[北京 31日 ロイター] - [北京 31日 ロイター] 1989年に起きた天安門事件の犠牲者の母親らによるグループは31日、中国の習近平国家主席が政治改革に着手せず、中国を毛沢東時代に回帰させつつあると批判した。
このグループ「天安門の母たち」は、ニューヨークを拠点とする人権団体を通じて書簡を発表。「約30年間にわたった毛沢東の共産主義が犯した罪について、習主席が反省や後悔を示す姿は全く見受けられない」と指摘。「われわれが目にしているのは、毛沢東時代への回帰だ」と非難した。
「天安門の母たち」はこれまで、天安門事件について対話や見直しを行うよう、中国指導部に求めている。
習政権はインターネット上での表現の自由の弾圧や、反汚職活動家の拘束などを進めており、反対意見を受け入れる姿勢を見せていない。
このグループ「天安門の母たち」は、ニューヨークを拠点とする人権団体を通じて書簡を発表。「約30年間にわたった毛沢東の共産主義が犯した罪について、習主席が反省や後悔を示す姿は全く見受けられない」と指摘。「われわれが目にしているのは、毛沢東時代への回帰だ」と非難した。
「天安門の母たち」はこれまで、天安門事件について対話や見直しを行うよう、中国指導部に求めている。
習政権はインターネット上での表現の自由の弾圧や、反汚職活動家の拘束などを進めており、反対意見を受け入れる姿勢を見せていない。
天安門事件再評価求め、香港の民主派団体がデモ
読売新聞 5月26日(日)19時19分配信
【香港=吉田健一】1989年6月4日に起きた中国の天安門事件から間もなく24年となるのを前に、香港の民主派団体などが26日、同事件を「反革命暴乱」と位置づける中国当局に再評価を求め、香港島中心部で抗議デモを行った。
デモは毎年実施されており、今回は主催者発表で約1600人が参加。数時間にわたって繁華街をデモ行進した。街頭には、普通話(標準中国語)でデモ隊に声援を送る中国人もいた。「感謝香港」と書いた紙を掲げた男性(29)は「多くの中国人が事件の評価見直しは当然と思いながら、声を上げられないでいる。事件に関心を持ち続けてくれる香港市民に心からお礼を言いたい」と話した。
デモは毎年実施されており、今回は主催者発表で約1600人が参加。数時間にわたって繁華街をデモ行進した。街頭には、普通話(標準中国語)でデモ隊に声援を送る中国人もいた。「感謝香港」と書いた紙を掲げた男性(29)は「多くの中国人が事件の評価見直しは当然と思いながら、声を上げられないでいる。事件に関心を持ち続けてくれる香港市民に心からお礼を言いたい」と話した。