2月の朝雲ニュース
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「しらせ」物資輸送続く 氷状改善で豪の基地沖啓開中止 昭和基地沖約20キロ地点の「しらせ」と、建設資材を雪上車のソリに積む隊員(2月2日)
文部科学省は2月7日、第53次南極地域観測協力を行っている海自砕氷艦「しらせ」(1万2650トン、艦長・中藤琢雄1佐以下約175人)が復路に行う予定だった南極の豪モーソン基地沖の航路啓開について、海氷の状況が改善したため実施しないと発表した。モーソン基地では険しい海氷のため豪船が近づけず、燃料補給・物資輸送ができなかったことから、豪政府が日本に対して同基地沖の海氷の啓開を要請していた。 一方、昭和基地沖への接岸を断念した「しらせ」は2月7日現在、同基地から西北西約20キロ地点に停留、雪上車や搭載のCH101輸送ヘリによる物資輸送を続けている。 観測隊の越冬に必要な物資を優先して空輸しているほか、観測機材などの大型物資は雪上車を使って輸送。作業の進ちょく状況をにらみ、今後は昭和基地の持ち帰り廃棄物を「しらせ」に運ぶことを検討する。 |
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南スーダンPKO 空自C130 器材積み現地着
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防研 研究成果生かし「太平洋戦争史」
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防衛医学セミナー 大震災テーマに開催
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中国4艦が太平洋へ 2月3日午前9時ごろ、海自5空群(那覇)のP3C哨戒機が、沖縄・宮古島付近の海域を東シナ海から太平洋に向けて南東進する中国海軍艦艇4隻を確認した。 同海域を通過したのは、「ジャンカイⅡ」級フリゲート(満載排水量3900トン)1=写真、「ジャンウェイⅠ」、同「Ⅱ」級フリゲート(同2250トン)3の計4隻。 中国海軍艦艇が沖縄本島と宮古島の間を通過するのは昨年11月以来約3カ月ぶり。中国国防部はホームページ上で、中国海軍の軍事演習を2月上旬、西太平洋で実施、定例訓練であり国際法に則ったもの、としている。 |
2/9日付 | ニュース トップ |
露軍機が日本海南下 露空軍機航跡図(1月31、2月6日)
ロシア空軍のイリューシンIL20型電子偵察機1機が1月31日と2月6日、ハバロフスク州方面から日本の領空に接近、北海道沖の日本海側を南下して奥尻島、秋田、佐渡、能登半島、舞鶴沖に沿って飛行したため、空自の北空、中空、西空のF15戦闘機などが緊急発進して対応した。 両日とも同じ飛行パターンで、露軍機は山陰沖から北西に針路を変えて日本から離れ、自国領方面に戻った。 領空侵犯には至らなかったが、統幕は空自機が撮影した偵察機の写真と航跡図を公開した。 |