛切な危機感を抱いたからである。

     世界のひと握りの人間が死に金を積み上げて、その上にどっ
    かとあぐらをかき、たらふく食って身動きもならないありさま
    であるのにひきかえ、何億という老若男女が飢えて、食する物
    なき惨状なのであります。かと思えば、先進諸国では、暴力、
    人種間の怨恨、強姦、麻薬などが増大する一方、日本でさえそ
    の例外ではないのです。これが「進歩」でしょうか。

 そして言う。「現代人をして守銭奴以外の何者かたらしめるため
には世界は日本を必要としている
」と。

■2.風と木々の生きた気配■

 一体、日本に何ができると言うのだろうか。ジェルマントマ氏は
自らの日本体験を語る。

     ある雨もよいの日、筑波山神社に詣でました。山中で迷い、
    そのとき、再び神々の力を感じたのです。霧のなかにひとりさ
    まよい、風と木々の生きた気配にかこまれたとき、直感として
    胸に閃いたのです。私共の先祖ゴール人(もっと遡ればケルト
    人)がキリスト教以前に持っていた信仰は、きっと、神道に近
    いものだったに相違あるまい、と。

     そして、それこそはまさに、神道のなかに普遍的な姿が感じ
    られる証というべきではありますまいか。この何かが、あなた
    がた日本人には託されているのです。

 日本には、「風と木々の生きた気配」を感ずる文化がかろうじて
残っている。しかし、それ以外の国々では、科学の進歩の過程で、
「人間と天の間に有史前の最も遠い昔から結びあわされてきた絆」
が失われてしまった。

     いかに、いま、人間が霊性の世界を必要としているのか、そ
    のことは、これを忘却したがゆえに窒息状態にある我々西欧人
    が誰よりもよく知っている。

■3.日常茶飯事の中の美■

 この霊性の世界を取り戻すのに、人里離れた自然の中に入り込む
必要はない。それは、ごく身近な生活の中に自然の美を生かす事で
も回復できる。ジェルマントマ氏は、そこにも日本文化の精髄を見
る。

 比叡山を歩いている途中、驟雨に見舞われ、駆け込んだ旅館で食
事のもてなしを受けた。

     見れば、中央に、一匹の焼き魚が、小舟の姿に似せてぴんと
    反りを打たせ、周囲に漆器の小鉢が点々と配されています。そ
    の一つ一つに、野菜、根菜、山菜のたぐいが盛られ、まるでブ
    ーケのよう。(中略)最後に添えられた林檎は、何の変哲もな
    い代物が、ここでは皮を剥ぎ、刻まれて、花咲ける姿と化して
    いるのです・・・・・。

     なんだ、つまらない、と皆さんはお考えかもしれません。
     これほどの調和も、あなたがたにとっては文字通り日常茶飯
    事でありましょうから、西洋人にとっては日常生活の中にかく
    も素朴にして強力な美を見いだすことが、いかに深い悦びであ
    るか、それをお伝えできないもどかしさに私は苦しむのです。 
   

 フランス人の美的感性と、ソルボンヌ大学で美学博士号をとった
教養は、我々の見過ごしがちな所に、かくも「素朴にして強力な
」を見いだす。

     これほどの能力を生来身につけていながら、皆さんは、ただ
    それを当然のことと見なし、いかにそれが豊饒を約束するもの
    であるかに気がついておられない。より大きな、心の豊かさを
    求めるうえに、このように素朴な小径ありというのに、そして
    日本民族の、かかる天性をもって、これをさししめすことで、
    どんなにか皆さんは、二十世紀末の人類を救済しうるのに、と
    思わずにはいられません。

■4.現代文明の危機■

 自然と心を通わせ「風と木々の生きた気配」を感ずる、日常の中
で、ささやかな美を愛でる、これらは我々の祖先が有史以来、この
列島で繰り返してきたことであり、また現在でもその気になれば、
すぐにでもできることである。

 そのような自然の生命や美への共感を感じている時に、我々の心
は「空と沈黙」に満たされる。それは、現代文明が物質的欲望と自
然への征服意志の過程で忘れてしまったものだ。核戦争や地球環境
破壊など、現代文明の危機はここから来ている。

 我々がこうした危機を脱するには、我々の心に「空と沈黙」を取
り戻し、古代人の持っていた「天との絆」を回復するしかない。
アメリカ・インディアンこそは「おのれの棲み家とするこの大地の声
に耳を傾ける事を尊んだ、天与の種族であった」。

しかし、そのインディアンを亡ぼしたアメリカを、我々は現代文
明のモデルとしている。

■5.日本列島に閉じこもったきり■

     日本民族の勇気、万邦安寧の礎たらんとする熱誠、自然や神
    々との緊密な結びつき、歴史の連続性、文化の奥深い独創性な
    どからして、日本こそ、明日の文明の座標軸の一つとなってし
    かるべきではないでしょうか。

     しかし、ここ数年来というもの、あなたがたのことを考えて
    は、私は驚きを禁じえないでまいりました。なぜ皆さんが、か
    くもご自分自身について疑い、ルーツから遠ざかっていらっし
    ゃるのか、理解に苦しむのです。日本の皆さんは、人類史上最
    大の精神文化の一つの継承者です。

     大いなる霊性の指導者たちは、世界を飛びまわって、メッセ
    ージを発しつづけています。ローマ法王や、ダライ・ラマをは
    じめとして、これらの指導者がそのためにフランスに見えるこ
    ともしばしばです。しかるに神道は、日本列島に籠もったきり、
    出てこようとはしないのです。

     世界の歴史を見れば、偉大な諸文明の遺産は、最後にはすべ
    て人類共有のものとなることはあきらかではありませんか。
    

     何故、もっと重要な役割を国際場裡で果たし、もっと毅然と、
    千古脈々たる「大和魂」を発揚しようとはなさらないのですか。 
   

    「我々は積極的に世界の諸問題に介入すべきである」という思
    考方法を身につけたとき、日本人が日本を見る見方は、一変す
    るでありましょう。

 前節の「ルーツ」という言葉に注目したい。それは前号で皇后様
が使われた「根っこ」という言葉に通ずる。日本人の「根っこ」を
掘り下げていけば、それはインディアンやゴール人にもつながる。
そしてそれを通じて、我々は「天との絆」を回復できるのだ。そこ
にこそ、人類の文明を救う道がある。

■6.我々は何をすべきか?■

 そう言われても、現代の日本人は当惑してしまうだろう。一体何
をすれば良いのか、と。

 しかし我々の祖先は、ちゃんとその為の道を残してくれている。
誰でも、どこでも、数分でできる事である。それは短歌を鑑賞し、
創作することである。

    新しき羽を反らして息づける飛翔間近の青スジアゲハ

 今年の歌会始めの儀で、史上初めて中学生として選ばれた中尾裕
彰君の詠進歌である
。夏休みの宿題で観察していたアゲハチョウが
今まさに飛びたとうとする一瞬を、同じいのちとしての共感を持っ
て詠んだ歌である。

 我々の祖先は、このような歌を詠むことによって、「風と木々の
生きた気配」を感じ、ささやかな美を愛で、また友や肉親と心を通
わせてきた。

 たとえば、次の無料メールマガジンを購読すれば、騒がしいオフ
ィスでも、留学先のアパートでも、わずか数分で、我々のルーツに
遡り、自然の恵みを感じ、そこから自分の生の意味、生き甲斐を感
じ取ることができる。それは物質的欲望に支配された現代文明から、
自分自身を解放する道である。
 


 
 
私は移民ももちろん反対だし、外国人留学生の格別に優遇した、大量受け入れも反対です。
 
しかし、外国人留学生に関しては、相当数でも、厳選した学生を審査し、この上記の記事のような、日本的価値観、神道とは何かなどを徹底的にそれらのエキスパートが叩き込むことを条件とすれば、それらの留学生が将来祖国に帰ったとき、日本に対する敵対心はなくなるのではないかと考えています。
 
戦前の日本もイギリスやドイツ、米国でそのような留学経験を経て諸外国への憧憬の念から日本的価値観を薄められて、それが敗戦の原因にもなったと言われている点があります。
 
それなら逆に日本的価値観を相手を選び教育して世界に放つことは、ひとつの軍事問題の解決、安全保障上の利益にも繋がると考えます。
 
たしかに外国人留学生はスパイ同然の立場で日本に溶け込んでいる現状がありますので、そこは改善させる必要はありますが、物質文明に冒された世界を救う事が出来て、戦乱を避けることが出来る価値観を有する国は世界に日本しかないというのは真実でありましょう。
 
 

転載元: My favorite ~Osaka, Japan~


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