http://ameblo.jp/japangard/ 坂東忠信氏のブログより転載 2012年02月13日付
支那人VS大和人
みなさん、こんにちは。
私はあまり中国人を「支那人」と言いません。
これについて、たまに聞かれることがありますので、今日はそんなところを少々お話します。
日本はかの国の周辺海域を「南シナ海」「東シナ海」と呼びますが、中国は自分の国こそが世界の中心なので、これらを「南海」「東海」と呼びます。
おそらくあっちの国内で「支那」の名が残って使われているのは、英語の「China」くらいでしょう。
彼らの中には(日本にもかつてありましたが)西洋文明への根強い憧れと同時に、これを先に取り入れた日本への羨望とねたみがあります。
さらに、無意識のうちに日本を小国とし、「文明を伝えてやった属国」か「弟分」と感じています。
その日本に「シナ」といわれると腹が立つ、と言うのは、いろいろな原因があると思いますが、これがかつての彼らの住む地域を指していたのは間違いないでしょう。
その前になぜ「中国」なのかを調べてみました。
「中華」というのは、本来「中原華夏」という言葉から発生しています。
中原とは華北平原一帯の地名であり、華夏は漢民族の前身の華夏族を指します。
この広大な支配地域と由緒ある血統を持って中原華夏から「中」「華」の文字を取り出したわけですが、ここから生まれた中華人民共和国という国名をさらに略したのが「中国」なのです。
しかしこれとは別に、略称としてではない「中国」もあったそうですが、
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%9B%BD#.E5.8F.B2.E6.9B.B8.E3.81.AB.E7.8F.BE.E3.82.8C.E3.82.8B.E3.80.8C.E4.B8.AD.E5.9B.BD.E3.80.8D
しかしながらこれは国名としてはまだ100年にも満たない呼び名で、中華人民共和国建国は1949年。
120年もさかのぼれば、あのエリアは中国ではなく、満州人が支配していた清朝で、大帝国を築いたのはモンゴル人の元朝。
歴史を語る上で「中国4000年の歴史」などとはよく言われますが、
「坂東忠信300年の歩み」みたいな権威付けでしかありません。
「古代中国」などという単語自体も大間違いで、民族も入れ替わったあの地方の一貫性を示すなら地名としての「支那」か「中原」しかなく、「支那大陸4000年の歴史」「古代中原華夏文明」というのが正しいはず。
そもそも私が小学生のころは、かの国の歴史は3000年といわれていましたよ。
私の記憶では、インスタントラーメン「中華三昧」で初めて「中国4000年の味を秘めた幻の麺」なんて言いだしたのが、「4000年」説普及の始まりだったはず。
http://www.youtube.com/watch?v=FHl5pKERL5w
(↑ 18分50秒あたりから)
たった30年の間に1000年上乗せされているわけですが、あと10年もしたら、「中国5000年」になるかもしれません。
ちなみに、歴史の古い国に関して「古代フランス」「古代ドイツ」「古代イギリス」なんて言葉もあまり聞きません。
これらは1000年も遡るとそれぞれの国号もあやしくなり、当時その地に住む人たちも属する国も、国の概念も違うからで、王室の歴史が日本に次いで古いとされるイギリスでさえ、いまだに国民全体が納得できる国名はないそうな。
(逆に私たちは「にほん」でも「にっぽん」でも誰もが納得するあたり、いい加減にして完璧。)
ヨーロッパ地方では本当に古い「古代ギリシャ」「古代ローマ」は別として、総じて「古代ヨーロッパ」と表現されますね。
「古代アメリカ」というのも、あまり聞きません。
ふつうは「古代インカ・マヤ文明」と呼ばれます。
ではなぜ「古代日本」がOKなのかというと、一貫して皇祖皇宗から血脈をつなげる「みかど(天皇)」がいらっしゃるこの地に、一貫して住むのは日本人だからです。
現在生きている中国人に限って言えば、間違いなく中華人民共和国に生まれているのですから、彼らは「中国人」であることは間違いない。
しかし、本物の「中国人」とは、山陽山陰の中国地方に住む、日本の中国地方の方々であるはず。
講演でも、私は「中国」と口にするたびに、名称がかぶってしまった日本の中国地方の皆さんには申し訳ないとも感じているのですよ。
まあ、私が話すのは、現代中国の動きや現代中国人の性格などであり、講演参加者や読者の皆さんにも左翼の洗脳に生理的にとらわれながら現状に疑問を持ちはじめた入口にいる方もいらっしゃるので、私はその人たちが抵抗を感じない「中国」という言葉を使っています。
しかし私たちが大陸の一連の歴史を語るなら、また彼らがこの歴史の長さをアイデンティティとするなら「支那人」が正しい。
また、これを勘案して国際化したことに敬意を表しながら日本語表記するなら「チャイナ」しかない。
いや、「ちゃいな人」なんて、「支那人」より余計にバカっぽくて、呼ぶほうが気が引けます。
本人たちが喜んでくれるならそれでもいいのですが、自分の都合で歩んだ歴史とその評価を誇りとできない民族は、自分で自分を変えなければ、何と呼ばれても気に入らないでしょう。
そういえば、歴史にこだわりのある先輩刑事が犯人に「シナ人」といったところ、これまた歴史に詳しい中国人犯人がバカにして「大和人」と返したことがあります(笑)。
先輩刑事は「大和人と呼ばれて誇りを感じたよ」とのこと。
誇りある歴史を作った、我が国の先人に感謝します。
私はあまり中国人を「支那人」と言いません。
これについて、たまに聞かれることがありますので、今日はそんなところを少々お話します。
日本はかの国の周辺海域を「南シナ海」「東シナ海」と呼びますが、中国は自分の国こそが世界の中心なので、これらを「南海」「東海」と呼びます。
おそらくあっちの国内で「支那」の名が残って使われているのは、英語の「China」くらいでしょう。
彼らの中には(日本にもかつてありましたが)西洋文明への根強い憧れと同時に、これを先に取り入れた日本への羨望とねたみがあります。
さらに、無意識のうちに日本を小国とし、「文明を伝えてやった属国」か「弟分」と感じています。
その日本に「シナ」といわれると腹が立つ、と言うのは、いろいろな原因があると思いますが、これがかつての彼らの住む地域を指していたのは間違いないでしょう。
その前になぜ「中国」なのかを調べてみました。
「中華」というのは、本来「中原華夏」という言葉から発生しています。
中原とは華北平原一帯の地名であり、華夏は漢民族の前身の華夏族を指します。
この広大な支配地域と由緒ある血統を持って中原華夏から「中」「華」の文字を取り出したわけですが、ここから生まれた中華人民共和国という国名をさらに略したのが「中国」なのです。
しかしこれとは別に、略称としてではない「中国」もあったそうですが、
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%9B%BD#.E5.8F.B2.E6.9B.B8.E3.81.AB.E7.8F.BE.E3.82.8C.E3.82.8B.E3.80.8C.E4.B8.AD.E5.9B.BD.E3.80.8D
しかしながらこれは国名としてはまだ100年にも満たない呼び名で、中華人民共和国建国は1949年。
120年もさかのぼれば、あのエリアは中国ではなく、満州人が支配していた清朝で、大帝国を築いたのはモンゴル人の元朝。
歴史を語る上で「中国4000年の歴史」などとはよく言われますが、
「坂東忠信300年の歩み」みたいな権威付けでしかありません。
「古代中国」などという単語自体も大間違いで、民族も入れ替わったあの地方の一貫性を示すなら地名としての「支那」か「中原」しかなく、「支那大陸4000年の歴史」「古代中原華夏文明」というのが正しいはず。
そもそも私が小学生のころは、かの国の歴史は3000年といわれていましたよ。
私の記憶では、インスタントラーメン「中華三昧」で初めて「中国4000年の味を秘めた幻の麺」なんて言いだしたのが、「4000年」説普及の始まりだったはず。
http://www.youtube.com/watch?v=FHl5pKERL5w
(↑ 18分50秒あたりから)
たった30年の間に1000年上乗せされているわけですが、あと10年もしたら、「中国5000年」になるかもしれません。
ちなみに、歴史の古い国に関して「古代フランス」「古代ドイツ」「古代イギリス」なんて言葉もあまり聞きません。
これらは1000年も遡るとそれぞれの国号もあやしくなり、当時その地に住む人たちも属する国も、国の概念も違うからで、王室の歴史が日本に次いで古いとされるイギリスでさえ、いまだに国民全体が納得できる国名はないそうな。
(逆に私たちは「にほん」でも「にっぽん」でも誰もが納得するあたり、いい加減にして完璧。)
ヨーロッパ地方では本当に古い「古代ギリシャ」「古代ローマ」は別として、総じて「古代ヨーロッパ」と表現されますね。
「古代アメリカ」というのも、あまり聞きません。
ふつうは「古代インカ・マヤ文明」と呼ばれます。
ではなぜ「古代日本」がOKなのかというと、一貫して皇祖皇宗から血脈をつなげる「みかど(天皇)」がいらっしゃるこの地に、一貫して住むのは日本人だからです。
現在生きている中国人に限って言えば、間違いなく中華人民共和国に生まれているのですから、彼らは「中国人」であることは間違いない。
しかし、本物の「中国人」とは、山陽山陰の中国地方に住む、日本の中国地方の方々であるはず。
講演でも、私は「中国」と口にするたびに、名称がかぶってしまった日本の中国地方の皆さんには申し訳ないとも感じているのですよ。
まあ、私が話すのは、現代中国の動きや現代中国人の性格などであり、講演参加者や読者の皆さんにも左翼の洗脳に生理的にとらわれながら現状に疑問を持ちはじめた入口にいる方もいらっしゃるので、私はその人たちが抵抗を感じない「中国」という言葉を使っています。
しかし私たちが大陸の一連の歴史を語るなら、また彼らがこの歴史の長さをアイデンティティとするなら「支那人」が正しい。
また、これを勘案して国際化したことに敬意を表しながら日本語表記するなら「チャイナ」しかない。
いや、「ちゃいな人」なんて、「支那人」より余計にバカっぽくて、呼ぶほうが気が引けます。
本人たちが喜んでくれるならそれでもいいのですが、自分の都合で歩んだ歴史とその評価を誇りとできない民族は、自分で自分を変えなければ、何と呼ばれても気に入らないでしょう。
そういえば、歴史にこだわりのある先輩刑事が犯人に「シナ人」といったところ、これまた歴史に詳しい中国人犯人がバカにして「大和人」と返したことがあります(笑)。
先輩刑事は「大和人と呼ばれて誇りを感じたよ」とのこと。
誇りある歴史を作った、我が国の先人に感謝します。
坂東忠信