最近読んだ食事に関する本に、こうあった。
昔はなんでも地産地消だった。お豆腐だって、鍋を持って買いに行ったものだ。
野菜は自分で育てるか、地元の農家から季節季節のものを求めていた。
フランスのパン屋さんなんて、近所の人にいきわたる量だけを毎日焼いていた。
だから、防腐剤などの添加物など入れる必要などなかった。
それが、いつしか、工場で大量に生産される食品をごく当たり前に食べるようになった。
豆腐だって、パンだって、本来の味や風味を提供するより、流通に耐えるような形にするのが最優先で、パック詰めされ、添加物が入れられるようになった。
人間に、アレルギーなどの健康問題が増えだしたのは、そのころからだ、と。
もちろん、今の時代、とりわけ、人口密集地で地産地消をすることはかなり不可能に近い。
それならば、国産の食材を使い、１からなるべく手作りすることならできるだろう。
以前、赤坂のある韓国料理屋でランチを取った時は、なんだか、ろうそくのロウを溶かして入れているような味がして、その日の午後ずっと吐きっぽかったことがあった。
買ったものには、何が入っているのかわからない、という当たり前のことを、いまらさ学んだのだ。
以来、会社には極力手作り弁当を持っていくようにしている。
主食だって、ご飯にすれば、米を買ってきて研ぎ、水を加えて炊くだけだ。何の苦労もいらない。
餃子が食べたければ、冷凍品など買わず、手作りすればいい。
キムチだって、自分で漬ければいい。
女性も外で働くようになったから、そんなに家事に時間と労力を割けない、と言われるかも。
だったら、そのへんのリスク管理は各家庭に任せる。
民主党政権は、２０１１年に、韓国業者の言い分をのみ、事前登録すれば韓国産キムチの衛生検査をむこう３年間免除するという、日本人の健康なんかまったく考えていない、おそろしい制度を作ってしまった。
鰻なんて、調理されたものが、支那産か日本産か区別できる人がいたら教えてもらいたいものだ。
日本人はおひとよしだから、表示ラベルを信じてしまうが、ラベルを信じる方がバカだと、日本人をだまして笑っている外国人は世界中に沢山いる。