羅針盤の無い航海
2009/7/21(火) 午後 8:50最近の記事練習用 Yahoo!ブックマークに登録
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(美空ひばりの歌碑で有名な塩屋崎灯台・・・福島県いわき市)
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連休明けの1週間のスタートとなった今日、予定通り衆院が解散となりました。
政権交代を信じて疑わないマスコミは、嬉しくて嬉しくて気もそぞろなのかと思うほど、民主党の提灯を持つような浮かれた論調で解散を報じています。
この連中には国がどうなるか、国をどうするべきか、国はどうあるべきかの根本的な命題や問題意識は持ち合わせていないようであります。
“左翼が多い”彼らにあるのは、自分たちにとって何かと御し易い“左翼が多い”民主党が与党になる政権交代への待ちに待った思いだけであり、自分たちを実質支配している公明党創価学会にしても、民主党と連立を組んで連立与党になることは間違いないことは分かっていますから、まさに『我が世の春』の到来を待ち望む高揚した気分に浸っているのでしょう。
このように、国民の世論を担うべきマスコミはマスコミで自分たちの都合しかなく、国民生活に責任がある当事者である政界に於いても、民主党は民主党で自分たちの都合、自民党は自民党で自分たちの都合、公明党は公明党で池田御本尊の都合等々、所詮は国家と国民不在の、エゴのぶつかり合いでしかない解散劇としか不肖敬天愛人の眼には映りませんでした。
日本を船に例えれば行き先も航路も分からず、ただ大海を漂流しているだけの難破船なのかもしれません。
『船頭多くして船進まず』という言葉がありますが、誰も明確に日本丸の進むべき道筋と目的地を示せる者が居ず、あっちの方角だ、こっちの方角だと掛け声を掛けるだけの無責任な船頭しかいないのが、今現在の日本の姿であります。
羅針盤を持たないのですから、とりあえず中韓の方角に行けば波が穏やかだぞ、アメリカの方角に進めば大波が待っているぞ、北朝鮮の方角に進めば岩礁にぶつかるかもしれないと極めて目先の進路だけを目指すその場しのぎの航海ですから、船の漕ぎ手である国民は船を漕ぎようにも、どうして良いか分からない状況でもあります。
大海の荒波に漂流する船長不在の難破船の乗組員となってしまった以上、我々乗組員ができることは、自らが羅針盤となり、その羅針盤に基づいて自己責任の下に船頭や船長を選択するしかありません。
自らが羅針盤になるということは船(=国)の行く末に責任を持つということであります。
自分の羅針盤が間違っていたということは許されません。
羅針盤が無かった昔は、夜空に輝く星の位置を見て進むべき方角を見極めながら航海を続けたそうです。
偶然にも46年ぶりに皆既日食が見られる今、お空(宇宙)と自分の羅針盤(知性)を照らし合わせて自分たちの正しい航路を見出すことが必然的に求められているのだと思います。
この事を不肖敬天愛人は、自分の選挙区で党派を問わず人物本位で投票する人を選ぶことだと理解しています。
自民、民主、公明、社民、共産、国民新党、幸福党のメジャーから泡沫まで多彩でありますが、有権者が党派にこだわらずそれぞれのマニフェスト(=灯台)を熟読した上で人物本位に選んでいけば、決して国民が不幸になる選択にはならないと微かな希望を抱いております。
組織票に依存している政党にとって一番怖いのは投票率の高さであります。
投票率は高くなればなるほど組織票は埋もれて行くことになります。
それには、自覚と認識を持った良識(=羅針盤)ある有権者の理性に多いに期待したいと心底思っています。
灯台下暗し、と言いますが自分の足元(国家の防衛と安全保障を優先する「まず国ありき」)の精神を忘れなければ、羅針盤も灯台も我々日本人にはふんだんに用意されていると考えます。
私は有権者のバランス感覚に密かな望みを抱いています。
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